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チューリップ賞 |
[ ☆レース回顧 ] |
|| K 09/03/10 (火)18:47
牝馬特有の(いつもの)スローペースの競馬、レース自体の見ごたえは少なかったが、春のG1戦線に向けて大方の比較は出来たように思われる。
ブエナビスタはスタートやや出遅れて最後方からの競馬からの差し切り。確かに出遅れから1頭だけ上がり34秒台の脚を使って勝ったのだからこのメンバーで力が抜けていたという事に異論は無い。ただ、本番を考えるとこんな競馬で良いのか、ということを思ってしまう。ここで思い出されるのは2003年の春、アドマイヤグルーヴが圧倒的支持を受けながら、桜花賞・オークスともに大出遅れをかまし、スティルインラブに後塵を拝した事だ。まだマイルならば2歳時の勝利もあるし期待は出来るが、ことオークスに関しては個人的に黄信号が点ったと考えている。この先、ゲートの改善、気性面の改善なくして牝馬3冠はあり得ない。陣営も普通を心がけるなどと驕るのではなく、気性面の対策を十分に施して本番を迎えるべきだ。 サクラミモザはあわやということころまで見せた。結果が欲しい一戦だったし、初芝でこれだけのパフォーマンスを見せられたことは収穫だろう。ただ、桜花賞で勝負になるかと言われれば、今回のように楽逃げさせてもらえればという条件付ということになるだろう。 ルージュバンブーは10kg絞ってパフォーマンス大幅良化。現時点でG1に届く感じではないが、これからどんどん良くなって来るのではないか。桜花賞よりはオークス向きの印象。 ブロードストリートは個人的にはこれでも走った方ではないかと思う。前走レースの見栄えは良かったが相手が軽かった印象だったし、正直あれだけ騒がれるのが理解できなかった。単純に一線級相手では辛いということだろう。 ジェルミナルはどうも阪神と相性が良くない。他の競馬場とは馬が違って見えてしまう。桜に見切りをつけて樫一本に絞った方がいいのかもしれない。
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