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マイルCS |
[ ☆レース回顧 ] |
|| 79 08/11/23 (日)21:33
12.5 - 10.6 - 11.3 - 11.9 - 11.6 - 11.4 - 11.6 - 11.7 1:32.6 4F 46.3 - 3F 34.7
4番人気ブルーメンブラットが内からロスなく抜け出して快勝。G1初制覇。 2着には大外一気に賭けた1番人気のスーパーホーネット、3着には好位から脚を伸ばした春のスプリント王者ファイングレイン。
戦前はマイネルレーニア陣営とコンゴウリキシオー陣営がいずれもハナ宣言。 がりがり飛ばす競馬になるかと思われましたが、コンゴウリキシオーがそれほど行かず、マイネルレーニアがすんなりとハナに立ち、 前半4F46.3秒−後半4F46.3秒とほぼ平均ペースと言える流れだったように思います。 ただ、馬群はやや縦長気味で、後方待機組は追走がかなり楽なペースで走っていたのではないでしょうか。
1着ブルーメンブラットは、道中は10番手あたりを追走。 3,4角にかけて内から徐々に進出し、直線でもインを突く非常にロスのない競馬。 吉田豊騎手の巧騎乗と、馬群に怯まず、それに応えた馬の精神力の強さが光りました。
2着スーパーホーネットは後方待機。4角から外を回って進出。 いったんは先頭に立ったかと思われましたが、内から出てきたブルーメンブラットの末脚に屈しました。 結果的に見れば、コース取りの差が勝敗を分けたわけですが、 そもそも向こうは7番枠でこちらは17番枠、インを突くのは難しいですし、 人気を背負っているのでリスクの高いことがしづらいのも致し方がないこと。 藤岡佑騎手もこの枠でできるだけのことはやっていると思いますが、 それ以上に今回は吉田豊騎手の手綱捌きが上だった、というしかないでしょう。
3着ファイングレインは近走の不振から人気を落としていましたが、さすがは春のG1馬。 好位で流れに乗り早めに仕掛ける競馬で健闘しました。来年の高松宮記念も期待できそうです。
2番人気カンパニーは4着。 道中は後方から数えて5,6番手の位置、スーパーホーネットより前に居ましたが、 4角であっさりと交わされてしまい、後から追いかける形に。最後はよく伸びていますが、既に勝敗は決した後。 天皇賞もそうでしたが、この形でこの着順というのが、この馬の精いっぱいでしょう。マイルという距離も若干短いように思います。
5着ローレルゲレイロは先行勢では最も奮闘した形も、 それほど不利な流れという訳でもなかったので、単にマイルG1では少し足りないということでしょう。 こちらは距離が長い印象があり、1400ならそうそう負けることはないはず。
スズカフェニックスは同日5レースで落馬負傷してしまった武豊騎手に替わり、安藤勝巳騎手が代打騎乗。 G1馬らしくそれなりに人気を集めましたが、見せ場なく8着。目に見えて衰えてきたように思います。
今年のマイルCSは変則開催の2日目、京都競馬は土曜日に競馬が行なわれず、日曜日がこの週の初日の競馬となりました。 これはあくまで個人的な意見ですが、土曜日の競馬で芝の状態がどんな状況か確認し、 日曜の朝のうちに馬券を購入するというファンは少なくないと思われるのに、このような日程を組むJRAの姿勢には少し疑問を感じました。
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