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マイルCS |
[ ☆レース回顧 ] |
|| マラ男 14/11/24 (月)08:37
人気はミッキーアイル(4.4)、トーセンラー(4.7)、フィエロ(5.6)、ワールドエース(5.6)、ロゴタイプ(13.4)の順で。今年の安田記念組は10頭で、上位入線より下位入線の馬のほうが人気。
ラップ:12.0 - 10.4 - 11.3 - 11.6 - 11.4 - 11.5 - 11.3 - 12.0
2番枠からホウライアキコが先頭を切ると、外枠からミッキーアイル、グランデッツァ、サンレイレーザーが競りかけ、ダイワマッジョーレ、ロゴタイプ、レッドアリオン、フィエロ、ワールドエース、クラレント、エキストラエンド、ダノンシャーク、グランプリボス、サダムパテック、トーセンラー、タガノグランパ、エクセラントカーヴと続く。団子状態で追走。直線に入るとホウライアキコとミッキーアイルはバテ、3番手のグランデッツァが先頭。残り200mでフィエロが抜け出すと、内ラチからダノンシャークが競り掛けると、ゴール直前で交わして先着。
タイムこそ1分31秒台だが、これはホウライアキコの玉砕レースと目標にされたミッキーアイルがつり上げたペースなので、純然とハイペースの前潰れという言葉は相応しくないと思う。3番手待機のグランデッツァ以外は潰れてしまっているが、これは単なる力不足とみる。
ダノンシャークは終始、後方に待機しつつも、中団待機のフィエロを目標に入れ、直線では内ラチインコースを付いた。丁度先行馬が失速するタイミングと、追い出しを仕掛けるタイミングが合致。先に抜け出したフィエロの進路を通ってを捉えた。前走富士S以前は先行策だったが、今回は騎乗者が変わったことで思い切って後方差し勝負。余計な先入観なく乗れたことが大きかったと思う。岩田騎手の追い方は直線で馬をふら付かせることが多く、お世辞にも「スマートな乗り方」とは言えないが、今回はふら付かせないよう、腰の重心を右に振り、ゴール直前で手綱を動かして、首を前進させた。ベストプレーといっていいだろう。 一方、フィエロは目標にされて差された。福永騎手は何時も自然体でレースする余り、ゴール前差されることが多く、今回は悪い形となった。前走騎乗したダノンシャークに負けたことを踏まえると、痛恨の2着だろう。 ワールドエースはスタート直後、馬が飛び上がってしまい、混乱したままレースをしてしまった。騎手は固定したほうがいい。
今の京都は内伸び馬場で、外側走ろうとも、内馬場をを選択したほうが伸びる。問題はスパートするタイミングで、坂下のカーブで早仕掛けすると、外に膨れて余計な力を使う。その辺り熟知していたのは岩田騎手と福永騎手である。ちょっと話が外れるが、欧州の外国人騎手はスピードで戸惑う京都のGIは乗れてないことが多い。東京は芝はスピードは問われないので、乗りやすいと思う。
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