|| 倫敦納豆 10/02/16 (火)03:53
私の記憶が正しければ、京都D1900mでのOP戦は少なくとも21世紀に入ってからは初めてである。だがD1800mのコースは1角までの距離が短く、外枠の馬が先行するのは難しい。個人的には、むしろこのD1900mの方が中心になってもよいのではないかと思っている。その意味も込めてレースの記録を残しておきたい。
人気はフサイチセブン、トランセンド、インバルコ、マイネルアワグラス、ピイラニハイウェイ、トーセンアーチャー…と続く。 まずスタートで出たのはトシナギサ。フサイチセブンも前へ行こうとするが、やはり内外の差が出たのかトシナギサが逃げる。フサイチセブンは2番手、以下トランセンド、次にピイラニハイウェイとユウキタイティが並ぶ。トーセンアーチャーは中団の後ろ、インバルコやマイネルアワグラスは後方待機となった。 速いペースを保ったままレースは進み、4角でトシナギサがつぶれ、フサイチセブンが先頭に出て押し切りをはかる。トランセンドが2番手となり、後方からマイネルアワグラスとインバルコが並んで上がってくる。 直線に入って、フサイチセブンとトランセンドの一騎打ちの様相になった。必死に突き放して逃げ込むフサイチセブンだが、残り1Fで疲れたところをトランセンドが捕らえて差し切った。マイネルアワグラスとインバルコの争いは最後まで続いたが、マイネルアワグラスがこの3着争いを制した。
6.7-11.2-11.4-12.6-12.1-12.4-12.1-12.2-12.1-12.6
2角あたりからの「12.6」はあるものの、全体的には速いペースで流れ、先行勢がそのまま押し切ったレースである。ダートの中でも京都は比較的好時計が出やすく、しかも今回は重馬場。従来のレコードは20年以上前のものなのだそうだが、久々(初めて?)のOPでこの流れでは、レコード更新はむしろ当然であろう。京都D1800mとのバランスで考えれば、もう少し速いタイムが出てもよいくらいである。(代替開催となる東海Sがチャンスか) そしてトランセンドは第1回レパードSの勝者でもあるが、この時もまた高速コースをスピードと先行力で勝ったレースであった。こういう馬なのだと思うが、とするとコース形態では東京の方が合っていそうに思う。フェブラリーSにこの馬が出てこないのは損失だったのかもしれない。
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