|| ヨッシー 01/07/01 (日)22:03
トラストファイヤーの体調はよくなっていたようだ。道中は後方2番手で待機。一番最後まで追い出しを我慢したのが直線での伸びにつながった。2歳時の3連勝の内容が問われていただけに陣営としては一安心だろう。 ただ勝ち時計は馬場状態を考慮しても、1分49秒4は平凡。5F通過が60秒7と前半はスローで推移。3コーナーから各馬がガンガンやりあったことで、追い込み馬が台頭する典型的な展開になったのも事実。上がり36秒8ということはトラストファイヤー自身は36秒0前後で差し切れた計算になる。末脚は鮮やかだったが、はまったという印象の方が強い。評価は分かれるところだろうが、2着に500万を勝ったばかりのマイネルバンガードが入っているのを見ると、レースそのものはおもしろかったが、レースのレベルは決して高いとはいえないというのが個人的な感想だ。 マイネルバンガードはインの絶好位をキープ。他馬が3角過ぎから外を回る中じっと手綱を抑えて、直線もインをつくというロスの無い競馬。センターフレッシュ、ジョンカラノテガミもそうだがこういう競馬ができる馬が福島では台頭する。江田照が地元騎手の意地を見せ、穴を開けた。 メジロキルデアも前崩れという展開に恵まれた感はあるが、末脚は目立っていた。勝ち馬とは仕掛けのタイミングの差だろう。馬体も成長しているし地力強化は目立つ一頭といえる。 問題はネイティヴハートの評価。馬体を見ると2歳時とあまり変わっておらず成長していない印象。ただ戦歴は上位なので押し切れると思ったが、レースは3角過ぎから脚を使い直線ではいったん先頭に立ちながら失速。柴田善のコメントは「距離は問題ないが反応が悪かった」とのことだが、あの内容を見ると距離はやはり長い。しかも仕掛け早で失速したのは朝日杯と同じ。57キロも微妙に影響したとは思うが、あそこから待機していた馬に交されていてはやはり厳しいといわざるを得ない。今後の見通しは暗くなってしまった感じだ。 セイントリーフは健闘。昨秋福島でテンシノキセキの2着に入っているが芝が合っている感じ。健闘といえよう。 トレジャー、ハッピーパスはまたしても今回プラス体重。両馬とも太めが敗因なのは明らか。やはり馬なり調整では絞りにくいのではないか。トレジャーについてはだんだんジリっぽい印象も出てきたので、距離も長い方が良さそう。ハッピーパスは前半掛かりっぱなしだった。 ビッグゴールドは追走に精一杯。追い込みタイプのこの馬にとって、福島のような小回りの忙しい競馬への適性は低い。 アドマイヤロードは現時点では未完成だし力不足。今後の成長に期待といったところ。
それにしてもフジテレビの実況は「メジロバンガード、メジロバンガード」と思いっきり馬名を間違えていたなぁ。間違わない実況をお願いします。
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