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フェブラリーS |
[ ☆レース回顧 ] |
|| 79 08/02/24 (日)21:43
12.4 - 10.9 - 11.5 - 11.9 - 12.4 - 12.4 - 11.7 - 12.1 1:35.3 4F 48.6 - 3F 36.2 (前半3F 34.8-4F 46.7)
1番人気ヴァーミリアンが外枠から5,6番手を追走、直線で満を持して追い出すと 後続を全く寄せ付けず1・3/4馬身差で完勝。距離不安・中間の一頓挫などの不安を吹き飛ばし、G1・4連勝を成し遂げた。 2着には内からしぶとく脚を伸ばした7番人気ブルーコンコルド、3着には3番人気ワイルドワンダー。 2番人気フィールドルージュはレース序盤で残念ながら競走中止(左肩跛行という診断、大事には至らず)。
明確な逃げ馬不在で戦前はスローを予想する向きもありましたが、 皐月賞馬ヴィクトリーが淀みない流れで引っ張ったこともあり、一応G1らしい締まった流れになりました。
ヴァーミリアンは好スタートから楽に好位追走。 直線を向いてワイルドワンダーに並びかけられても動じることなく突き放しました。 距離不安が囁かれてはいたものの、今の日本ダート界ではこれに対抗できるものがおらず、あっさりと勝利をものにしました。 現5歳のダート馬が致命的に層が薄いため(07年JCダートに続いて、このレースも出走馬ゼロ)、 同馬が急速に衰えるか、それより下の世代が力をつけるかしない限り、国内での地位はまず安泰でしょう。 ただ、いくら国内で相対的に強くても、ドバイで通じるかどうかは何とも微妙なところです。
ブルーコンコルドは好位のインを追走。直線入り口では少し進路が開けず、追い出しが遅れてしまいましたが、 進路が開けてはさすがの伸び。スムーズでも1着はなかったでしょうが、力は示しました。 06年3月黒船賞以来、1600以下では[5,2,0,0]とほぼパーフェクトな成績、 JCダートでも先行勢総崩れの展開の中、3着馬からそう差のない7着と奮闘していたことを考えると、 今回は完全に人気の盲点になっていたように思います。 全盛期に比べると衰えは隠せないものの、得意距離なら今後もそれなりの活躍は見込めそう。
ワイルドワンダーはヴァーミリアンの直後での競馬。 直線でいったんは並びかけるも、追い出してからの脚の差は歴然。力負け。 ロングプライドは出遅れて後方から。よく追い込んではいるものの上位3頭とはまだ力の差を感じる敗戦。 年齢的にも伸びしろ充分な馬なので、坂路調教などをもっと取り入れて、強い身体を作って欲しいです。
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