|| 寒さが厳しく… 05/04/09 (土)03:29
天皇賞春へのステップレースというよりも、古豪の中距離馬が揃ったレースとなった。
1着サンライズペガサス 前走で復活への手応えを経て、ここで見事に復活を果たした。予想されたペースより速いペースになり、最後は脚が切れる馬での決着。後ろからハーツクライが怒涛の追い込みを見せたが、直線早めに仕掛けてよく伸び、すでに安全圏。見事なレースっぷりだった。能力の高さは前々から認められていたが、つねに故障との戦い…ようやく馬も故障の怖さを忘れて走れるようになり、また次へと希望をつないだ。それにしても、現時点で阪神[4-1-0-0]は立派。阪神唯一の2着も01年の阪神新聞杯、エアエミネム、クロフネ、ダンツフレームを相手にしての2着だったのだから、年老うも潜在能力の高さに驚かされる。
2着ハーツクライ レース前から好気配。昨年秋の凡走時よりも+18キロと馬体が戻ってきていた。道中は最後方からの追込となったが、サイレントディールがハナをとって逃げたおかげで予想よりも速いペースに。そうなれば、少数頭で馬群を裁く心配もなく、心地よく切れる脚を披露してくれた。横山典騎手らしい極端な競馬であったが、ハーツクライに合った見事な追込みであった。叩きにしてあの切れ味は立派、これからも期待がもてる。
3着サイレントディール 逃げ粘り3着は私に姉の有馬記念を思い出させた。岩田騎手の好判断もあったが、前走叩いて良化、人気薄と見るや前が止まりにくい良馬場を見事に粘った。
4着には極端に太ったアドマイヤグルーヴは明らかに叩きなのだが、昔とは違い、風格や精神的な強さが見え隠れする内容の濃い結果だった。5着のメガスターダムは不幸にも故障引退という結果になってしまった、今後の種牡馬としての活躍に期待したい。
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