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オーシャンS |
[ ☆レース回顧 ] |
|| 富士山 09/03/09 (月)00:25
2回中山3日目の芝は重で始まり、メイン時には稍重に。馬場差が何とも読みづらいが、だいたいマイルで+1秒といったところか。 それを考えると逃げたサープラスシンガーの前半3ハロン33秒5はまずまず速い。とはいえ行き切ってナンボのタイプでこの展開は予想された通り。しかし意外だったのは、元来掛かり癖が最大の課題と言われていたキンシャサノキセキが気合をつけながら2番手につけたことだった。人気の2頭が先頭2番手となって、各馬当然前掛かり気味。速い流れでも4コーナーで一団となって直線に向く。 このコンディションだから余程の重巧者でない限りズバッとキレる馬などおらず、直線は泥仕合のようになって全馬殺到。坂があるとはいえ最後の1ハロンが12秒7も掛かったように、みんな半分脚が上がりかけていた。こうなると強いのはやはりインでロスなくさばいて余力を残していた組。結論ラチ沿いを中団で我慢したアーバニティが直線抜け出し、その一歩前でジワッと乗ったコスモベルがしぶとく2着に頑張った。 対照的に3・4着のアポロドルチェ・ソルジャーズソングは枠もあって内に入ることができず、4コーナーで大外へ振り回された。特に重巧者のアポロドルチェは坂を上がって猛然と追い込んだが、わずかに届かず。枠順とコース取りが上位勢の僅差にそのまま現れる格好となった。 しかし改めて結果を見直せば、人気を裏切って10着惨敗のキンシャサノキセキでさえ勝ち馬とはわずか0.3秒差、14着タマモホットプレイまでが0.6秒差以内で走っている。馬場適性や枠順、位置取りが着順に大きく影響しただけに、本番の高松宮記念に直結するかと問われると、?としか言い様がない。
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