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ヴィクトリアマイル |
[ ☆レース回顧 ] |
|| マラ男 09/05/17 (日)21:32
レース前から波乱を予測。断然人気のウオッカ(1.7倍)がドバイから帰国初戦となるが、そのドバイでは全くいい所がなかったからだ。他の有力馬のリトルアマポーラ、カワカミプリンセスもマイル戦は不適正の声が多数で、結局マイル戦は連対率100%のウオッカが中心視された。帰国後はスムーズに検疫を終え、調教の動きも抜群。返し馬でも落ち着きが見られており、ほぼ万全の仕上げ。
ラップ:12.2 - 10.8 - 11.7 - 12.0 - 11.9 - 11.2 - 10.8 - 11.8
レースは各馬一斉スタート。最内枠のショウナンラノビア、ブーケフレグランス、ヤマニンメルベイユ、ブラボーデイジーらが先行して、これをウオッカが見る形。それをマークするリトルアマポーラ。カワカミプリンセスは中団10番手。最後方がヤマニンエマイユ。流れはいたってスローで、緩急がない。そのまま先行集団から直線へと入るが、ウオッカが内に入って、先頭のショウナンラノビアを交わすと後は独走体勢。そのまま7馬身差、タイム1:32.4、上がり33.4で決めた。
ウオッカに関しては役者が違ったと言うしかないだろう。去年と比較しても今年は状態面が良く見えた。マイルで7馬身差というのはあのオグリキャップのニュージーランド4歳ステークスを思い起こす勝ち方。
2着のブラボーデイジーはタイム1:33.6、上がり34.6の先行2番手で折り合った。3着のショウナンラノビアも同様。そのあとはザレマ、ジョリーダンス、リトルアマポーラ、ヤマニンエマイユ、カワカミプリンセスの順。ウオッカを除けば、正直レース自体は凡レースで、タイムも見るべきところがない。低レベルの一戦だった。それだけに牝馬路線の低調を物語る結果となった。そもそも牝馬はマイラーやスプリンターが多く見られるが、最近は中長距離馬が目立つようになった。ウオッカも基本は中長距離馬の部類に入るのだが、これは絶対能力の差であるからこその結果。今回のメンバーではマイラーと呼べる馬が低調。あえて言えばスプリンターのスリープレスナイトか。彼女が出ていれば少し違った結果になったかもしれない。
今後はウオッカが牡馬路線へ、牝馬はエリザベス女王杯へと進むのだが、ウオッカ以外はあのブエナビスタに一蹴されそうだ。
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