|| 倫敦納豆 14/08/24 (日)23:44
凱旋門賞に登録しているゴールドシップとハープスターが、そのステップレースとして札幌記念にやってきた。人気はゴールドシップ(1.8倍)、ハープスター(3.7倍)、トウケイヘイロー(7.5倍)、ロゴタイプ(8.6倍)であり、あとは20倍以上である。
12.6-10.7-11.6-11.6-11.9―12.1-12.3-12.3-12.0-12.0
まず予想通りトウケイヘイローが先頭に出てきた。先行と後方待機のどちらかなのかが注目されていたゴールドシップだったが、横山典騎手は最後方待機を選んだ。私はウインズで観戦していたが、ここで(おそらく否定的なニュアンスの)叫び声、うめき声が上がった。また彼の悪い病気が出た、と思ったのだろう。ハープスターが馬群の中の最後だが、そこからも4〜5馬身離される。 先頭トウケイヘイロー、続いてロゴタイプとムーンリットレイク、続いてルルーシュ、さらにタマモベストプレイとトウカイパラダイス。ハープスターは後ろから2番目、ゴールドシップは離れた最後方である。 TV画面で馬群の順番が一通り示されたところで、ゴールドシップの横山典騎手の判断が悪くなかったことが明らかになる。前半1000mが58:4と速いのだ。トウケイヘイローは単騎逃げだが大逃げというほどでもない。つまり2番手以降もオーバーペースである。 ラップ上では1000m付近から先頭のペースが少し下がるが、その分馬群が凝縮されていくので後方のペースは下がっていない。そしてゴールドシップが徐々に馬群に近づき、3角から前の馬を抜いていく。ハープスターもその前でぐんぐん上がって行く。 4角ではムーンリットレイクが既に脱落、トウカイパラダイスとロゴタイプが先頭のトウケイヘイローに並びかけるが、ハープスターとゴールドシップがその外にやってきていた。 直線入り口の、最後のコーナーワークでリードを奪ったのはハープスターの方だった。もう先行勢は勝負できない。ゴールドシップが追いすがるが、そのリードを保ったままハープスターが勝ち切った。1・2着の間は4分の3馬身、2・3着の間は5馬身がついていた。
ハープスターはこれで小回りコースをこなしたことになる。対ゴールドシップに限ると、勝因は絶対的な走力の差ではなく、器用さであった。これなら馬群の中を走らせても大丈夫だったのではないかと思ったのだが、他の方はどう思われるだろうか。 さて、このレースで惨敗するようならば凱旋門賞行きもなくなるところだっただろうが、この内容ならハープスター、ゴールドシップともに行くだろう。結果がどうなるかまでは何とも言えないが、今回のレースが原因で故障、などとならず、無事にレースをできることを願う。
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