|| 倫敦納豆 15/11/24 (火)01:27
予想をしていませんでしたが、回顧させていただきます。
安田記念馬モーリスがそのレース以来の実戦でファンも今一つ信用しきれず、人気は混戦模様となった。その人気は、イスラボニータ(3.2倍)、フィエロ(5.1倍)、サトノアラジン(5.6倍)、モーリス(5.7倍)とここまでが10倍以内、以下アルビアーノ、ヴァンセンヌ、ダノンシャークが10倍台であった。
12.6-10.9-11.1―12.5-11.9-11.1-11.5-11.2
スタート直後はロゴタイプ、クラリティスカイらが前に行きそうな気配もあったが、内からレッツゴードンキが先手を主張してクラリティスカイとの競り合いになった。結局はレッツゴードンキが先頭に立ち、クラリティスカイが2番手に。以下トーセンスターダムとケイアイエレガント、ロゴタイプ、アルビアーノ、ダイワマッジョーレと続き、フィエロはその次、さらにサトノアラジンとモーリス、イスラボニータはその後ろである。 4角で馬群は縮まり、まずクラリティスカイがレッツゴードンキに並びかけ、ロゴタイプも外から進出の構えを整える。 直線に入って、まだレッツゴードンキは粘っているがクラリティスカイは伸び悩む。トーセンスターダムが外から、アルビアーノが内に入って並びかける。そこで外からモーリスのムーア騎手が猛然と追って、一気に先頭を奪う。一緒に上がってきたフィエロが2番手に上がり、内からイスラボニータも差してきたがこれは届かない。モーリスがそのまま勝って春秋マイル王となった。
先述のように、モーリスは安田記念馬でありながら、それからこのレースまで休んでおり、1番人気にはならなかった。だがこのレースでは極端な着差ではないものの、はっきりと力を見せつけた。個人的には、その他の馬で特筆すべき事項は感じられなかった。
ところで、入場のときに馬の紹介があり、馬体重、騎手名、斤量が報告されるが、GIの場合はその際に短い文章が付けられる。今回の紹介では、その短文で馬名を利用したものが目立った。個人的にはこの工夫を楽しいと思ったので、ここに紹介したい。「」内が、馬名に関連のある語句である。
01 ヴァンセンヌ 初代王者の血を受け継ぐ 02 ケイアイエレガント 雅の都で「上品に」舞う 03 レッツゴードンキ 距離を「ディスカウントで」スピード全開 04 ダイワマッジョーレ 求めるものは「最高の」結果 05 イスラボニータ 矛先をマイルに向けた皐月賞馬 06 アルマワイオリ 最後に滑り込んだ意外性の男 07 アルビアーノ 歴史を作るか、うら若き最速の乙女 08 サトノアラジン 「魔法の」末脚で頂点へ「一っ飛び」 09 レッドアリオン タイトル奪取は兄弟の悲願 10 フィエロ その日は来た、リベンジだ 11 カレンブラックヒル 先輩GI馬の意地を見せたい 12 レッドリヴェール ダービー以来、牡馬への挑戦 13 リアルインパクト 名手が導く新たな「衝撃」 14 トーセンスターダム 再び「スポットライトを浴びる舞台」 15 ダノンシャーク 連覇をもくろみ「牙を研ぐ」 16 モーリス 常識を打ち破れ、春のチャンピオン 17 ロゴタイプ 雌伏の時を経て復活へ 18 クラリティスカイ 志「天高く」古馬に立ち向かう
|