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[レース]
日付 レース名 開催 距離 斤量 資格 馬場 1着賞金
(万円)
2009/ 5/24 オークス 東京 芝2400 G1 3歳 牝 9700

着順
馬名 英字名 性別 馬齢 生年 毛色 産国 斤量 タイム 偏差値
1200〜 距離 〜3200
実績
実績
Point
距離
Point

ブエナビスタ

2006 黒鹿55 2. 26. 1 54 --======---1299 1485 抹消
レッドディザイア

2006 鹿毛55 2. 26. 1 54 --=====----299 478 抹消
ジェルミナル

2006 黒鹿55 2. 26. 6 51 --=====----88 130 抹消
ブロードストリート

2006 鹿毛55 2. 26. 9 49 --=====----214 213 抹消
ディアジーナ

2006 芦毛55 2. 27. 1 48 =======----115 99 抹消

デリキットピース

2006 黒鹿55 2. 27. 5 46 -======----21 81 抹消

ダイアナバローズ

2006 黒鹿55 2. 27. 5 46 --=====----23 66 抹消
ハシッテホシーノ

2006 鹿毛55 2. 27. 6 45 ---====----13 72 抹消
ダノンベルベール

2006 栗毛55 2. 27. 9 44 =======----45 27 抹消
10 ヴィーヴァヴォドカ

2006 黒鹿55 2. 28. 0 43 --=====----38 21 抹消
11 フミノイマージン

2006 鹿毛55 2. 28. 0 43 -====------238 173 抹消
12 サクラローズマリー

2006 栗毛55 2. 28. 1 42 ---====----13 20 抹消
13
ルージュバンブー

2006 青鹿55 2. 28. 3 41 --===------21 15 抹消
14
マイティースルー

2006 芦毛55 2. 28. 7 39 -===-------6 20 抹消
15
ツーデイズノーチス

2006 黒鹿55 2. 29. 0 37 --=====----19 13 抹消
16
パドブレ

2006 鹿毛55 2. 29. 3 36 =======----16 14 抹消
17 イナズマアマリリス

2006 鹿毛55 2. 29. 4 35 ===--------42 13 抹消
ワイドサファイア

2006 鹿毛55 除外
-====------34 19 抹消

 [ 出走馬一覧・詳細 ]

レース回顧
 [ レースBoard ]
オークス [ ☆レース回顧 ]
|| マラ男 09/05/25 (月)03:12  
阪神ジュベナイズフィリーズと桜花賞を連覇したブエナビスタ。能力に疑いはなく、単勝1.4倍と支持率は54%を占めた。しかし、そのレース運びに不安の声が大きかったのも事実。対抗格はレッドディザイアが6.0倍となった。以下、ディアジーナジェルミナルデリキットピースと続いた。

ラップ:12.4 - 11.3 - 12.3 - 12.5 - 12.5 - 12.5 - 12.6 - 12.6 - 12.6 - 11.7 - 11.1 - 12.0
タイム:2:26.1秒、3ハロン:34.8秒。

スタートが切られると、逃げ宣言のヴィーヴァヴォドカ 、外枠から内へと切れ込むデリキットピースレッドディザイアは中団に構え、ブエナビスタはやや出遅れて後方に下げる格好。1.2コーナー回っての隊列はヴィーヴァヴォドカが快調な逃げで先頭。2番手は単独でデリキットピースが折り合いを付けながら、3番手のディアジーナが集団の先頭。続くのがフミノイマージンダイアナバローズマイティースルーハシッテホシーノ。以下、中団グループにツーデイズノーチスジェルミナルが外、レッドディザイアが内、ブロードストリートが外、パドブレダノンベルベールサクラローズマリールージュバンブーブエナビスタは後方から2番手の内。イナズマアマリリスが最後方。1000m通過が61秒。3.4コーナーで馬群が固まり、直線に入る。ブエナビスタは後方から大外へと回す。以前としてヴィーヴァヴォドカが先頭だが、残り400mでレッドディザイアが内コースから末脚を伸ばす。一方ブエナビスタは内へ入るが、止めて大外に回す。残り200mでレッドディザイアは既に先頭で後続を引き離す。ブエナビスタはグングンと加速して、ジェルミナルを交わすと、内コースへ切れ込みながらレッドディザイアへと迫る。残り100mでレッドディザイアブエナビスタの一騎打ちとなり、ゴール直前でブエナビスタレッドディザイアをハナ差交わして1着。3馬身差にジェルミナルとなった。

レースのレベルは非常に高いものと推察される。逃げたヴィーヴァヴォドカのペースは乱ペースではないのだが、長距離戦で息を入れず淀みないペースで引っ張ったのでレースレベルを底上げする結果となった。上位陣も人気馬で占められ、正直どの馬も実力を出し切っている。

ではブエナビスタはどうなのか?後方に下げたのは安藤勝己騎手が乗り続けた「乗り手の感覚」を信じた行為だろう。ただ、当初の作戦では直線内へと入れるはずが、できなかった。これにより大きなロス。外に持ち出すと末脚の加速力は他馬と違い、なんとか1着となった。完全な負けパターンに嵌ったと言え、今回もまた馬の力の勝利であった。ただ、これからを思うと不安を拭えきれないイメージを植えつけた。

レッドディザイアは中団に構えての正攻法の競馬。終始内コースへと入れ、抜け出すタイミングも確実。四位騎手曰く「タイミングがもう少し遅ければ」と漏らしていた。完璧な乗り方だったはずが、勝ち馬の力の前に屈した。関係者も悔しさが滲み出たに違いない。桜花賞よりも確実に勝利が近かった。

ジェルミナルは大外に持ち出したが、1.2着馬の末脚の加速力に負けた。同じくブロードストリートも。ディアジーナも完璧乗ったが、瞬発力勝負では手もでなかった。折り合いを欠きながらも6着に踏みとどまったデリキットピースは大健闘で、騎手の手腕が光った。

なおレース前にワイドサファイアが落馬、逸走するのは82年のリーゼングロス以来の出来事(当時圧倒的1番人気で、2着)。なんと5000m(外コースを2週)近く走り、ゲートを出してようやく止まり、競争除外。1.2.3着順は桜花賞と同じで、これは93年のベガと同じ(ベガブエナビスタと同じく松田博資調教師の管理馬)。
オークス [ ☆レース回顧 ]
|| 59で号泣 09/05/25 (月)15:31  
ブエナビスタも強かったが なによりも 騎手安藤勝の騎乗が特筆されるべきである。
結果から見れば 負けてはいけない馬であった。(シンボリルドルフや ナリタブライアン そして ディープインパクト 級)つまりその強さは アクシデントか 騎乗ミス以外負けようのないレベルにあった。であるからこそ今回の騎乗は 特筆されるのだ。 特筆というと ほめるように聞こえるが けなすことだって特筆である。 しかし結論から言えば 褒め称えるべき騎乗であった。 
 ああいうペースで最も心身のパフォーマンスが十全に発揮される馬であることを 知り抜いている(当然であるが)安藤勝巳騎手が 負けても非難されにくいポジションを取ること もっと早めに取り付くこと などの誘惑を排除して あえてイバラ(にみえる)の道を選んだことが誰にもできることではない。 凡百の騎手と 武豊 や 安藤勝巳 が違うところである。騎乗とは decision making の連続であろう。
レースが始まれば いや走り出す前から 予測していたあるいは 予測していない事態の連続に対して decision making をそのつどの2者択一 を繰り返していく。 多分 上級のレースになるほどdecision making の ミスの許される 回数は 減り G1 では おそらく 0 の近傍である。 (多分 1回 だけのミスは 2着になると思われる。)しかも そのdecision making が された直後は まるで 間違いのようにみえ 行った当人しかその正しさは感知できない(いや行った当人も その直後は 正しいとは言い切れないのだ。その心境を 後で聞かれた騎手が 必ず言う言葉「馬の力を信じて」 というのはその部分を指す言葉なのだ)  
 ある 科学的研究を行っていくとき その過程は ちょうど 石垣の間に伸びている細い根をたどっていくようだと言う その先にどんな果実が あるかどうかわからない その根はひょっとしたら もう少し先で 切れているかもしれない しかし進む 石垣の間の根っこを追いかけて そして稀に ノーベル賞というような 果実を得る というようなことを既に研究者生命の 終了した人から聞いたことがあるが 少し 思い出した。
 いいレースを見せてもらった。
 

[0.12]



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