|| セイウン 06/04/09 (日)23:19
1着キストゥヘヴン・・・道中は前走同様に後方から。直線は大外から鋭い脚を伸ばして差し切り勝ち。安藤勝己騎手はライデンリーダーから11年目の桜花賞勝ちとなった。使い詰めに加え小柄な馬で馬体減が心配されたが増減なし。切れるマイラーというイメージがあり、かかる馬だけに距離が延びるオークスはどうかだが現時点では一歩リードか。
2着アドマイヤキッス・・・成長分があった18キロ増の前走から一転今回はマイナス14キロ。少し細く見えた。中団の外で正攻法の競馬。直線は一旦抜け出したが、勝ち馬の末脚に屈した。切れる脚は余り使えない感じだが、それでも連対を外さないのは立派。馬体の維持が絶対条件だが、長くいい脚の使える馬だけに東京コースのオークスはチャンスか。
3着コイウタ・・・中団より前、アドマイヤキッスの1馬身ほど後ろに見ながらの競馬。直線はインコースから一旦抜けかかったが最後に力尽きる。現時点での精一杯の結果だろう。力を出し切った3着。オークスとなるとなんとも疑問。
4着アサヒライジング・・・馬体減。好スタートからあっさりハナへ。47.9-46.7のラップを見る限りはこの距離ではスロー。直線は荒れた内をゴール寸前まで粘りこんだ。父はロイヤルタッチ。血統的にも距離が伸びるオークスは魅力。あとは脚質に自在性が欲しいか。
5着シェルズレイ・・・好位の外。直線はアドマイヤキッスと併せ馬で伸びてくるが最後は力尽きる。現時点での力の差か。
8着テイエムプリキュア・・・中団からややうしろを追っ付けながらの追走。結局後方から伸びず。8キロの馬体増などあったが、時計勝負に疑問を感じる内容。オークスに向けて距離は問題ないにしても、ひと雨ほしいところか。
14着フサイチパンドラ・・・好位の外で絶好位だったが直線はまったく伸びずに大敗。ムラ馬なだけに精神的な成長が必要なのは言うまでもない。この気性ではオークスはどうか。
16着ダイワパッション・・・スタート直後に2番手につけるも徐々に後退。4コーナー手前から抵抗もなく脱落。初距離、2走ボケ、再度の輸送など、悪条件はあったがそれにしても負けすぎ。
今年の牝馬路線は混沌としており、キストゥヘヴンが桜を制したがまだ核となる馬がいないのも事実。桜花賞を見送ったサンヴィクトワール、シークレットコード、忘れな草賞の勝ち馬ニシノフジムスメなどもいる。まだまだ混戦は続く。
|