オーナーからあまり期待されていなかったこの馬は、2歳から5歳の間、北米各地の競馬場でスプリント戦を中心に、使いに使われた。そこで多くの勝利を手にしたため、ファンも増えたが斤量も増えた。最盛期には、敗れたときの斤量差が古馬セン馬相手に12kg、牝馬には20kgという有様だった。生涯で59kg以上を背負ったことが28度、63.5kg以上を背負ったことが7度。それでも快速ぶりを発揮し、コースレコード11回、アメリカタイレコード2回、5fでは当時の世界レコード57秒1/5を叩き出した。8歳で引退するも子を出すことができず、競馬場に戻っていったが、間もなく肺炎のため急死した。通算151戦76勝2着31回。