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フェブラリーS |
[ ☆レース回顧 ] |
|| マラ男 17/02/19 (日)22:35
当レースを迎える前に乗り替わりが発生した。一つはカフジテイクで、落馬した福永騎手から津村騎手へ。二つにサウンドトゥルーで、騎乗停止の大野騎手から柴田善臣騎手へ。カフジの場合は前走根岸ステークスで騎乗強化を狙った福永騎手で、負け確定の展開をひっくり返して追い込みを決めた。サウンドは前走川崎記念で追い込み切れなかった。カフジは前任である津村騎手ということで、不安なしの声が強かった。その一方で、ゴールドドリーム(ミルコ)、モーニン(ムーア)、ベストウォーリア(戸崎)、ノンコノユメ(ルメール)、コパノリッキー(武豊)の人気サイドは騎手が好調だが、馬が近走振るわないという悪循環を抱えており、カフジテイク(4.5)、ゴールド(5.0)、モーニン(5.4)、ノンコ(7.1)、ベスト(7.6)、コパノ(9.0)、サウンド(13.6)の順番。混戦模様となった。
ラップ:12.1 - 10.5 - 11.4 - 12.2 - 12.8 - 11.8 - 12.0 - 12.3
スタート切られると外からインカンテーション、内からニシケンモノノフ。コパノリッキー、モーニン、ケイティブレイブ、アスカノロマン、ホワイトフーガ、ベストウォーリア、ゴールドドリーム、ノンコノユメ、ブライトライン、エイシンバッケン、カフジテイク、サウンドトゥルー、デニムアンドルビー最後方。カフジは出遅れなかった。縦長の馬群ばらける展開。直線入ると先行した馬が相次いで脱落。ニシケンモノノフだけ残るが、100mで外ゴールドドリームが先頭を奪う。内から馬群をベストウォーリアが抜け出して、一瞬先頭に立ったが、ゴールドが差し返して先着。カフジテイクは終始大外から差を詰めていくが、勝ち負け争いには加われず。
1着外のゴールドドリーム(35.6)と2着内のベストウォーリア(35.7)の差で、距離ロスがないと思われた内付いたほうが負けた。ただ、ベストは戸崎騎手が脚を気にしている姿あり、情報待ち。優越については差し控える。 カフジテイク(34.9)は終始外々を回ったことで、距離ロスした声もある。私個人としては、追い込み馬は中団以上の馬まで失速した展開でこそ最大の展開を得る。今回はその中団の馬に余力があったため、空回りした。脚質ゆえの宿命である。 レース予想でも触れたが、津村騎手はGIレースで初めての一番人気である。過去に、2001年サンフォードシチーの村山明騎手(現調教師、当レース出走のコパノリッキー管理)がフェブラリーで一番人気で出走し4着ということがあった。その時に相手をしたのはノボトゥルーのペリエ、ウイングアローの岡部幸雄、トゥザヴィクトリーの武豊など当時の村山騎手からすれば騎乗技術において天と地の差がある人達である。引き合いに出されると関係者やファンには失礼だが、大レースで勝つと誰からも賞賛され、人気を背負って負ければ如何に何着に負けても非難される。それは今回人気脊負って負けた戸崎、ムーア、ルメール、武豊、柴田善らも幾度も味わっていること。津村騎手は期待を背負ったファンの負けた声を確り聞き入れて、騎乗技術向上の糧としてほしい。
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