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有馬記念 |
[ ☆レース回顧 ] |
|| マラ男 19/12/22 (日)18:25
豪華メンバー揃い、GI馬11頭と令和最初の最強馬・年度代表馬・最優秀馬を決めるに相応しいメンバーだったが、リスグラシューの圧勝で決めた言ってもいい。全盛期のリスグラシューを負かしたのは香港GI2勝のウインブライト(春のクイーンエリザベスにて)。最優秀では牝4以上はリスグラシュー、牡4以上はウインブライト(同じ牡のインディチャンプは最優秀短距離)で決まりだろう。なお、今年のジャパンカップ(JC)制覇したスワーヴリチャードはアーモンドアイなど有力馬が挙って回避し、外国馬も参戦ないことで価値ある勝利とはいえない(それでもスワーヴが選ばれたら、今年相次いで日本馬が制覇した数多くの海外GIの価値がなくなる可能性が)。現牡古馬の低レベルについてはレース予想で触れたが、結果は宝塚有馬にて二度も牡古馬負かした牝5歳リスグラシューと3歳GI馬2.3着で証明されてしまった。
今回引退馬が多く、リスグラシュー、シュヴァルグラン、レイデオロ、アルアイン、アエロリット、クロコスミアが表明している。また、リスグラシューに誰が乗るのか話題なったが、同じ馬でGI2勝なら外国人短期免許期間関係なくGI2勝馬出走の日のみ乗れる規則を(ミルコとネオユニヴァース・ルールを外国GIまで広げた格好)でダミアン・レーンが騎乗。なお、短期免許の条件の一つであるJRA指定したGI2勝以上をレーン所属のオーストラリアで達成しているので、来期の春GIにも顔を出してくれると思われる。なお、リスグラシュー勝利により2年間に渡りノーザンファーム生産馬は古馬中長距離GI完全制覇達成。
次にアーモンドアイの背景。 元々香港カップ出走する予定で、JCや有馬は出走する気はなかった。しかし、出国直前で熱発により急遽出走。ファン投票一位という立場から、歓迎する声と強さを褒めたたえる声しか聞こえず、慢性的な熱発あることをどこか忘れて、豪華メンバー含め熱狂的な声によりかき消されてしまい、馬への調子・配慮を欠いていたと言わざる負えない。レース自体はスタンド前で折り合いを欠いていた。それなくとも今回のレース展開では負けていただろう。今回9着と自己ワーストの着順となったが、熱狂的になりすぎて配慮が足りない人には悪い意味で「薬と注射」になった。私自身アーモンドアイ出走には「反対」の立場を取っていた。
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