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[レース]
日付 レース名 開催 距離 斤量 資格 馬場 1着賞金
(万円)
2013/12/22 有馬記念 中山 芝2500 G1 3上国  20000

着順
馬名 性別 馬齢 生年 毛色 産国 斤量 タイム 偏差値
1200〜 距離 〜3200
実績
実績
Point
距離
Point

オルフェーヴル

2008 栗毛 57 2. 32. 3 60 ----======-1215 993 抹消
ウインバリアシオン

2008 鹿毛 57 2. 33. 6 53 -----======546 892 抹消
ゴールドシップ

2009 芦毛 57 2. 33. 8 52 ----=======1301 1207 抹消
ラブイズブーシェ

2009 黒鹿 57 2. 34. 2 50 ---=====---138 318 抹消
タマモベストプレイ

2010 栗毛 55 2. 34. 3 49 ---=======-258 609 抹消
カレンミロティック

2008 栗毛 57 2. 34. 3 50 ---========267 433 抹消
デスペラード

2008 鹿毛 57 2. 34. 3 50 ---========249 246 抹消
トゥザグローリー

2007 鹿毛 57 2. 34. 7 48 ----====---445 804 抹消
テイエムイナズマ

2010 黒鹿 55 2. 34. 9 46 --=====----134 162 抹消
10 ヴェルデグリーン

2008 栗毛 57 2. 34. 9 47 ---===-----126 74 抹消
11 アドマイヤラクティ

2008 鹿毛 57 2. 35. 3 45 ----=======192 313 抹消
12 ラブリーデイ

2010 黒鹿 55 2. 35. 5 43 ----====---781 774 抹消
13 ナカヤマナイト

2008 栗毛 57 2. 35. 7 43 ---=====---281 335 抹消
14 トーセンジョーダン

2006 鹿毛 57 2. 35. 8 43 ----====---659 865 抹消
15 ダノンバラード

2008 黒鹿 57 2. 37. 0 37 ---=====---297 231 抹消
16 ルルーシュ

2008 黒鹿 57 2. 42. 8
---=====---136 463 抹消

 [ 出走馬一覧・詳細 ]

レース回顧
 [ レースBoard ]
有馬記念 [ ☆レース回顧 ]
|| マラ男 13/12/23 (月)23:11  
今年の有馬記念の主役はファン投票一位オルフェーヴルで、現役最後のレース。単勝支持率50%(1.6)で、対するのは去年の覇者ゴールドシップで(4.6)。三番手以下でアドマイヤラクティ(14.4)、ウインバリアシオン(16.1)と続く。各々万全な状態とはいえず、ファン投票二位のキズナが出走から一転して回避し、出走馬確定前にエイシンフラッシュが故障。出走したGI馬は3頭で、去年は7頭。馬場状況は脚力優先。

有馬記念(2:32.3):6.9 - 11.1 - 12.3 - 11.6 - 12.4 - 12.8 - 12.4 - 12.0 - 11.8 - 12.3 - 12.6 - 11.8 - 12.3
グッドRH(2:37.7):7.0 - 12.1 - 13.2 - 12.9 - 13.2 - 13.5 - 12.9 - 12.3 - 11.8 - 11.7 - 12.2 - 12.3 - 12.6
上がり:36.7(優勝馬:36.0)

スタートが切られるとテイエムイナズマが出遅れ、ゴールドシップはダッシュ力なく後方へ。勢い良くルルーシュが先頭を奪うと、カレンミロティックが2番手。ダノンバラードが3番手。ラブリーデイナカヤマナイトアドマイヤラクティトーセンジョーダンデスペラードトゥザグローリーウインバリアシオンゴールドシップタマモベストプレイオルフェーヴルヴェルデグリーンラブイズブーシェ、後方に置かれてテイエムイナズマ。1000m通過60.8秒。各馬15馬身圏内で追走。向正面に差し掛かっても追走状態のままで、先頭のルルーシュカレンミロティックが併走し、ペースは緩まない。そのまま3.4コーナーに入ると、ルルーシュは後退し、カレンミロティックが先頭となるが、他馬もスパート。大外からオルフェーヴルが一瞬で先頭に並びかけてくると、馬群を抜け出して直線突き放す。ウインバリアシオンゴールドシップと後続もスパートするが、オルフェーヴルの末脚の伸びが違う。坂を上ると2番手ウインバリアシオンを突き放して8馬身差で圧勝。ゴールドシップラブイズブーシェと後方待機の馬が上位を独占した。

今回の馬場状況は歴代の有馬記念でも五指に入る力馬場。去年より悪い。緩みないハイペースで流れ、先頭集団は総崩れ。消耗戦決着となった。圧勝したオルフェーヴルの上がり3ハロン(36.0)を除くと、後方待機から直線で勝負したウインバリアシオンで2番目の(37.3)である。オルフェーヴルの絶対能力を見せ付けたレースとなった。

そのオルフェーヴルは調教やパドックでは大人しく、荒々しい気性は息を潜めていたが、レースに入るとその気性が顕わとなり、道中は掛かりっぱなし。外から上手く馬群に入れて落ち着かせた。
2着以下は展開に嵌っただけだが、ウインバリアシオンゴールドシップは実力差だろう。今年は中長距離路線の実力差の上下幅が激しく、ゴールドシップジェンティルドンナフェノーメノの同世代三強対決であった宝塚記念に至っては10頭未満。長年エイシンフラッシュらの世代が長期政権を築いてきたが、今回の有馬で政権交代になったと思う。

さて、鮮やかに引退を飾ったオルフェーヴルについて語りたい。ファンの願望通りの引退勝利となった。古馬になってからは凱旋門賞中心のローテーションとなったが、4歳の天皇賞春以外は完璧といえる立派な成績だ。同世代のロードカナロアともに伝説を見届けて、幸せな気分に浸りたい。
有馬記念 [ ☆レース回顧 ]
|| 倫敦納豆 13/12/23 (月)23:15  
 秋天馬ジャスタウェイ、JC馬ジェンティルドンナは回避、キズナエピファネイアロゴタイプメイショウマンボら3歳勢主力も回避。エイシンフラッシュも直前に故障引退してしまい、有馬記念のメンバー「も」さびしいものになった。私見だが秋天もJCも観客として少々不満が残るメンバー構成であった。競馬界の風潮として、出走間隔を開ける、年間出走レース数を減らす(その代わり、現役期間を延ばしてはいるが)傾向にあり、もう「秋のGI3連戦」という構成自体が難しいのかもしれない。
 人気はオルフェーヴル(1.6倍)、ゴールドシップ(4.4倍)、アドマイヤラクティ(14.4倍)、ウインバリアシオン(16.1倍)の順。ゴールドシップは前々走GIIで5着、前走JCが15着大敗ということを考えると、オルフェーヴルの1.6倍は近走成績だけ見れば人気が低い。池江調教師が状態を「80点」と評するなど、確かに状態不安説はあった。だがそのような説を増幅させたのは、オルフェーヴルの予想不可能性、オルフェーヴルの精神面への信用のなさではなかったか。「ライバルは自分自身」という表現があるが、その意味では彼ほど強力なライバルを持った名馬は、少なくとも近年の日本にはいなかったのだから。

 6.9-11.1-12.3―11.6-12.4-12.8-12.4-12.0―11.8-12.3-12.6-11.8-12.3(有馬記念)
 7.0-12.1-13.2―12.9-13.2-13.5-12.9-12.3―11.8-11.7-12.2-12.3-12.6(同日の1000万下)

 メンバー中に逃げ馬がおらず、かなりのスローペースを予測する人もいた。先頭はカレンミロティックと見る人が多かったと思う。だがスタートすると、何頭かが先頭を争う形になった。先頭を奪い切ったのはルルーシュである。次にカレンミロティックダノンバラードと続く。早くもテイエムイナズマが離れた最後方にいる。
 1周目の直線に入って、3番手にナカヤマナイトラブリーデイが加わった。アドマイヤラクティトーセンジョーダンはその後ろで、ゴールドシップは後方、その直後にオルフェーヴルがつけて、これが後ろから4番目である。初めの1000mは1:00:8で、結果的にはほぼ平均ペースであった。
 ルルーシュは後続を引き離すこともできず、先頭で逃げ続ける。しかし3角手前で早くもカレンミロティックに並ばれ、その後の馬も間近に来ている。ルルーシュが脱落した残り600m手前あたりで、ついにオルフェーヴルがまくって動く。その前にいたゴールドシップは簡単に追い越され、必死に追おうとするが差がついていく。
 オルフェーヴルは直線に入った時点でもう先頭に立っていた。まず一気に突き放し、これで勝負あり。中からウインバリアシオンが2番手に上がり、外からゴールドシップが追うものの差は開くばかり。結局2着ウインバリアシオンとの差を8馬身つけてオルフェーヴルが有終の美を飾った。

 オルフェーヴルへの不安は杞憂に終わった。だがこれが本当に全力なのかは確信を持てないのがこの馬の困ったところだ。ところでこの馬は、菊花賞で抜け出した後にスピードを落として2着馬との差を詰められていた。4歳の凱旋門賞でも「抜け出た後に気を抜く馬」と言われた。この点は克服されたということだろうか。
 ウインバリアシオンは大きく引き離されたとはいえ、復帰2戦目としては納得できる走りだろう。中山より東京向きと思われていたが、中山的な狡さを求められないレースだったのもこの馬にとってよかった。
 ゴールドシップは「立て直しの3着」とも言えるが、私は否定的に見たい。レースの上りが36秒台になるなど、今後何回あるだろうか。おそらくゴールドシップにとって、今年の宝塚記念以上に適した流れだったにもかかわらず、この着順だったのだ。GI4勝なら、相手が悪かったと「言われる側」でなければいけないだろう。

[0.15]


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