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[使い方]

[レース]
日付 レース名 開催 距離 斤量 資格 馬場 1着賞金
(万円)
2007/12/23 有馬記念 中山 芝2500 G1 3上国  18000

着順
馬名 英字名 性別 馬齢 生年 毛色 産国 斤量 タイム 偏差値
1200〜 距離 〜3200
実績
実績
Point
距離
Point


マツリダゴッホ

2003 鹿毛57 2. 33. 6 61 ----====---586 776 抹消
ダイワスカーレット

2004 栗毛53 2. 33. 8 59 --======---737 510 抹消

ダイワメジャー

2001 栗毛57 2. 34. 2 58 --======---926 497 抹消
(外) ロックドゥカンブ

2004 青鹿53 2. 34. 3 57 ---=======-164 296 抹消

ポップロック

2001 鹿毛57 2. 34. 5 57 ----====---440 939 抹消
ドリームパスポート

2003 青鹿57 2. 34. 8 56 ----======-423 654 抹消

レゴラス

2001 黒鹿57 2. 35. 1 55 ---=====---0 107 抹消

メイショウサムソン

2003 鹿毛57 2. 35. 2 54 ---========972 833 抹消
インティライミ

2002 鹿毛57 2. 35. 3 53 ----===----309 395 抹消
10 [地] コスモバルク

2001 鹿毛57 2. 35. 6 52 ----====---440 963 抹消
11 ウオッカ

2004 鹿毛53 2. 35. 7 51 --=====----1221 592 抹消
12 デルタブルース

2001 鹿毛57 2. 35. 7 52 ------=====327 801 抹消
13 チョウサン

2002 鹿毛57 2. 36. 3 49 ---====----73 152 抹消
14
ハイアーゲーム

2001 青鹿57 2. 36. 6 48 ---=====---243 448 抹消
15
サンツェッペリン

2004 鹿毛55 2. 37. 4 44 ---====----108 110 抹消

フサイチパンドラ

2003 栗毛55 取消
--=====----330 281 抹消

 [ 出走馬一覧・詳細 ]

レース回顧
 [ レースBoard ]
有馬記念 [ ☆レース回顧 ]
|| 79 07/12/23 (日)21:31  
6.9 - 11.2 - 11.2 - 12.1 - 12.4 - 13.4 - 13.2 - 12.5 - 11.9 - 12.4 - 12.2 - 11.7 - 12.5 2:33.6 4F 48.8 - 3F 36.4

9番人気の伏兵マツリダゴッホがスタート良く先団につけると、道中はぴったり3、4番手を追走、
4角を押さえきれない手ごたえで回り、直線入り口で内を突いて一気に先頭に立つとそのまま押し切りV。G1初勝利を収めた。
2着には2番手追走から粘りこんだ3歳牝馬ダイワスカーレット、3着は内から脚を伸ばしたダイワメジャーで、スカーレットブーケ兄妹が2・3着を分け合う形となった。
1番人気のメイショウサムソンは全く見せ場なく8着に敗れた。

レースはダイワスカーレットがいつも通り先行しようというところを、外からチョウサンが押して先頭へ。
そこからペースが落ち、馬場状態を考慮してもややスローな流れの競馬となりました。

マツリダゴッホはG1でも好走できる能力がありながらも、春以降はずっと歯車が合わずに来ました。
(春の天皇賞は完全に適正距離外、札幌記念はインフルエンザの影響で調整狂う、秋の天皇賞は大外枠で競馬にならず)
展開に大いに恵まれましたが、持っていた素質を存分に発揮した結果だと思います。
本質的にはもう少し短い距離の方が良い馬、来年は1600〜2000くらいの路線を進んで欲しいところです。

ダイワスカーレットは実力上位なのは紛れも無い事実ですが、何故か出るレース出るレース展開に恵まれる馬。
今回は内から出し抜かれる形になってしまいましたが、後続を全く寄せ付けなかったのは立派。来年も楽しみが広がります。

ダイワメジャーはいつもより少し後ろから。最後までしぶとく伸びました。
引退レースを白星で飾ることはできませんでしたが、3歳春から活躍し難病を乗り越えG1・5勝。
歴史的名馬の一頭と言っても言いすぎではないと思います。お疲れ様でした。

ロックドゥカンブは「ダイワメジャーをマークする形」(キネーン騎手)。
結果的に言えばマークする相手を間違えた形か。これでもよく頑張っている方。
生まれは半年遅れですが、既にかなり完成度が高いように思えます。来年は斤量差が詰まってどうか、というところ。

ポップロックは立ち回りを活かせる競馬ができず。秋4戦目で疲れもあったのか伸び切れませんでした。
ドリームパスポートは3角から内を突いて押し上げるも4角で躓くアクシデント。それでも6着に押し上げたあたり、復調は窺えました。
メイショウサムソンは最内枠ながら、武豊騎手は内が悪いと考えたのか何故か外へ。それにしても全く伸びない不可解な負け方でした。
ウオッカは大外枠発走で展開が落ち着いてしまってはどうしようもない。ゆっくり休んで立て直して欲しいです。

上位は先行していた馬と内を突いて進出した馬ばかり。
中山2500というコースの性質上致し方ないことですが、実力を出し切れた馬とそうでなかった馬の差が激しいレースになったと思います。

今回のレースで中長距離路線の勢力図はかなり混沌とした状態になったように思います。
マツリダゴッホダイワスカーレットがどの路線を進むのか、ロックドゥカンブアサクサキングスなど現3歳牡馬の台頭があるのか、
メイショウサムソンポップロックドリームパスポートウオッカの巻き返しはあるのか、あるいは…?
2008年の競馬はどうなっていくのか、今から楽しみにしております。
有馬記念 [ ☆レース回顧 ]
|| 倫敦納豆 07/12/23 (日)22:48  
 JC組から外国馬と勝ったアドマイヤムーンが抜け、ダイワスカーレットダイワメジャーロックドゥカンブらが参戦してきた。締め切り段階ではフルゲートの16頭だったが、あとでフサイチパンドラが疾病で出走取消となり、15頭のレースとなった。土曜夜からの雨で馬場は稍重と発表された。次の芝レースも稍重だったので、「稍重にしては速めの馬場」ではなかったと思われる。
 人気はメイショウサムソンが2.4倍で断然、以下ポップロック5.0倍、ウオッカ6.9倍、ロックドゥカンブ7.5倍、ダイワスカーレット8.1倍とここまでが10倍以内、さらにダイワメジャードリームパスポートインティライミと続いた。条件馬、それも1000万下のレゴラスの出走も話題になったが、137.6倍と最下位ながらあまり突出していない。(ブービー人気はサンツェッペリンの111.1倍)

 スタートでドリームパスポートが出遅れた。ダイワスカーレットがハナを狙うが、外からチョウサンが出て譲らない。かなり長く先頭争いが続いたが、1週目の直線後半あたりでようやくチョウサンが先頭を取りきった。前半1000mは1分00秒6(速報値)だが、初めの600mくらいがかなり速く、その後落ち着いたようだ。チョウサンはリードを広げかけるが、結局大逃げといえるほどのリードを奪えずにレースが進んでいく。
 向正面の隊列は、チョウサンダイワスカーレットマツリダゴッホサンツェッペリン、少し離れてデルタブルースコスモバルクポップロックダイワメジャー。そのあとにウオッカロックドゥカンブメイショウサムソンインティライミレゴラスハイアーゲーム、最後にドリームパスポート
 3角に差し掛かり、ダイワスカーレットが外からチョウサンを抜きにかかる。それに合わせて、ポップロックウオッカメイショウサムソンといった人気馬たちが外から追い上げ態勢を作る。ドリームパスポートも馬群の中で位置を押し上げようとしたが、4角手前で躓いてしまう。幸いその後の走りには影響なかったようだが、ロスにはなった。
 4角でマツリダゴッホチョウサンダイワスカーレットの間をすり抜け先頭に立った。ダイワスカーレットは必死に追うが、チョウサンはここまでだった。外から来るはずのウオッカメイショウサムソンは伸びてこない。ポップロックは多少ましだが、付いていく程度だ。ダイワメジャーが馬群を抜け出し、ロックドゥカンブが内から追い上げたが勝敗に影響はなかった。1着から順にマツリダゴッホダイワスカーレットダイワメジャーロックドゥカンブポップロック。なお、アクシデントの多いドリームパスポートが6着、条件馬のレゴラスが7着に入り、メイショウサムソンは8着、ウオッカは11着に終わった。
 なお勝ちタイムは2分33秒6、上がり4Fは48秒8、3Fは36秒4。ラップは速い→遅い→中程度の順となったが、馬場を考えれば全体的にきつく、中盤の緩みもせいぜい初めの速い部分を相殺した程度で、しかもペースアップが早かったため上がりが遅くなったと分析している。

 JC組弱し。有馬はJCの上位馬に人気が集まる傾向にあるが、前走JC組はポップロックの5着が最高だった。6着のドリームパスポートは前走JCだがそれが長期休み明けの一戦で、JC組の中でも異質な存在である。JCが消耗の激しいレースだったとは思えないのだが…
 レース全体の形としては内有利の前残りではあるのだが、この日の中山芝の他のレースは別にそうではなかった。また、後ろの有力馬たちが、最後に追い込んでいるのに直線が終わって手遅れだったのなら別だが、今回該当するのはロックドゥカンブ(ドリームパスポートも?)くらいである。大体本当に前残りなら、後方から追ってメイショウサムソンに先着したレゴラスはかなり強いことになってしまう。
 そもそも前残りとは、スローペースなどにより、先行勢が止まらない状態を言う。だが今回は勝ったマツリダゴッホでさえ上がり3Fが36秒4であり、(宝塚記念のように)前は止まりかけていたのだ。有利なはずの後ろの馬がなす術なく敗れたのであり、むしろ実力以上の完勝・完敗とさえ感じる。

 もう一つ印象的だったのは、今回のレースの3着までが「2500mは長いのでは?」と言われた馬だったこと(ダイワスカーレットは未経験なだけだが)。逆に長めの距離が得意と思われた馬達が沈んでいる。宝塚記念もマイル寄りと言われたアドマイヤムーンが勝った。個人的願望を含むが、ステイヤーこそ消耗戦大歓迎のタフな馬であってほしい。淡々としたレースを爽やかに勝つだけの存在であってほしくない。泥臭いレースを勝ってこそのスタミナではないのか。レース展開が厳しいほど短距離馬優位、では情けない。歴史的に見ても、グリーングラスメジロマックイーンはそういう馬だったのではないか。

[0.16]



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