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[使い方]

[レース]
日付 レース名 開催 距離 斤量 資格 馬場 1着賞金
(万円)
2015/12/27 有馬記念 中山 芝2500 G1 3上国  25000

着順
馬名 英字名 性別 馬齢 生年 毛色 産国 斤量 タイム 偏差値
1200〜 距離 〜3200
実績
実績
Point
距離
Point

ゴールドアクター

2011 青鹿57 2. 33. 0 58 -----===---662 1240 抹消
サウンズオブアース

2011 黒鹿57 2. 33. 0 58 ------==---437 1344 抹消
キタサンブラック

2012 鹿毛55 2. 33. 1 57 ----=======1804 1626 抹消
マリアライト

2011 黒鹿55 2. 33. 1 57 ---=====---346 589 抹消
ラブリーデイ

2010 黒鹿57 2. 33. 2 57 ----====---781 774 抹消
トーセンレーヴ

2008 鹿毛57 2. 33. 3 56 --======---196 252 抹消
アドマイヤデウス

2011 栗毛57 2. 33. 3 56 ----=======239 546 抹消
ゴールドシップ

2009 芦毛57 2. 33. 3 56 ----=======1301 1207 抹消
ワンアンドオンリー

2011 黒鹿57 2. 33. 5 55 ----===----332 638 抹消
10 ルージュバック

2012 鹿毛53 2. 33. 5 54 --======---318 442 抹消
11 アルバート

2011 栗毛57 2. 33. 6 55 ------=====334 501 抹消
12 ラストインパクト

2010 青鹿57 2. 33. 6 55 ----=======385 669 抹消
13 ヒットザターゲット

2008 栗毛57 2. 33. 7 54 ----====---339 635 抹消
14 ダービーフィズ

2010 栗毛57 2. 33. 9 53 ---=====---87 232 抹消
15 オーシャンブルー

2008 鹿毛57 2. 35. 4 46 ----====---186 448 抹消
16 リアファル

2012 鹿毛55 2. 35. 5 45 ---=======-104 110 抹消

 [ 出走馬一覧・詳細 ]

レース回顧
 [ レースBoard ]
有馬記念 [ ☆レース回顧 ]
|| マラ男 15/12/27 (日)22:15  
出走確定前に今年のジャパンカップ馬ショウナンパンドラが回避。引退するゴールドシップ(4.0)、今年宝塚と天皇賞秋制覇したラブリーデイ(4.4)、菊花賞組リアファル(6.0)とキタサンブラック(8.3)、サウンズオブアース(9.8)らが続く。有馬実績抜群のゴールドシップ、安定性抜群のラブリーデイ、腕前なら最高の外国人騎手のリアファルサウンズオブアースという馬券の買い方で、馬連や3連系の中心はラブリーデイサウンズオブアースリアファルという順番。馬場は固め。展開はリアファルが先頭を切るのでないか、向正面でゴールドシップがロングスパートを仕掛けるのでないかという予想。

7.0 - 11.7 - 12.2 - 12.5 - 12.7 - 12.8 - 12.6 - 12.6 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 11.3 - 12.2 有馬
7.1 - 11.2 - 12.1 - 12.1 - 12.2 - 12.6 - 12.8 - 12.9 - 12.7 - 12.6 - 12.2 - 11.4 - 11.8 1600万下(土曜日)
7.2 - 11.3 - 11.8 - 12.5 - 13.2 - 13.6 - 13.0 - 13.3 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 11.8 - 12.1 1000万下(日曜日)

スタートが切られると、4枠ゴールドアクターが先頭も、直ぐに6枠のキタサンブラックリアファル、8枠のマリアライトが先手を取る。ゴールドシップトーセンレーヴは後方へ。スタンド前ではキタサンブラックリアファルマリアライトゴールドアクターサウンズオブアースラブリーデイアドマイヤデウスラストインパクトヒットザターゲットルージュバックワンアンドオンリーダービーフィズオーシャンブルートーセンレーヴアルバートゴールドシップ最後方。前半62秒と落ち着いた流れ。1.2コーナーで落ち着かない2番手リアファルが先頭のキタサンに競り掛けるも、譲らず。ここで前かがりの速いペースとなり、縦長。1000m切ったところでゴールドシップがロングスパートを敢行して大歓声、一気にペースアップ。ゴールドシップは600m近くまで上がるが手ごたえが悪い。リアファルも後退。サウンズオブアースも急激なペースアップに取り残され、代わりに先頭キタサンブラックマリアライトが競りかけ、内からゴールドアクターが3番手まで進出。直線ではキタサン、マリア、アクター3頭の争い。坂を上がってアクターが先頭に抜け出て、外から追い込んだサウンズを抑え込んで先着。吉田隼人騎手が左手を突き出して勝利宣言。

騎手による初GIが有馬はリードホーユーの田原成貴以来。吉田隼人騎手は12月に負傷して一時期乗れない可能性も示唆されたが、今週の土日に数レース騎乗して健在振りをアピール

レースを分析すると、横山典弘騎手のキタサンブラックが終始主導権を握る展開。※リアファルに簡単に先頭を奪わせず、ゴールドシップがスパートをした瞬間にキタサンがペースアップしてなし崩しにゴールドシップらの脚を使わせる戦法。ゴールドシップの最大の敵は馬でなく、シップとコンビを組んだ横山典弘だった。ロングスパート仕掛けようならペース上げてなし崩しに脚を使わせる。先行した5頭によるスタミナを生かした雪崩れ込み。専門家からは※「時計が遅い、土曜日のレースより低レベル、スローペースだ」という意見もあるが、筆者はその意見に真っ向から反対。全体の上がり3ハロンを計算すると、1着ゴールドアクター(34.8)、2着サウンズオブアース(34.7)、3着キタサンブラック(35.1)、脚を貯めた5着ラブリーデイ(34.7)、直線だけで追った7着トーセンレーヴ(34.4)、8着ゴールドシップ(35.2)、差してきた10着ルージュバック(35.0)と平均34.9秒(全体上がり35.0秒)。先行集団が主導権を握った馬によるハイペースでの消耗戦で、近いレースとして2004年のゼンノロブロイタップダンスシチー、2010年のヴィクトワールピサが挙げられる。先行集団が前々で粘られると、差し馬はなし崩しに脚を使わされてしまう。展開に嵌ったのはルージュバックで、一時期3番手のゴールドシップまで接近したが、直線で後退した。
先行馬が強いのか、差し馬が強いのか、例年の展開やレベルに左右されやすいが、今年は先行馬が強く、差し馬が弱い…寧ろ弱すぎた。今年人気を集めたのは先行するのでないかという馬たち。逆に差し馬が人気を集めた年は差し馬の上位独占で、オルフェーヴルゴールドシップが3歳から5歳時かけてだが、もうオルフェーヴル世代は7歳、強いゴールドシップ世代は6歳、ラブリーデイの5歳世代は故障馬続出し、ゴールドアクターショウナンパンドラら4歳世代がこれから古馬世代を引っ張っていくのでないか…そういう印象を受けた。

リアファルは直線前で左肩ハ行発症、直線は追ってない。
※土曜日のレースは先行した5頭が、後続馬を10馬身差引き離しての雪崩れ込み。
有馬記念 [ ☆レース回顧 ]
|| 倫敦納豆 15/12/27 (日)23:05  
 先にマラ男さんの回顧文がありますが、私もせっかく書いたので載せます。

 人気はゴールドシップ(4.0倍)、ラブリーデイ(4.5倍)、リアファル(6.0倍)、キタサンブラック(8.3倍)、サウンズオブアース(9.8倍)とここまで10倍以内、以下10倍台がルージュバックゴールドアクターアルバートと、戦前の評価は割れた。ゴールドシップにしても複勝は3番人気であり、しかも引退レースゆえに人気が上乗せされたとも解釈でき、実際は上記の数字以上に混戦予想だった。

 7.0-11.7-12.2―12.5-12.7-12.8-12.6-12.6―12.0-11.9-11.5-11.3-12.2

 スタートでまず前に出たのはゴールドアクター。しかしキタサンブラックがこれを制し先頭に立ち、ゴールドアクターは引き下がった。そこへ逃げが予想されていたリアファルがやってくる。ゴールドシップはあいかわらず二の脚がつかず最後方スタートである。
 先頭はキタサンブラック、続いてリアファル、さらにゴールドアクターサウンズオブアースマリアライトが並び、さらに内ラブリーデイ、外アドマイヤデウスルージュバックはもう少し後ろ、ゴールドシップは最後方である。1000m通過が1:02:4と遅い。
 レースは残り1000m、ゴールドシップが最後方から前への進出で動き始めた。そこから2ハロン弱で一気に押し上げてきたが、前の馬も速度を速めた影響で先頭までは立てない。特にマリアライトが反応して、ゴールドシップを内に入れないようにブロックした。
 マリアライトはそのまま先頭に並びかけるがキタサンブラックも譲らない。ゴールドシップはここから勢いで負け始め、リアファルは早くも後退。内の3番手をゴールドアクターが奪い返し、後方ではアルバートダービーフィズラストインパクトが大外からの進出を狙う。
 直線に入って、キタサンブラックマリアライトの叩き合いに、ゴールドアクターが迫ってくる。内ラブリーデイ、外サウンズオブアースも迫るが少し遅れている。ゴールドアクターが先頭に立ち、サウンズオブアースの追撃を振り切り、クビ差で有馬記念を制した。

 ゴールドアクターサウンズオブアースは近いところに位置取り、共に最後に伸びていたのだが、サウンズオブアースの方が伸びるタイミングが遅れて勝利を逃した。どうも後退するリアファルを交わしあぐねて遅れたようだ。着差を考えると痛恨である。そしてゴールドアクターは番手の内をずっと通り、直線早目に抜け出す、有馬記念の黄金パターンであった。

 以下に感じたポイントを記す。
 (リアファル)
 逃げる可能性が最も高いと思われていたリアファルだが、逃げずに番手に控えたばかりか真っ先に脱落し、最下位となった。先頭に行けずにリズムを崩したとかではなく、単に体調不良だったり小さな故障があったりで、弱かったから大敗して弱かったから逃げの体勢も作れなかったのではないだろうか。ただし逃げたところで、今回のキタサンブラックと同じようなペースが予想されるので、リアファルの弱さが勝負全体に与えた影響は小さかったと見る。
 (ゴールドシップのまくり1)
 ゴールドシップが3角で前に来たことでマリアライトが反応し、レースが一気に動いた。キタサンブラックを最後まで抜けなかったことを考えれば力負けではあるのだが、もしもあの時点でまだ死んだふりをしていれば、他力ながらワンチャンスがあったかもしれない。2012年のエリ女を思い出す場面だった。
 (ゴールドシップのまくり2)
 ゴールドシップが上がっていくにつれ、抜かれた馬たちがゴールドシップの後を追い始めた。もしもそれが戦前から用意していた作戦だとすればこんな感じだろう。「ゴールドシップが後方から先頭まで行けばレースが大きく流れる。それならゴールドシップのさらにあとを追いかけた方が有利だ。レースを壊してくれればその後を通って2、3着に入りやすいし、ゴールドシップラストで止まれば1着があるかもしれない」
 だが今回のゴールドシップはそこまで強くなく、レースはそれほど壊れなかった。そして同じことを考えた騎手がアルバートダービーフィズラストインパクトと3頭いたことで、彼ら同士の位置争いで消耗してしまったように見える。着眼点は悪くないように思うが、勝負は甘くなかった。

 最後に勝利騎手インタビューについて。ゴールドアクターは最初に先頭に立ちかけるなど、レース内容について話してほしいことはあった。インタビュアーがレース内容に触れないのは残念であった。特に「キタサンブラックが来なければ逃げるつもりだったのか」は聞きたかった。

[0.23]



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