|| イギリス貴族 11/05/27 (金)00:40
レースラップ: 6.7 - 11.7 - 11.6 - 12.4 - 12.1 - 12.1 - 11.8 - 11.7 - 11.4 - 12.2 (30.0 - 48.4 - 35.3 = 1:53.7※レコード) 勝ち馬コーナー通過順: 3, 3, 7, 2
アンタレスS上位がそろって再び対決、さらに別路線からも楽しみな馬がやってきて多士済々。 とはいえ好メンバーだったアンタレスSを完勝したゴルトブリッツがやや抜けて1番人気。
発走直前にクリールパッションが除外となりました。
全馬そろったスタート。外からランフォルセがハナをうかがい、そのまま先手を取りました。 ラチ沿いでマークするようにワンダーアキュート、先行集団の直後にバーディバーディとゴルトブリッツ、テスタマッタもその後ろにつけ、人気どころが固まります。
レースが動いたのは1000m通過のあたり。 後方2番手にいたマイネルアワグラスが長い脚を使える長所をいかすべく仕掛けます。すると、つられるようにハギノリベラが動き、テスタマッタも同調。この2頭が前に並びかけて各馬の位置取りががらっと変わりました。
こうして3コーナーでは6頭ほど固まった状態で回りました。 ここで外を回ったバーディバーディは内のスペースを取られてしまいポジションを悪くしました。
さて4コーナーでは上記の展開もあって好位勢が早くも失速気味。 先頭にいたランフォルセとラチ沿いでじっくりやり過ごしたワンダーアキュートの手応えがよく、直線さっそく突き放しにかかりました。
2頭が後続にリードをつけ、残り200mでワンダーアキュートが前に出ます。食らいつこうとするランフォルセ。 その後ろでは道中マクるかたちになったテスタマッタが踏ん張りますが、自分のレースをしていたシルクメビウスの方が脚色よく3番手に。ゴルトブリッツもその直後にいますが、前走のような脚が見られずこれらに追いすがるのが精一杯。
けっきょくワンダーアキュートが1+3/4馬身差ランフォルセにつけて優勝。 やや離れたオッズでしたが、人気馬が上位にすんなり収まる結果となりました。
出色はやはり勝ちタイム。1800mだったように思ってしまうほどのレコード決着でした。 ワンダーアキュートは重賞3勝目、このレースは兄弟制覇。さらにそろって兄弟レコードホルダーになったというおまけつき。 あとは地方の砂に適応さえできれば、大井の大一番でも期待してよさそうです。
芝は1つ下の世代が猛威をふるっていますが、ダートはトランセンド世代が健在――それを表す上位独占でした。
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