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フェブラリーS |
[ ☆レース回顧 ] |
|| マラ男 20/02/23 (日)19:35
予想してませんが、回顧を投稿します。
ダートの強豪たちも多様なローテーションを取るようになった。矛先は世界のレースで、昨年のチャンピオンズカップ覇者のクリソベリルは中東サウジアラビアのレースを選択。ここフェブラリーステークスにおいても同じ中東ドバイのレース狙いの馬も出走してきて、対象となったのは昨年の覇者たるインティと一昨年の安田記念の覇者で、根岸ステークスにおいてダート適正を示したモズアスコット。両者の人気は2.8倍でモズ、3.0倍でインティ、3番人気は左回り得意のサンライズノヴァは6.8倍だが、こちらはダートGI経験薄い松山弘平騎手である。アルクトスが9.0倍だが、正直なところなぜ人気になったのかわからない。一方で最低16番人気であるケイティブレイブは長岡禎仁騎手で、何も知らない方からすれば「誰だ?」である。
ラップ:12.5 - 10.9 - 11.2 - 11.8 - 12.3 - 12.2 - 11.9 - 12.4
内枠利してワイドファラオ、アルクトスが俄然先頭グループ。ブルドッグボス、タイムフライヤー、インティは控え、外にヴェンジェンスと4頭横並び。それを見るモズアスコットとデルマルーヴル。ケイティブレイブがその後方で中団。離れてワンダーリーデル、サンライズノヴァ、ノンコノユメ、キングズガード、モジアナフレイバー、ミューチャリーと後方。直線入ると早々にインティは後退。タイムフライヤーにモズアスコットが迫り一気に抜き去る。その外からケイティブレイブとワンダーリーデルが迫り、サンライズノヴァは完全に勝負外の差し脚。着順はモズアスコット・2馬身、ケイティブレイブ・1馬身、サンライズノヴァ・ハナである。
まずはインティから。インティは1600mという距離を指標とした場合、延長か短縮かどっち向きなら延長向きである。しかし、レースは短縮向きのスピードレース。延長向きのスピードと前向きの先行馬とっては辛いレースとなった。当初から「控える」ことを示唆しており、前走は控えるレースを試みて3着である。最近の武豊騎手は先行にしろ、差し追い込みにしろ「妥協」を始めており、先週のマイラプソディに代表されるよう、2010年以前の「彼」に戻っている。その理由は去年100勝とGI2勝した「驕り」と考えている。
次にケイティブレイブ。最低人気だが、馬を知らない人は「騎手」で判断され、馬を知る人からすれば東京大賞典と川崎記念の負け方から「見切り(もうピークアウトした馬)」と見られた。そして、1600mの距離への実績もなかった。これを見た一部のファンから土曜日の※ミライヘノツバサの再来と考える人もいた(私はケイティもミライも買っている馬である)。後になり、長岡騎手が常に調教をつけているという事実を知った人もいただろうが(ドリームパスポートと高田潤のコンビを取り上げる人が多かった)。それ以上に競馬における「事象」たる「人気の反発」が炸裂した。もし、これに跨っていたのがダート実績ある騎手なら最低人気にはならない。 騎手という意味でサンライズノヴァの松山弘平騎手はダート経験の浅さがストレートに出た。元々戸崎圭太騎手(負傷中)の馬で、ダート百戦錬磨岩田・内田両騎手が乗ればいいのではという捻くれた発想もある。ここ最近乗れているとはいえ、ダートにおいて騎手腕前がストレートにでるレースは松山騎手以上に、馬主調教師の采配ミスを取り上げたい。
勝利したモズアスコットだが、残念ながらコメントが見つからない。単純に「強い」という言葉しか。
さて、3月の以降の競馬はどうなるか。コロナウイルスの影響は「大勢の来客が見込めるイベント」で起こっている。スポーツと経済が繋がる競馬、野球、サッカーらが始まると感染拡大の危険が伴ってくる。何れのスポーツイベントもその関係者が感染すれば、真っ先に「中止」になる可能性はある。昨日今日と競馬場へ来場したお客さん全てが感染予防を徹底しているのかそうでないかは、一個人としては「徹底さより、やり方を確りと」うがい手洗いアルコールの使い方や処方も指導徹底しないといけない時期なのだから。
※ミライヘノツバサのダイヤモンドステークスは最低人気だったが、このレースそのものが1番人気以外は混戦模様だったうえ、ケイティブレイブのそれとは異なっている。書くべき場所が違うが、ミライヘノツバサに対する私の評価は皐月賞のレース予想まで遡っている。何れは長距離レースを勝てると評しており、内心ではケイティ共々「それ見たことか」とうか喜びしている部分があり、回顧に隔たりがあることをお詫び仕上げたい。
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