|
クイーンS |
[ ☆レース回顧 ] |
|| マラ男 14/08/06 (水)22:02
夏の牝馬重賞、クイーンステークス。人気順はスマートレイアー(4.0)、キャトルフィーユ(5.2)、ディアデラマドレ(6.2)と混戦。
ラップ:12.3 - 11.3 - 11.5 - 11.3 - 11.4 - 11.5 - 11.8 - 12.4 - 12.2
大外枠からオツウが先頭主張するも、オーバーペース。2番手ケイアイエレガント以下、馬群はハイペースで追走したまま直線に入る。キャトルフィーユが残り200m先頭も、最内からアロマティコと大外スマートレイアーの最後方待機組が迫るも、これを退いてキャトルフィーユが先着。
キャトルフィーユは速いペースに乗じて、雪崩れ込む形となった。半姉レディアルバローザの器用さを思い起こす騎乗だった。最後方待機から追い込んだアロマティコとスマートレイアーだったが、共にゴール寸前で止まった。アロマティコは最内を付いて、馬群を手綱で行動助勢すると、進路確保して鞭を振るったが届かず。スマートレイアーは3.4コーナーから鞭を振るって急加速を仕掛けたが届かず。アロマティコは一瞬の脚(2ハロンの脚)、スマートレイアーは持続する脚(4ハロンの脚)で、もし両者が内外を入れ替えると、スマートレイアーのほうが先着優勝したと思う。ただ、スマートはディープインパクト産駒特有の揉まれ弱い一面もあり、外一気でしか全力を発揮できないところに、GI勝てない脆さがあると見ている。アロマティコに関しては、三浦皇成騎手の馬群を捌く技術と鞭の使い方が優れており、この技術がロスの少なさと馬の負担を少なくしている。今年の上半期は二度の人気薄の馬(NHKと安田)を上位に食い込ませており、函館リーディングも獲得。騎手としての成長が垣間見られた。
残念なのはマーブルカテドラル。直線、馬が進路を最内に潜り込んでしまい、追い出せず。減量を強いられた田辺騎手の手綱に力が入らなかった。巻き返しは十分あると思う。上がり馬のオツウはオーバーペースを自ら演じてしまった松田騎手のミス。先頭切ることは間違いでないと思うが、馬に急なことを要求しては駄目だ。実力のなさを証明するものではない。
|
|