通算成績：３１戦１０勝２着５回３着１回（障害５戦２勝２着２回３着０回）
主なオープン・重賞実績：９８年ハンブルクＣ（オープン）、９８年メトロポリタンＳ（オープン）、エメラルドＳ（オープン）１着、ディセンバーＳ（オープン）２着、阪神大賞典（Ｇ２）５着、中京記念（Ｇ３）４着。
連対距離範囲：芝２０００〜２５００ｍ（障害２９００〜３７６０ｍ）
連対時の騎乗騎手：村山明騎手（９回）、松永幹夫騎手（１回）、藤田伸二騎手（１回）、熊沢重文騎手（４回）。

初勝利はデビュー３戦目だったが、それまでに先着されたのはインターフラッグ、バンフ、下した相手もロングカイウン、マルカダイシス、ネーハイハヤブサ、そして今となってはワナの母であるメロンパンという高レベルなメンバーだった。

その後サイレントハンターと半馬身差のレースをしたり、シークロッカス、ナリタプロテクター、サワノフラッシュ、トーヨーサンダー、アドマイヤゲイルらに先着するなど、１１ヶ月の骨折休養を挟んだにもかかわらず６戦して４勝２着２回と好調を保ち、
続く日本海Ｓではメジロスティード、ゲイリーイーグル、ファーストソニアに敗れるが（それでもマルゼンシーズ、ヤマノプログレス、エスプレッソトニー、ニッポーアトラス、インディードスルーに先着）、
その後比叡Ｓではギガトン、アラバンサ、カミノクレモナ、スターレセプション、ユウキキングスター、サンデーフラッシュ、メジロファラオらを破り優勝、晴れてオープン入りとなる。

オープン初挑戦となった六甲Ｓでは１番人気に推されるも５着に破れ、京都記念、阪神大賞典ではともに５番人気で６着、５着となるが、その後ハンブルクＣ、メトロポリタンＳ、エメラルドＳとオープン３連勝の快進撃となった。

しかし、５ヶ月後の嵐山Ｓでは５８キロの斤量に屈し５着、さらにアルゼンチン共和国杯でも４番人気で７着となり、ディセンバーＳでは再び１番人気となるもここでも５８キロを背負わされ２着。
年が明けて１９９９年。この馬も７歳となり、重賞では中京記念４着が精一杯。さらに５月のメトロポリタンＳ後に１年２ヶ月の骨折休養を余儀なくされる。
この馬が再びターフに戻って来たのは２０００年の北九州記念。８歳という年齢と長期休養明けということもあり１３番人気で９着に敗れるが、この後障害に転向する。

〜続き〜

初戦こそナムラカインドに敗れるが、２戦目では４馬身差の快勝する。アルゼンチン共和国杯でのブービー負けを挟んで障害３戦目。昇級戦はハナ差の２着に敗れるが、この時の勝ち馬は約１ヵ月後にゴーカイらを破り中山大障害を優勝したランドパワーだった。
その後脚部不安で再び長期休養となったが、８ヶ月のブランクがあったのにも関わらず障害オープン戦を大差勝ち。しかし、またもや脚部不安で長期休養。

そして２００３年１月１８日・京都競馬場・・・・・。
１年５ヶ月ぶりにターフに戻ってきたサンデーカイザーは牛若丸ジャンプＳに出走。１０歳という年齢にもかかわらず７番人気に推されていた。
しかし・・・１週目第６号障害を飛び越した瞬間に躓き騎手が落馬。そしてサンデーカイザーは右上腕々骨折で予後不良となった・・・・・。

中山大障害を制覇したしたランドパワーと互角に渡り合った馬。ひょっとしたら現役最強かも。

サンデー産駒では数少ない障害勝ち馬。