|| DAVIDBOWIE 04/11/23 (火)12:26
デュランダル磐石のマイル王へ!
GI4連続連対中で連覇を狙った1番人気・デュランダルが大外一気の豪脚を披露、史上4頭目のマイルCS連覇を達成、マイル王の座を磐石なものとした。
1枠1番からギャラントアローがスムーズに逃げるペースは、前半1.000メートル58.4のMペース。前後半46.6→46.4(2着ダンスで46.7)だから完全な平均ペースであり、馬場の内が荒れていた事を考えても後方一気には厳しい展開。
しかし内の馬場の荒れ方は予想以上に酷く、内をとおる先行集団が揃って伸びを欠く。 9Rオグリキャップメモリアルをアルビレオ(7番人気)で快勝したルメール騎手、ダンスインザムードの勝ちパターン・「先行抜け出し」にこだわることなく、中団の外目で折り合いをつけ直線は馬場のギリギリ良い所に持出して万全の騎乗。
ダンスが十分例年のマイルCSクラスの競馬だが、これを大外から33.7、ラスト2ハロンは何と11.5→11.4・・・こんな驚異的な末脚で突っ込んできたのがデュランダルだった。これはもう勝ち馬を称えるしかあるまい。
そして騎乗した池添騎手、武豊のお株を奪う「ライバルの進路をふさぐ」戦法。結果ファインモーションは内に閉じ込められ、馬群にもまれて引っかかり惨敗を喫した。当然馬の勝利だが、ジョッキーの勝利という面を多分に感じた(久々に)GIだった。
3着テレグノシス・4着マイネルソロモンは最後方でデュランダルと前後する位置取り。勝つ競馬というより馬の力を出しきる競馬に徹した結果の好走、横山典という騎手は本当に型にはめたようにGIになるとこの競馬。
5着プリサイスマシーンの頑張りが光る。決して得意とはいえないマイル戦で中団待機から内をついて踏ん張った。母父SS×父マヤノトップガンという血統背景から、次走1800〜2200Mあたりに出てくるようなら(引っ張る馬がいればなおさらいい)、大枚をはたきたい。
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