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フラワーC |
[ ☆レース回顧 ] |
|| 富士山 09/03/22 (日)22:39
徹底先行型不在で、どの馬が逃げるにしても速い流れにはならないだろうというのが大方の予想だったが、まさしく予想通りの平均ペース。内枠のヴィーヴァヴォドカが先手を主張すると、ナリタシリカもショウサンウルルも無理せず控え、ディアジーナも距離が伸びる先のことを考えてガッチリと抑えた。ディアジーナが動かないと、これをマークする馬たちも動けないので、馬群は全く動きがないまま淡々と進む。 ヴィーヴァヴォドカのペースは3ハロン目から12.0-12.4-12.5-12.5-12.0と全く無理のないマイペースであと400mを迎える。しかしディアジーナの内田騎手は前の馬など眼中にないかのように、4コーナーでは後ろをチラチラ見ている。「ずいぶん楽に行かせてくれるな、と思った」とは村田騎手のコメントだが、その通り。ヴィーヴァヴォドカは直線入り口で楽に後続を突き放すと、その貯金をきっちり使ってそのまま逃げ切った。 上がりの3ハロンを見ても各馬それほど違いがないように(上がり最速のアイアムマリリンは3角で離れた最後方)、今の中山は前に行った馬がそう簡単には止まらない。それにしてはあまりにも逃げ馬が軽視された結果がこのレースと言えよう。 ただ、そうは言ってもディアジーナはここをシャカリキになって勝ちに行く理由も必要性もなく、3着以下を2馬身半離しての2着は、「調整段階」としてはまずまずか。1キロの斤量差もあったから、さほど悲観することはない。 マジックシアターは中団のインからうまく馬群をさばいたが、今日の流れではこれがやっと。その他にさほど特筆事項はないが、ダイワバーガンディの15着はいくらなんでも負けすぎで、これはもう完全にリズムが狂っている。
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