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[レース]
日付 レース名 開催 距離 斤量 資格 馬場 1着賞金
(万円)
2017/ 4/30 天皇賞・春 京都 芝3200 G1 4上国  15000

着順
馬名 英字名 性別 馬齢 生年 毛色 産国 斤量 タイム 偏差値
1200〜 距離 〜3200
実績
実績
Point
距離
Point

キタサンブラック

2012 鹿毛58 3. 12. 5 61 ----=======1804 504 抹消
シュヴァルグラン

2012 栗毛58 3. 12. 7 60 ------=====942 639 抹消

サトノダイヤモンド

2013 鹿毛58 3. 12. 7 60 ----======-800 295 抹消
アドマイヤデウス

2011 栗毛58 3. 12. 8 60 ----=======239 248 抹消
アルバート

2011 栗毛58 3. 13. 3 59 ------=====334 731 抹消
ディーマジェスティ

2013 鹿毛58 3. 13. 5 58 ----=======259 161 抹消
ゴールドアクター

2011 青鹿58 3. 13. 6 58 -----===---662 168 抹消

トーセンバジル

2012 黒鹿58 3. 13. 7 58 ----=======77 205 抹消

シャケトラ

2013 青鹿58 3. 13. 7 58 -----=====-242 88 抹消
10 ファタモルガーナ

2008 鹿毛58 3. 13. 8 57 ----=======126 517 抹消
11 ワンアンドオンリー

2011 黒鹿58 3. 14. 1 57 ----===----332 55 抹消
12 レインボーライン

2013 鹿毛58 3. 14. 3 56 --=========415 350 抹消
13 タマモベストプレイ

2010 栗毛58 3. 15. 1 54 ---=======-258 221 抹消
14 スピリッツミノル

2012 栗毛58 3. 15. 2 54 ---=======-62 93 抹消
15
ヤマカツライデン

2012 黒鹿58 3. 15. 7 52 ---=====---34 70 抹消
16
プロレタリアト

2011 鹿毛56 3. 15. 9 51 ------=====15 100 抹消
17 ラブラドライト

2009 鹿毛58 3. 16. 2 51 ------=====56 151 抹消

 [ 出走馬一覧・詳細 ]

レース回顧
 [ レースBoard ]
天皇賞・春 [ ☆レース回顧 ]
|| マラ男 17/04/30 (日)22:53  
今年の天皇賞はキタサンブラック(2.2)とサトノダイヤモンド(2.4)との2強ムード。昨年有馬記念において2強と差のないレースをしたゴールドアクター(20.7)は上がり目なしと見たか人気を大きく下げ、上り馬のシャケトラ(9.9)、長距離の安定のシュヴァルグラン(12.0)と続いた。
馬場については固い高速馬場。4歳500万下2400m戦で2:25.0秒で、内伸び。

ラップ:12.9 - 11.5 - 11.2 - 11.3 - 11.4 - 11.6 - 11.6 - 13.0 - 12.5 - 12.7 - 12.6 - 12.5 - 12.2 - 11.6 - 11.7 - 12.2(レコード:3:12.5秒)

スタート切られると、シャケトラと先行するはずのゴールドアクターが出遅れ、中団のレースを余儀なくされる。大外枠のヤマカツライデンが前半からハイペース(1000m通過58.3)。5馬身以上離れて馬群を形成してキタサンブラックワンアンドオンリーアドマイヤデウスシュヴァルグランファタモルガーナサトノダイヤモンドと続く。
以降の馬は勝負所でも見せ場ないので省略。
向正面でヤマカツがペースを急激に下げるが、この時点でヤマカツが自滅。ここでペースを握ったキタサンが下り坂からロングスパートを仕掛けると、ついて回るシュヴァルグランサトノダイヤモンドアドマイヤデウスを振り切って先着。
2006年のディープインパクトの3:13.4を0.9秒、3:12.5秒更新。

キタサンが得をしたのはヤマカツが前半からハイペースを形成したことで、持ち前のスピードを如何なく発揮ことだろう。3000m級の長距離戦では前半からハイラップに流れると騎手皆消極的になるので、自滅覚悟で競ってくる馬も皆無。
2番手以下のシュヴァル、サトノ、アドマイヤのバテ合いで終わった。

もし、宝塚記念でキタサンやサトノらが対戦すると、今回の天皇賞以上にマークが厳しくなるだろうか(関係者やファンらが許すはずもないだろう)。

ここ10年で天皇賞春はスピードレースとなっている。かつてのタマモクロススーパークリークメジロマックイーンビワハヤヒデサクラローレルマヤノトップガンスペシャルウィークテイエムオペラオーディープインパクトメイショウサムソンまで「※2000m路線でも勝てる実力」がないと、厳しい。菊花賞の前哨戦から京都新聞杯が撤廃、神戸新聞杯が2000mから、2400mへと距離延長。それと合致するかは分からいが、天皇賞春がスピードレースに進化。今後、1800mから2200mの経験と京都経験双方がないと厳しいかもしれない。
※挙げた馬は春の天皇賞の前の秋のレース、2000m以下でいい勝負をしている。
天皇賞・春 [ ☆レース回顧 ]
|| 倫敦納豆 17/05/01 (月)01:34  
 有馬記念1、2着のサトノダイヤモンドキタサンブラックは、無事に今年初戦を勝って春天に臨み、競馬ファンからは2強と評価された。私見だが、勝ったという結果だけでなく、勝ち方もよいと見られていたように思う。有馬記念3着のゴールドアクターは日経賞で大敗し、人気を落としていた。
 人気はキタサンブラック(2.2倍)、サトノダイヤモンド(2.4倍)、シャケトラ(9.9倍)、シュヴァルグラン(12.0倍)の順。1、2番人気の差は、有利な内枠、不利な外枠という評価か。

 ラップタイムはマラ男さんの記事をご参照願います。

 スタートで遅れたのはシャケトラゴールドアクタースピリッツミノルも遅れ気味か。キタサンブラックが出そうな姿勢を見せたが、予想通りヤマカツライデンが逃げる。この馬は始めの1000mを58:3で飛ばし、レコード決着の一因となった。
 キタサンブラックは2番手、続いてアドマイヤデウスワンアンドオンリー、そして出遅れたシャケトラが内から急いで上がってきて、シュヴァルグランファタモルガーナときて次にサトノダイヤモンド。さらにタマモベストプレイアルバート。出遅れ勢のもう1頭のゴールドアクターは馬群の後ろあたりである。
 2週目の2角では逃げ馬と2番手の差は2秒くらいありそうだったが、向正面で少しずつその差は小さくなっていく。この中で、タマモベストプレイが早くも下がりつつあった。3角でキタサンブラックが先頭との差を大きく詰め、それを必死に追うワンアンドオンリーとこの場では自重するアドマイヤデウス、そしてシュヴァルグランが外から伸びようとし、サトノダイヤモンドはまだ動かない。
 直線に入ったところでキタサンブラックが早くも先頭に立つ。仕掛けに乗ろうとしたワンアンドオンリーも後退、代わって2番手に上がったシュヴァルグランに、内からアドマイヤデウス、外からサトノダイヤモンドが並びかけて前を追った。いったん追撃態勢を見せたシャケトラは伸びず、後に力尽きる。
 キタサンブラックと2番手集団の差が詰まらない。2番手集団と5番手以下の差も開いた。キタサンブラックは最後に少し差を詰められたものの、1と4分の1馬身の差で勝利、レコード勝ちとなった。2番手争いはシュヴァルグランが制し、サトノダイヤモンドは最後に何とか3着に上がった。

 内容的にキタサンブラックの完勝だったが、勝ち馬に有利な流れだったとまでは思っていない。大逃げ馬の2番手は、どういうペースで行くのかの判断が難しい。おそらく正しいペース配分で走ったことでこの点を克服したのだが、その副作用として、他の馬はキタサンブラックのペースに合わせて進めばよいことになってしまった。スピード・スタミナの差で潰してはいるが、基本的には素直なペース作りで他馬を走りやすくしてしまっていた。それなりに難易度の高い勝利だったと見たい。

 ところで今回のレースは上がり最速がサトノダイヤモンドの35:0で、35秒台が10頭いた。これは高速レースになったことで上がりタイムが犠牲になった一方で、不利を受けたり(単純な力量不足以外で)ペースを乱されたりした馬が少なく、多くの馬が力を出せたことを示しているのだろう。
 そう考えた場合、アルバートは少々物足りなかった。「もっと距離が欲しかった馬」である。人気より上の着順とはいえ、それはスローペースで上がりが速くなって出番がなくなる可能性も含めてオッズが作られているのであって、今回のような流れになることが保障されていればもっと人気は高かったはずだ。。良馬場条件でこの馬に今回以上に有利な流れが望めるだろうか?それでやっとこの着順という結果では、始めからチャンスはなかったのだと考えざるを得ない。
 逆に意地を見せて消耗戦での強さを示したのがシュヴァルグランアドマイヤデウスだったわけだが、そのアドマイヤデウスの岩田騎手の騎乗には驚いた。3角でキタサンブラックが先頭を捕まえようとしたときに、あえて自身のスパートを遅らせ、直線に脚を残して戦った。結局キタサンブラックは捕らえられず、2着争いには敗れた。だが逆に言うと脚を余していなかった証拠であり、あのときに一緒に行っていたらもっと突き放されていただろう。着順としては報われなかったが、騎手の判断が正しかったことを示している。


 (追記)
 レース後の岩田騎手のコメントによると、アドマイヤデウスが3角でもたついた、とのこと。つまり、俊敏にキタサンブラックを追わなかったのはわざとではなかったことになる。ただし「追えていたらもっと突き放されただろう」という私の見解は変わらない。また、私の見解が間違っていたとしても、「当時の間違った意見」として読めればよいので、この部分の文章は修正しないことにした。

[0.16]



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