|| 淀まで15分 04/07/20 (火)13:32
1800mの日本レコードが更新されるという、想像以上の高速決着。 それにしてもダイタクバートラムがこのコース、距離での時計勝負に対応できるとは・・・ 準OP時代でさえ煮え切らない競馬を続けていただけに、今回の6番人気という評価も仕方ないところだった。 それが4角で外に持ち出すと、直線は目の覚めるような鋭い末脚。 先に抜け出した2着メイショウカイドウをハナ差とらえ、久々の重賞タイトル制覇となった。 これまでは重賞レベルでは長距離で結果を出してきたが、この1勝で秋のG1への視界も開けたことだろう。
あと一歩で勝利を逃したメイショウカイドウだが、一気の相手強化にも臆せず互角の勝負を繰り広げた。 相変わらずスタートは良くなかったが、中団から脚を伸ばし進出。 ゴール前で内にモタれたのが響いてしまったが、得意の小倉で十分に存在感を示した。 逃げて3着に粘ったメイショウバトラーも強豪牡馬相手に好内容。 前半1000mを57.4秒で飛ばしながらもハナ+クビ差の接戦に持ち込んだ。大健闘と言えるだろう。
一番人気に支持されたユートピアは4角で位置取りが悪くなり5着。 最後は盛り返しているだけに勿体なかった。やはり広いコースのほうが向くのだろう。 ダンツジャッジはこの高速馬場では出番がなかった。終始、追走に苦しめられた。 4角ではいい手ごたえだったオースミコスモもあとひと伸びがなく4着まで。
戦前は主役扱いだったスティルインラブは3角あたりから脚色が悪くなり12着と大敗。 もちろん、58キロで超高速決着と厳しい条件下での戦いであったのは確かだがさすがに負け過ぎの感がある。 これで牡馬相手の3戦はいずれも惨敗。秋の目標・エリザベス女王杯での巻き返しはあるのか・・・
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