|| 白幸緋牡丹 02/04/23 (火)10:32
好メンバーが集結。今年JCのダートは中山の同距離。負傷から驚異的な回復を見せた武豊騎手の復帰後初重賞。 1番人気には休み明け前走を圧勝したスターリングローズが推され4.1倍。素質高評価タガノフォーティが同じく4倍台、武豊ハギノハイグレイド、三連覇がかかるスマートボーイ、前走スマートボーイを2着に押さえたマンボツイストらが10倍以内で続く。
しかし大方の予想と反したのは天気、馬場。降り続いた雨によってダートは「不良」。
レースはスタート今一つでも当然押してスマートボーイが先手を奪い、大外マンボツイスト、アルアランらが続く。ハギノハイグレイドの出遅れ、追込み一辺倒と思われたワンモアマイラインが先行馬群にいたのが気になるところ。 ラップは12.3 - 11.4 - 12.0 - 11.9 - 12.0 - 12.0 - 11.8 - 12.6 - 12.7。 脚抜きのいい馬場でハイペースに。四角で既にスマートボーイは馬群に沈む。そして直線。粘りこみを図るアルアラン。マンボツイストは伸びない。持ったままのスターリングローズは追い出して案外。伸びるかに見えたブラウンシャトレーも今一つ。さあ、大穴。そう思われた直線中程、武豊に操られたハギノハイグレイドがこの機を待っていたかのようにグングン伸びる。そして綺麗に差し切ってゴール。2着は粘ってアルアラン、3着は脚を伸ばしたワンモアマイライン。 タイム1:48.7。馬連3万馬券の波乱。
ハギノハイグレイド:2着続きでジリ脚の印象だが、こういう馬場もいける方。 何よりこの日特別3連勝の鞍上には脱帽。 アルアラン:OP入り後は消化不良なレースばかりで軽視されたが、好走。藤田騎手緊急登板もプラスか。元々、重・京都実績は見るべきところがあった。 ワンモアマイライン:準OP勝ち上がったばかりで成長著しい。まだ4歳なので今後のダート路線で期待大。
スターリングローズ(5着):この辺の距離だと詰めが甘いのは相変わらず。勿論距離短縮なら次走は主役。 タガノフォーティ(12着):平安Sの悪夢再び。道中は追走だけで一杯。難しい馬。
スマートボーイ(15着)は実績通り馬場に泣く。マンボツイスト(9着)は馬場、展開共に向かなかったか。道中最後方にいたリージェントブラフ(4着)、テンリットル(7着)が浮上するほどハイペース。馬場に泣いた馬も多くいるので、この結果だけで見限らないようにしたい。
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