|| 倫敦納豆 14/07/01 (火)01:57
マラ夫さんのレース回顧に合わせて、レースの流れについて記載します
戦前予想で逃げる可能性が考えられたのはヴィルシーナとカレンミロティック。今回はヴィルシーナが引っ張る形になった。これに外から迫るのがフェイムゲーム。カレンミロティックは内の3番手である。 スタートが注目されたゴールドシップは、スタートそのものは互角だがその後行かせようとせず、最後方だった。しかしペースが遅そうと見たか、2F目の後半あたりから一気に位置を押し上げて一気に4番手の外までやってきた。その内にいるのはジェンティルドンナである。もう1頭の有力馬ウインバリアシオンはやや後方にいる。 デニムアンドルビーもスローと見たか、向正面で最内から上がって先頭をにらむ。実際に前半1000mは62:4で、馬場を考慮しても緩めではある。しかしここからピッチが上がってゴールまで続く。 ヴィルシーナに対して2番手フェイムゲームが迫り、3番手カレンミロティックとの差が開く。しかしすぐに、内デニムアンドルビー、中カレンミロティック、外ゴールドシップの3頭が先頭の2頭に食らいついて行った。ジェンティルドンナ、メイショウマンボ、ウインバリアシオンが、順に大外から上がる構えを見せた。
直線に入ってフェイムゲームが先頭のヴィルシーナに並ぶ。しかしヴィルシーナは耐え、先にフェイムゲームの方が音を上げた。だが残り200mで、3番手集団から抜け出していたゴールドシップが一気に先頭に立った。カレンミロティックもゴールドシップほどではないがじりじりと上がって行く。結局ゴールドシップが3馬身差で完勝、以下カレンミロティック、ヴィルシーナの順で入線した。
・単勝人気はゴ→ウ→ジェの順ですが、複勝ではウ→ゴ→ジェの順でした。GI勝利も大敗も多いゴールドシップと、惜敗の多いウインバリアシオンの違いがよく表れています。 ・パトロールビデオを見ると、スタートから内回りコースとの合流点を過ぎるとすぐに内ラチ近くに馬群が形成されるのですが、ゴールドシップは1角近くになるまで大外を走り続けます。馬場の内がボコボコになっていたことを考えると、これが勝因だった可能性もありそうです。
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