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[レース]
日付 レース名 開催 距離 斤量 資格 馬場 1着賞金
(万円)
2011/ 2/20 フェブラリーS 東京 ダ1600 G1 4上国  9400

着順
馬名 英字名 性別 馬齢 生年 毛色 産国 斤量 タイム 偏差値
1200〜 距離 〜3200
実績
実績
Point
距離
Point


トランセンド

2006 鹿毛57 1. 36. 4 60 --===------485 560 抹消
[地] フリオーソ

2004 栗毛57 1. 36. 6 59 --====-----38 298 抹消

バーディバーディ

2007 黒鹿57 1. 36. 6 59 --===------170 529 抹消

ダノンカモン

2006 黒鹿57 1. 36. 8 58 -===-------264 942 抹消

マチカネニホンバレ

2005 鹿毛57 1. 36. 9 57 --====-----134 279 抹消

クリールパッション

2005 鹿毛57 1. 37. 3 55 --===------136 557 抹消
(外) ライブコンサート

2004 黒鹿57 1. 37. 3 55 --==-------152 840 抹消
シルクメビウス

2006 鹿毛57 1. 37. 3 55 --===------215 366 抹消

ダイシンオレンジ

2005 鹿毛57 1. 37. 4 55 ---==------99 260 抹消
10 (外) ビクトリーテツニー

2004 栗毛57 1. 37. 5 54 ===--------76 231 抹消
11
ダイショウジェット

2003 鹿毛57 1. 37. 6 54 -===-------161 647 抹消
12 オーロマイスター

2005 鹿毛57 1. 37. 6 54 -===-------97 351 抹消
13
メイショウタメトモ

2005 鹿毛57 1. 38. 1 51 ---===-----19 187 抹消
14 セイクリムズン

2006 黒鹿57 1. 38. 1 51 ===--------210 483 抹消
15
パワーストラグル

2006 黒鹿57 1. 38. 6 49 --====-----20 171 抹消
16 (外) コスモファントム

2007 鹿毛57 1. 38. 9 47 ---===-----192 168 抹消

 [ 出走馬一覧・詳細 ]

レース回顧
 [ レースBoard ]
フェブラリーS [ ☆レース回顧 ]
|| 倫敦納豆 11/02/22 (火)23:37  
 サクセスブロッケンの引退を抜きにしても、エスポワールシチースマートファルコンは不出走で、中央G1馬はトランセンドただ1頭。あとは南部杯勝ちのオーロマイスターがいるだけ。ところがここに、交流G1を5勝しているフリオーソが、中央勢を与しやすしと見てか急遽参戦してきた。フリオーソは南関東の中距離が主戦場であり東京マイルはかなり条件が異なる。
 結局単勝人気はトランセンド(3.5倍)、セイクリムズン(5.1倍)、フリオーソ(5.5倍)、バーディバーディ(7.3倍)、ダノンカモン(7.5倍)の順で、以下10倍台がシルクメビウスマチカネニホンバレである。トランセンドフリオーソも今回の条件に不向きと見られ、実績と比べて人気は接近していた。

 12.6-11.2-11.9―12.2-12.2-12.1-11.9-12.3

 スタートは大きな差はなかったのだが、そこからトランセンドが必死に追って加速する。一方でフリオーソは少し躓いたこともあってか出足がつかず、後ろに下がった。ダートに入って逃げるのはトランセンドセイクリムズンが続き、さらにダイシンオレンジマチカネニホンバレメイショウタメトモバーディバーディコスモファントムと続く。その後にダノンカモンで、シルクメビウスは後方待機、フリオーソが徐々に位置を上げてシルクメビウスに並んできた。
 3角に入って、マチカネニホンバレが先頭トランセンドに並ぶ。この2頭が少し抜ける形でその後にセイクリムズンメイショウタメトモダイシンオレンジの3頭が並ぶ。ここからスピードの差かメイショウタメトモが徐々に後退。バーディバーディが5番手に上がる。
 直線に入って、内外の差でトランセンドが再び抜け出すが、マチカネニホンバレが再び並んでくる。馬群からはバーディバーディが抜け出して前の2頭を追い、その後ろからダノンカモンも徐々に伸びてきた。
 残り200mでトランセンドはついにマチカネニホンバレを振り切る。バーディバーディが追うが、最後はトランセンドと脚色が同じになる。だが、直線前半では中途半端な伸びだったフリオーソがようやくスピードに乗って追い込んできた。しかしこれもバーディバーディを交わして2着に上がるまでで、勝ったトランセンドを脅かすには至らなかった。

 トランセンドのペースは、初めの2Fを除いて11.9秒から12.3秒に収まる平均的なラップである。つまり、追走する相手の調子を狂わせることができず、全力で立ち向かわれてしまう。にもかかわらずの逃げ切りには価値がある。JCDではバーディバーディ、今回はマチカネニホンバレの徹底マークを受けながら、二の脚で振り切るあたり、追走勢との力の差を感じさせる。
 ただ、厳しさはあったとはいえJCDと同じような展開だった。以前の脆い面が本当に改善されたかどうかの疑問は払拭できたわけではない。次はドバイだそうだが、逃げられなかったときや逃げてもハイペースを強いられたときなど、どこまで戦えるかは気にかかる。
 フリオーソは結局芝部分をうまく走れなかった。理由はあるにせよ大きく離されすぎで、他馬との芝適性の差は大きかったのだろう。だが悪いなりに芝部分で追って差を小さくとどめたり、リスクと引き換えにもう少し内を回ったりする手はあった。どこか安全策をとってしまった印象は残る。交流重賞は事実上少頭数の戦いが多いため、フリオーソ自身がそういう狡い戦いの経験が足りず、やりたくてもできなかったのかもしれない。
 なお、前半出られなかったから後半伸びた、との説は採らない。フリオーソは本来斬れる馬ではない。今回のラスト1Fについては、他馬が止まったところをスタミナ優位のフリオーソが止まらなかった面が大きく、スタートでのロスと比べてラストの得は僅かであろう。
 バーディバーディは少し控えて直線で伸びる戦法で挑んだが、JCDと同じような結果に終わった。JCDと東京大賞典でのラストに不満があってこの戦法になったと思われるが、今回も最後伸び切れていない。あまり控えない方がよいと思う。

 最後にレース全体について2つほど。まず勝ちタイムが1:36:4と遅く、これがレース低レベル説の根拠にされていそうだが、最終12R(1600万下)が1:38:3とさらに遅く、これはフェブラリーSでは14着と15着の間である。条件戦ごとレベルが落ちたというなら別だが、条件戦との差で見る限りG1としての格はあったのではないか。東京にしてはかなり遅い馬場だったと解釈したい。
 もう一つ、今回複勝圏内に入った3頭は、いずれも前走がG1で、やはり複勝圏内に入っていた(フリオーソの川崎記念をメンバー低過ぎとし無視しても、その前が東京大賞典2着)。トランセンドフリオーソが条件不適合と見られて人気が割れたのだが、(特にダートにおいて?)G1を戦い続けて上位にいる馬は上がり馬よりも強い、という教訓が残された。

[0.14]



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