|| 倫敦納豆 16/04/18 (月)01:17
予想に参加していませんでしたが、回顧させていただきます。
牡馬クラシック第1戦、皐月賞。人気はサトノダイヤモンド(2.7倍)、リオンディーズ(2.8倍)、マカヒキ(3.7倍)の3強オッズ。4番人気エアスピネルが16.1倍で、3番人気と4番人気にここまで差があるのは記憶にない。 この日の中山競馬場は6〜8レースが「小雨」となっていた。皐月賞は良馬場で行われたが、特に高速ではなかったと思われる。ただしレース直前の映像を見ると強い風が吹いており、向きは「最後の直線ならば追い風」であった。私は強風による有利不利を判断するだけの知識はないが、騎手たちはどのような気持ちで乗っていたのだろうか。
12.0-10.7-11.5-11.7-12.5―11.5-12.4-12.2-11.6-11.8
スタートから、積極的に先頭を奪ったのはリスペクトアース。ところがここで、早くもリオンディーズが2番手を奪ってしまう。2角を回って、3番手はアドマイヤモラール、続いてマウントロブソン、ジョルジュサンク、エアスピネル。中団がアドマイヤダイオウ、ドレッドノータス、サトノダイヤモンド、ロードクエスト、ナムラシングン、ウムブルフ。後方にディーマジェスティ、プロフェット、マカヒキ、ミライヘノツバサ、ミッキーロケット、トーアライジン。 1000m通過タイムは58:4と速い。3角手前でリスペクトアースが限界、リオンディーズが早くも先頭に立つが、後続を離しているわけではない。マウントロブソン、エアスピネルが後ろにつけた。サトノダイヤモンドも外から前を窺う。 直線に入ってリオンディーズ先頭を進む。その脚は悪くはないが、勝ち切れるかまでは微妙だ。外からエアスピネルとサトノダイヤモンドが、内からロードクエストとマウントロブソンが迫る。そこで大外からディーマジェスティがまとめて差し切った。2着はその後ろからついて来たマカヒキ、3着サトノダイヤモンド、リオンディーズは最後力尽きて4着入線、ただし(サトノダイヤモンドと)エアスピネルの進路を妨害して5着降着である。
今回のレースは前半からペースが速く、先行馬のうち力のない馬は4角までに次々に脱落した。リオンディーズの2番手作戦がハイペースを生んだのだろう。その結果、ディーマジェスティとマカヒキの追い込み決着となった。ディーマジェスティの今回の末脚は、東京との相性は悪くなさそうに思えるが、ダービーはどうなるだろうか。
勝ちタイムは1:57:9の皐月賞レコードである。前述のように降雨があり、良馬場ながらも高速馬場とは言えなかった。ただし前半からペースが速く、好タイムにつながった。個人的にはこの好タイムの要因に、追い風(の部分の方が長かったこと)をどこまで含めていいのか思案している。
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