|| 倫敦納豆 16/10/27 (木)02:11
予想をしていませんでしたが、回顧させていただきます。
人気はアポロケンタッキー(1.8倍)、ラニ(5.5倍)、ミツバ(7.1倍)、ドコフクカゼ(13.0倍)、オリオンザジャパン(18.2倍)の順。この東京D2100mを3戦3勝のアポロケンタッキーが人気の中心で、米三冠レース以来の実戦となったラニと、追い込み馬ゆえに直線の長い東京コースが好条件になるのではないかと思われたミツバが続く構図であった。
7.2―11.0-11.7-11.9-12.0-11.9―12.0-12.5-12.5-12.9-13.3
ところがレースで逃げたのは、追い込み馬のはずのミツバだった。スタートは五分だったものの、大外枠のために内の馬の先行勢より後ろになりそうだったのだが、ミツバの横山典騎手はそこから前へ前へと行って先頭に立ってしまった。しかも2角で後続を大きく離していく。 先頭ミツバの後はスズカデヴィアス、モルトベーネ、サンライズホーム。アポロケンタッキーはその後ろの集団、ラニはさらにその後ろで順番上は真ん中ぐらいである。ミツバは完全に大逃げの形になった。走破タイムから上がり3Fのタイムを引くと1500m地点でのタイムが出るが、ここでミツバと2番手スズカデヴィアス、メイショウイチオシとの差が1.9秒。差は大きく、あとはミツバが止まるかどうかの戦いとなった。 直線に入って、まずサンライズホームが2番手に出るが、直線半ばでオリオンザジャパンが抜いて前へ迫る。ラニ、シンゼンレンジャーも追ってくるが、前半の差が大きすぎた。典が通れば道理が引っ込む。ミツバはさすがに終盤追いすがられたものの、1馬身4分の3の差を残して逃げ切ってしまった。2着オリオンザジャパン、3着ラニ、1番人気アポロケンタッキーは伸びず、8着にとどまった。
3番人気のミツバが勝つこと自体は不思議というほどでもないが、今まで一度も逃げたことのないミツバの大逃げは驚きだった。アナウンサーが「場内からは拍手です」とまで言っていた。私はウインズで観戦していたので拍手の有無の確認はできないのだが、特に疑う気も起らないほどの見事な逃げっぷりだった。
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