|
チャンピオンズC |
[ ☆レース回顧 ] |
|| マラ男 17/12/03 (日)21:56
人気順にテイエムジンソク(4.8)、サウンドトゥルー(5.4)、ケイティブレイブ(6.6)、アウォーディー(7.3)、カフジテイク(9.6)と続く。ノーチャンスと思われたのはメイショウスミトモ(128.2)。アポロケンタッキーが直前で出走取消となり、全15頭。浮き沈みの成績が多い、不安定なレースとなった。今年のフェブラリーSと同じ状況と思えた。 展開はテイエムジンソクとコパノリッキーの先行勢に、差し馬勢がどう絡むのか。年々と前潰しのレースのため、ハイペース想定が多かったが、意に反してスローペース予想もあった。私自身は両方の可能性を考えた結果、自信もって本命を打てる馬はいなかった。
ラップ:12.7 - 10.7 - 12.9 - 12.5 - 11.8 - 11.8 - 12.4 - 12.3 - 13.0(去年) ラップ:12.8 - 10.9 - 12.5 - 12.7 - 12.7 - 12.3 - 12.0 - 11.8 - 12.4(今年)
スタート切られると、1.2コーナーで1枠コパノリッキーが先頭、7枠テイエムジンソクが2番手と決着。先手争いは激しくなかった。そのまま並走状態のまま馬群を連れていく。順に。コパノリッキー、テイエムジンソク、ロンドンタウン、モルトベーネ、ケイティブレイブ、グレンツェント、アウォーディー、ローズプリンスダム、メイショウスミトモ、カフジテイク、ゴールドドリーム、ミツバ、キングズガードとノンコノユメ最後方。3.4コーナーでも大きな動きなし。直線400m切ると先頭コパノとジンソクの争い、外からの伸びは見られたが、この時点では先頭争いの決着だった。だが、100mでゴールドドリーム(ラジオ日経檜川アナがマークしていた)が急加速気味に、コパノとジンソクをゴール前クビ差抑え先着。ジンソク2着、コパノ3着である。
マイル以下の2ハロン切れ脚決着、マイル以上の3ハロンロングスパートの馬には出番がなかった。 ハイ→スロー→ハイの展開だが、各馬自信がなかったから、激しい展開にならなかったと見ている。
ゴールドドリームは内で直線まで我慢していた。最後の決め手を最大限に生かす、「賭け」に転じていた。その賭けが勝利を呼び込んだと言っていいだろう。 テイエムジンソク、というよりは古川騎手。その心情を読み解くと、「ジンソクは先頭切るとソラ(気を抜く)を使う。掛かってコパノを交わさないよう、最後の最期まで脚を貯めてよう。後ろは気にしないほうがいい。」だろうが、後ろを気にしないことが仇になった。この結果に馬に近い関係者はどう判断するのだろうか。 私個人としては古川騎手の経験、それに準じる油断と大レースの浅さと捉えている(※インタビューの文面は快く思ってないが)。ダートレースは芝以上に腕前の差がストレートに出るものと見ている。特に腕の力、伸びない馬を交わす操縦性、仕掛け所である。古川騎手が普段から乗らない地方重賞では特に(今年地方1回、若手騎手よりも)。 こんなこと言うと、私自身嫌われる人間になるが「ミルコだったら1着になっていた」だろう。古川騎手より優れている、ミルコの大レースの経験値と、それに伴うハングリーな気質が馬に伝わって、クビ差勝ち負けでも毛色の違うものとなっていただろう。ただ、それを成しえても外国人騎手が勝利1.2着なっていた、日本人騎手が負けていた事実に変るもので無い。しらけるファンもいるだろう。 今季のJRAGIは23つあり、残念ながら半分12は外国人騎手が手にしているないし、確定している。残り3つ、日本人騎手の腕の良さと反骨精神はでるのだろうか…
ミルコ→フェブラリー、宝塚、スプリンターズ、菊花賞、エリザベス、マイルCS。6つ。全て別馬。 ルメール→ヴィクトリアマイル、優駿牝馬、東京優駿、秋華賞。4つ。全て別馬。 ボウマンとムーア→ジャパンC、チャンピオンズC。2つ。 武豊→大阪杯、天皇賞春と秋。3つ。全てキタサンブラック。 幸、池添、松山、横山典、川田→高松宮、桜花賞、皐月賞、NHK、安田。5つ。 残るは阪神JF、朝日杯、有馬記念。
ムーアと古川騎手のレース後※インタビュー。特にムーアは日本人、ファンの複雑な心境を捉えたものなので、一度は文面を見てもらいたい(通訳者が上手いかも)。 http://keiba.radionikkei.jp/keiba/post_13416.html より。
|
|