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野路菊S |
[ ☆レース回顧 ] |
|| 富士山 09/09/22 (火)00:07
持ち時計と先行力を買われて対抗馬とされていたはずのエイシンアポロンがスタートからまったく行かず(行けず?)、当然スローペースに。ローズSでレコードタイムが出たように速い時計が出る馬場で、ラップの比較はほとんど意味を成さないが、そうはいっても2歳戦でレース上がり33.5はべらぼうに速い。 リルダヴァルの上がりは33.2、ラップは推定11.2-10.8-11.2といったところか。2歳で上がり32秒台など出しても今後の反動が不安になるだけなので、ムチを1・2発入れてラスト100mを流してこの数字というのは、ほぼ理想的で楽な勝ち方だ。序盤のペースが速くなってどうか、という懸念は(経験していないので)まだ払拭されていないが、坂のある阪神でこれだけの上がりをマークできれば能力的には十分だろう。 改修後の阪神芝1800mで1.47.2以下でかつ上がりが33.2以下なのは、07年ローズSのベッラレイア(1.46.2-33.2)と08年難波Sのアグネストレジャー(1.46.3-33.0)のみ。単純な時計換算では2歳の時点で古馬オープンレベルといえる。 先に触れたエイシンアポロン・アマファソンといったあたりは予想でも指摘したが明らかにデキ一息、特にエイシンアポロンは序盤から無理をさせる気がなかったように見えた。ベストブルームはイン好位で絶好の位置取りに見えたが、追ってパッタリ。1800mで未勝利を勝ち上がってはいるが、本質的にはマイル以下の方が良さそうだ。
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