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小倉記念 |
[ ☆レース回顧 ] |
|| K 09/08/03 (月)21:11
道中はコスモプラチナがハナを切りドリームフライトがつける大方の予想通りの展開。ペースも前半5F59秒2のミドルペース。しかし、小回りを意識してか6F目から早くも後続が捕らえにかかっており、その間のラップが11.6 - 11.7 - 11.6。皆早仕掛けだったものだから先行馬、早めに捕まえに行った馬は最後バタバタ、結局後ろからの馬に全て取って代わられ、最後の1Fは12.4秒かかっている。道中ミドルのイーブンペースという評価が多いが、それは間違いであり、中盤からかなり厳しい流れの底力が試されたレースと言えよう。
勝ったダンスアジョイは後方からの競馬で最後は力の要るインを付く競馬。インはかなり力の居る馬場だったが、一気に注目された2年前の京都大賞典よろしくスタミナも兼ね備える彼にとっては苦になる状況でもなかったのだろう。それにしても、これまで左回り(府中、中京)に良績が集中、持ち時計も平凡だった彼が、いきなり小回り右回りの時計の出やすいレースで重賞に届いてしまうのだから不思議なものだ。次は陣営の当初の目標であった新潟記念であろうが、得意とする左回りならば今回以上のパフォーマンスを見せられるだろう。 ホッコーパドゥシャは中団から。前走よりもやや前目の位置取りだったが、案の定追い出してからエンジンがなかなかかからず、ダイシンプランのマーク戦法(?)にあって前が開かず終い。最後の1F猛然と追い込んだところは力を感じさせたが、やはりこういう小回りの競馬場では力を出しづらいか。新潟で巻き返しもある。 クラウンプリンセスは流れは向いたがこれまであまり得意ではなかった2000mでも結果を出したのは評価できる。夏競馬に入ってからの戦績を見るに、牝馬同士の緩い流れの競馬よりも混合戦の厳しい流れの競馬の方が合うのかもしれない。 昇級戦だったエーティーボスはこのクラスでも遜色ないことを示した。小回りは向いているようだし、OPレベルならば十分勝負できる。 エリモハリアーは叩き2戦目ではあったが、函館とは似ても似つかないはずの小倉での激走は驚いた。こういう厳しいレースではまだまだ力を出せるという事だろう。 ダイシン勢2騎は揃って惨敗。ダイシンプランはやはり小回り多頭数の競馬はぎこちない。広い競馬場に戻ればもっと力は出せるはず。ダイシングロウはいい頃の出来にはないようだ。 テイエムアンコールは非常に不可解な負け。3,4角中間から全く付いていけず。直前の乗り替わりどうこうの問題では無いだろう。この先暗雲漂う内容になってしまった。
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