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桜花賞 | [ ☆レース回顧 ] |
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|| Ｋ 09/04/13 (月)04:49
1000ｍ通過が59.1秒、牝馬のマイルという距離を考えればそう速いペースではないが、そこは外差し天国である今の阪神の馬場、上位は大外を回った組に絞られた。今年はたまたま差し馬に有力馬が多かったため堅い決着だったが、昨年は差しに穴馬が多く大波乱の決着であり、馬場傾向は昨年と同じ。これからも追い込み馬、外枠の差し馬は要注意ということだろう。ブエナビスタはいつも通りの後ろからの競馬。4角手前からスパートをかけたかったところだが、4角直線共に前に居たレッドディザイアやジェルミナルよりもワンテンポ遅らせての仕掛け。その時には不利に見えたが、実際坂でレッドディザイアがやや失速したあたりその判断もドンピシャだったということだろう。ただ、ここまでの3戦の破壊力に比べるとややパフォーマンスが落ちている感も否めず、追い込み一手の脚質を考えるとオークスはこの馬にとって最も厳しい戦いになりそうだ。 レッドディザイアは期待通りの走り。絶望的なところから差しきった前走の力は本物だった。前の馬をまとめて交わしに行く積極的な競馬は、本命馬のそれを思わせた。マイルは短いだけに早めの仕掛けになったのだろうが、坂下までは勝ちを意識させる競馬で、今後の展望を大きく開かせる内容になった。じっくり乗れば2400は寧ろベスト条件となりそうで、オークスでの逆転は十分に考えられそうだ。 ジェルミナルも積極的な競馬で3着を確保。この馬も仕掛けどころを間違わなければ寧ろオークスの方が力が出せそうだ。これまで実績のなかった阪神での好走はこの馬にとって大きな財産となるだろう。 離れた4着争いはワンカラットが確保。オークスの権利を取ったが、この馬は明らかにマイルのほうが良さそう。ルージュバンブーの方がオークスでは良さそうな印象だが、これもルールだから仕方が無い。 | ||