|| 穴党専科 02/09/22 (日)20:24
菊へ向けての大事な始動戦。有力馬の明暗を分けたのは、調整の結果だった。 勝ったシンボリクリスエスは道中スムーズ。直線に向いてからも追い出しを我慢する余裕を見せ見た目以上の楽勝。タイムも優秀で春当時より力をつけている。そして何より、夏場の調整がうまくいったことが大きい。厩舎に帰ってきたとき、ガレていたと聞くが藤沢厩舎の休み明けにしては調教をこれでもかというぐらい積めたのが今回は大きかった。 ノーリーズンは道中かなり後ろ。「トライアルのユタカ」特有の試し乗りだった。今日はマイナス体重だったが、あれはおそらくまだ筋肉が十分に戻っていなかったためではないだろうか。今日はなんとか間に合ったという感じでのあの結果。秘める素質はやはり相当な物がある。本番では相当変わり身が見込めると思う。 ナムラサンクスは使われていた強みを生かした。もともとオープンでも実績がある馬でこれぐらい走ってもおかしくはない馬ではあった。 メガスターダムは直線での不利が致命的。それでも伸びていただけにやはり力は認めねばならないだろう。これもノーリーズン同様本番で変わりそうな馬。 レニングラードはまだ若い。フラフラ走っている。これからの馬。 ローエングリンは目を覆いたくなるような惨敗。あれは急遽の乗り替わりなど関係なく、厩舎の調整ミス、それと馬の気性面の成長がこちらの期待したほどではなかったということ。この2点に尽きる。歯替わりで飼い葉食いが戻らず馬体が減っていたタイガーカフェは夏場の調整ミスだろう。 この2頭に本番での変わり身を望むのは酷というもの。秋の重賞戦線から脱落したと見る。 菊花賞はシンボリクリスエスとノーリーズンをめぐる争いに、今日不利があったメガスターダムやトライアルを使わなかったアドマイヤドンがどれだけ食い下がれるかが焦点になりそうだ。
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