生年月日・産国:1965年5月5日、米国産
生産者:Mill Ridge Farm
馬主:Raymond Guest
所属厩舎:愛国・Michael Vincent O'Brien V・オブライエン
通算成績:2・3歳を愛仏英米で走り13戦8勝・2着3回・3着1回
主な勝ち鞍:愛
ナショナルS(芝7F)、仏グランクリテリウム(芝1600m)、英2000ギニー(芝8F)、英ダービー(芝12F)、英チャンピオンS(芝10F)、ワシントンDC国際S(芝10F)
主戦騎手:『生きる伝説』Sir L.Piggott サー・L・ピゴット騎手
受賞歴:1967年度愛最優秀2歳牡馬・1968年度英年度代表馬
血統背景:父は名種牡馬
Sir Gaylord、母
Atticaは
メイトリアークHの2着馬。
距離の適正:芝7F〜12F
レースでの特徴:2戦目で勝ちあがり愛
ナショナルSでCandy Daneに3馬身つけ優勝。仏グランクリテリウムでは後方一気から追い込み、後の最優秀2歳牝馬
Pola Bellaに3馬身差の快勝、主要2歳G1を2連勝しクラシックの中心となった。
3歳初戦の英2000ギニーTRでDalryに1/2馬身差の辛勝も、本番では最後方から残り2Fで豪脚を見せPiggottのお手馬だった1番人気の無敗馬
Petingoを楽に交し1・1/2馬身差で優勝。
二冠目・英ダービーは距離面で不安視されるも圧倒的1番人気で迎え逃げた
Connaughtを次元の違うスピードで一気に抜き去り1・1/2馬身差つけ優勝。連勝記録を6に伸ばしたが、次走の愛ダービーではPiggott鞍上の
Riberoの2着と『歴史的番狂わせ』と呼ばれた。
渡米し
エクリプスSに臨むも
Royal Palaceの3着、帰国し2着と3連敗。秋は三冠目・英セントレジャーには向かわず凱旋門賞に出走、不利な条件が揃い豪脚を見せるも名馬
Vaguely Nobleに3馬身差の2着と完敗した。
その後は英チャンピオンSでLocrisを下し5ヶ月ぶりの勝利を挙げ、再渡米し
タケシバオーも参戦していたワシントンDC国際Sの優勝を最後に引退、愛国で種牡馬入りした。
伝説の名手Piggottはその後
Nijinskyで英3冠を達成するも、天性のスピード馬
Sir Ivorに生涯最高との評価を与えた。
代表産駒:
Ivanjica(凱旋門賞)、Godetia(愛オークス)、
Sweet Alliance、Optimistic Gal(共にKオークス)、
Bates Motel(米最優秀古馬)などを輩出し、1983年には英愛リーディングブルードメアサイアーに選ばれるなど1995年11月10日に死亡するまで大活躍し後世に名を残した。