Eclipse系の中でもマイナーなJoe Andrews系(現在はサラブレッドでは残っていない)に属する。Joe Andrews(1778)〜Dick Andrews(1797)〜本馬の順。現役時代は
ドンカスターCを勝っている。
Joe Andrews自身は優れた種牡馬とは言えず、この父系がそれなりの期間続いたのは
Trampの功績が大きい。
代表産駒は、Barefoot(セントレジャー)、Zinganee(アスコットGC)、Charlotte West(1000ギニー)、St.Giles(ダービー)、Dangerous(ダービー)、Tarantella(1000ギニー)。
母父としても
Glencoeを始め、多くの活躍馬を出した。その中にはTarantellaが産んだ2頭の仏ダービー馬も含まれている。
ただしこの父系を継いだのは、Lottery(1820)とLiverpool(1828)である。このうちLotteryの系統は20世紀途中まで続き、
Comtatを通じてアングロアラブにその血を残した。