|| 淀まで15分 04/10/17 (日)20:50
小細工ナシの直線一気、これこそがスイープトウショウの競馬だ。自慢の末脚で最後の一冠をもぎ取ってみせた。 紫苑S2着のフェミニンガールが大方の予想通りハナを奪って、前半5Fのラップタイムは 12.4-11.0-12.1-12.4-12.0→59.9秒。通過タイムを見た瞬間は平均ペースかと思ったが、上がりの速さを見るとやはり緩い展開だった。 そんなスローペースにもスイープトウショウは我流を貫き通し3角まで17番手の位置取り。 坂の下りで徐々に進出してくると、直線は大外に持ち出してゴボウ抜き。ついにG1タイトルに手が届いた。 それにしても驚異的な末脚。ヨーイドンの瞬発力勝負に強いのは、同じくスローで流れたオークス2着ではっきりと証明されていたが、 上がりの4Fが11.6-11.7-11.6-11.6→46.5秒の展開でさえも差し切ってしまうのだから・・「一瞬の決め手」なら現役屈指の末脚かもしれない。 2着にはヤマニンシュクル。直線途中からはスイープトウショウとの一騎打ちの形になったがわずかに及ばず。 春よりも早めの進出を心がけた四位騎手の好判断もあった。3着につけた5馬身差は力の証。 ウイングレットが3着に食い込み、3連複そして3連単の波乱の立役者となった。 いつもより後ろ、中団の位置から渋太く脚を伸ばして大激戦の3着争いには勝利。うまく流れに乗れたのと、平坦コースが向いたか。
桜花賞馬ダンスインザムードは単勝1.7倍の断然人気に支持されたが、直線で失速し4着に敗れた。 オークス時と比較するのは難しいが、この日も入れ込みと発汗が目立った。 日曜付けのスポーツ紙にも気性面を気にするトレーナーのコメントが載っていたが・・ 直線入り口では抜群の手応えで先頭に立ったが、半ばにはスイープトウショウに捕まった。 「自分からブレーキをかけているようだった」とは武豊騎手。桜花賞当時なんかは気性でそれほど心配をかけるような馬ではなかったが・・
ヤマニンアラバスタも自慢の末脚を繰り出して3着争いに食い込んだが5着。こちらは小回りは今ひとつな印象を受けた。 上昇馬レクレドールは3番人気に支持されたが、8キロの馬体減もあり6着に終わった。
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