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ホープフルS |
[ ☆レース回顧 ] |
|| マラ男 17/12/29 (金)18:46
今年最後の回顧を
ラップ:12.5 - 10.8 - 12.5 - 11.8 - 12.0 - 12.3 - 12.6 - 12.8 - 11.9 - 12.2
1番人気タイムフライヤー(4.2)も、混戦模様。力馬場が深まっており、馬力優先。先頭のトラインとサンリヴァルが競り合い、ハイペースで馬郡が固まる。直線向くと先に仕掛けたジャンダルムに外からタイムフライヤーが競り勝つ。3着に食い込んだのはステイフィーリッシュ。
先頭のトラインが直線前で跛行。スタート直後ナスノシンフォニーが大外へ膨れる。ワークアンドラブが追走義務を怠るなど気性や体質に問題を抱える馬が多かった。近年は騎手ばかり責を負わせることが多いが、それ以前に馬の仕上げや騎手を選ぶ権利があるのは調教師で、最近は調教師の仕上げそのものに問題がある馬が多い。
あとがき 今年は騎手ばかりの回顧が多く、不快に思った方はいると思います。今年のJRAのGIの半分以上が外国人騎手に持っていかれた。日本人騎手は腕や気概が足りないのではと言うのもあるが、自分はそう思わない。日本人騎手は「馬と調教師との縁組」でこそ、馬の良さを引き出せる。例えば菊沢隆徳調教師と横山典弘騎手の親戚タッグは今年オープンで4勝(NHK、クイーンS、セントライト、キャピタル)。昆調教師との親善関係ではミスパンテールや昨日勝利したインスピレーションも。 1980年代後半に岡部騎手がたてたフリーランスと騎手仲介人は騎手に実力社会を吹き込んだ。今となっては社会の変化で、騎手は競馬以外の時間がほしいだけの制度でしかない。馬の世話をする期間がない騎手に調教師は馬を託せるのだろうか。岡部騎手は日本人騎手きっての反骨精神の持ち主だが、その生き方が似合わない騎手が多いのではないか。甘やかすのとは違う。人として生き方を考え、そのうえで馬と自分の身の上を考えてほしい。そこに縁組が広がる。フリーだろうと、所属厩舎だろうとも、腕前が優れた騎手なら、仲介者を立てなくても、自然と乗り馬が集まるだろう。今年はこれまで。
2018年もいい競馬を。
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