|| 倫敦納豆 08/06/08 (日)22:36
ウオッカ(4.1倍)、スーパーホーネット(4.1倍)、グッドババ(5.1倍)、スズカフェニックス(5.3倍)と完全に4強オッズ、続く5番人気はアルマダ(15.5倍)だった。 スタートとともに予想通りコンゴウリキシオーが前へ行く。アルマダも外から前を伺うが、ここでもう一頭内から出てきたのがウオッカ。いったんは2番手までやってきた。ウオッカは少しずつ位置を下げ、まずはアルマダの次の3番手に、ジョリーダンスがやってくると先に行かせ、アイルラヴァゲインと並ぶくらいまで下げた。 この後ろにはエイシンドーバーとグッドババがいて、スーパーホーネットは真ん中の外、スズカフェニックスはその後ろくらい。前半3Fは34秒6と平均程度だが、コンゴウリキシオーが単騎で少し後ろを離して逃げていることを考えるとややスローか。 直線に入ってもコンゴウリキシオーは3〜4馬身のリードがあった。だが坂を上がる段階で内からウオッカに迫られる。コーナーを回るあたりではブリッシュラックの調子がよさそうに見えたが、これは伸びずに後退する。外からスズカフェニックスとエアシェイディがやってきた。 だがコンゴウリキシオーをかわしたウオッカがそのまま後続を突き放し、3馬身半差で圧勝した。2着は内で粘ったアルマダ、3着は馬群を割って出てきたエイシンドーバー、外を回してきたエアシェイディとスズカフェニックスが4,5着となった。ちなみに「4強」の残り2頭のスーパーホーネットは8着、グッドババは失速して17着に終わった。
全体的に、東京コースにしては前有利、内有利だったように思う。スズカフェニックスあたりはその流れに苦しんだか。だが、そういった状況を活かす側になるか、状況に苦しめられる側になるかも実力のうちであろう。ウオッカは今まではほとんど後者であったように思うのだが、今回前者になることに成功した。これまでも好スタートを切りながらあえて後方でレースを進めたりしていたのだが(今回も多少は下げているが)、やはり前で戦えるのならそれに越したことはないと感じた。
また、今回は香港勢の前走との体重差が発表され、その上で「日本の計量は当日だが、香港は2日前」であることが伝えられた。競馬関連の本などでは、レース直前は体を絞り気味に仕上げるようなことを読んだ記憶があったので、「ならば香港での体重は重めに、日本での体重は軽めに出るのかな」と考え、香港から日本へ来る時に体重減は気にする必要なし、体重増は割引、と考えてみた。結果は… グッドババ(−15kg) 3番人気17着 ブリッシュラック(−21kg) 13番人気14着 アルマダ(+6kg) 5番人気2着 今回の結果を見る限りでは、日本の体重も香港の体重も同じように考えた方がよさそうである。
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