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[ 2004/2/22 フェブラリーS (東京・ダ1600m) - レースデータ ]

[レース]
▼回顧
日付 レース名 開催 距離 斤量 資格 馬場 1着賞金
(万円)
2004/ 2/22 フェブラリーS 東京 ダ1600 G1 4上混  9400



馬名 性別 馬齢 生年 毛色 産国 斤量 タイム 偏差
1200
 〜
距離
実績
〜 
3200
実績
Point
距離
Point


アドマイヤドン

1999 鹿毛 57 1. 36. 8 58 --====-----390 511 抹消

サイレントディール

2000 栗毛 57 1. 36. 9 57 --=====----251 515 抹消

スターリングローズ

1997 栗毛 57 1. 36. 9 57 -===-------238 491 抹消
[地] ミツアキタービン

2000 芦毛 57 1. 37. 0 57 -====------14 272 抹消
ブルーコンコルド

2000 鹿毛 57 1. 37. 1 57 =====------356 863 抹消

タイムパラドックス

1998 栗毛 57 1. 37. 2 56 --=====----354 510 抹消
(外) イーグルカフェ

1997 鹿毛 57 1. 37. 3 56 --===------461 1213 抹消
[外] ユートピア Utopia

2000 栗毛 57 1. 37. 5 55 --====-----150 613 抹消
(外) ノボトゥルー

1996 鹿毛 57 1. 37. 7 54 ======-----214 676 抹消
10 ブイロッキー

2000 鹿毛 57 1. 37. 7 54 -====------58 190 抹消
11 ストロングブラッド

1999 鹿毛 57 1. 37. 8 53 -====------72 319 抹消
12 [地] トーシンブリザード

1998 鹿毛 57 1. 37. 8 53 -====------38 275 抹消
13
シャドウスケイプ

1999 栗毛 57 1. 38. 1 52 ==---------118 289 抹消
14 [地] ハタノアドニス

1996 鹿毛 57 1. 38. 1 52 ==---------4 181 抹消
15 (外) ヒューマ

2000 栃栗 57 1. 38. 2 52 ===--------88 297 抹消
16 (外) ノボジャック

1997 栗毛 57 1. 38. 7 50 ===--------92 342 抹消


[レース回顧] [ レースBoard ]
フェブラリーS [ ☆レース回顧 ]
|| バーニング 04/2/22 16:09  
 アドマイヤドン強い。スローペースに持ち込まれて差し馬はあまり展開がむかなかったとは思うのだがそれでも着差こそ薄いが着実にこのレースも勝って見せた。久しぶりの中央GI取り。去年失敗したスタートもよし。折り合いもついていたと思う。あとは、小柄な体がやや気がかりなものも、死角が見えない。さあ、日本から、世界へ羽ばたいていけ。去年出走できずでそのまま引退したゴールドアリュールの分も走ってこい。アドマイヤドンこそ、日本の現役最強のダートホースだ。
 サイレントディールも価値ある2着だろう。JCダートは伸びずに沈んだ。馬場の影響もあるがやや残念な結果だっただろう。武蔵野Sも単なるフロックではない。最内枠というのと鞍上ペリエというのもよかったのだろうが、それでも価値ある2着だ。 スターリングローズは枠に嫌われたかも。あとは、展開か。それでもまあ、3着は高く評価すべきか。年齢的にもうそれほど走れるとは思わないが。ミツアキタービンが直線粘って見せた。公営馬としてはなかなかの健闘ぶり。ブルーコンコルドは直線の伸びがよかったが最後は脚が止まった。前が混戦だっただけに惜しい。位置取りが後ろ過ぎたかな。やはりというか、この馬は先行馬だろう。
 タイムパラドックスも枠に嫌われたのだろう。イーグルカフェは7着だが、まだ走れる。そんなに前と着差もない。ユートピアの敗戦はよく分からない。馬群に沈んだかな。ノボトゥルーは意外に伸びなかった。悲惨だったのは追い込み勢シャドウスケイプ。展開が悪い。まあ、格上挑戦だっただろうからまた次から出直してくればいい。
フェブラリーS [ ☆レース回顧 ]
|| 穴党専科 04/2/22 16:48  
フェブラリーSにしては珍しい超スロー。そのため着差は僅かだったが、余裕十分に抜け出したアドマイヤドンの完勝だろう。
スタートで挟まれ、一時は後方2番手まで下がったが、すぐに盛り返し直線では他を見ながら余裕の抜け出し。強かった。ドバイでも日本の代表として頑張ってほしい。
惜しかったのはサイレントディール。直線で2度ほど頭を上げる場面がありながらの2着。内枠が悔やまれる。外枠ならあるいは勝ちまであったかもしれない。
スターリングローズミツアキタービンは展開利もあっただろう。逆にノボトゥルーシャドウスケイプあたりはこの超スローではどうしようもない。期待したユートピアは好発を決めながらも向こう場面で四位騎手が下げたのが結果的に裏目(というより不可解)。直線では内に閉じ込められ出るところがなかった。
フェブラリーS [ ☆レース回顧 ]
|| とお 04/2/22 17:03  
1着 アドマイヤドン もちろんここでも能力は上位だった。ドバイWCでも頑張って欲しい。

2着 サイレントディール スローペースで団子状態を出るところがなく中段からラスト1ハロンの競馬でアドマイヤドンに半馬身差。他の実力馬も脚があって伸びているなかでラスト1ハロンで加速して猛然と追い上げたのだから脅威的な末脚だったといえる。ラスト1ハロンのあの一瞬に、いったいこの馬は時速何キロで走っていたのか。なんともいえないほど悔しい敗戦。それでもアドマイヤドンに半馬身差の2着と今後につながるレースをしてくれたし、力を証明してくれた。この馬のこのパフォーマンス。ドバイWCに届いてくれ!

3着 スターリングローズ 今までノボトゥルーに完勝してきた実力のある馬だ。特殊なレースだった前走の1戦だけで見限ることは出来なかったし、来ても不思議はない。ただ今日は外枠だったことやペースが遅くなったことでこの馬に恵まれての3着。
フェブラリーS [ ☆レース回顧 ]
|| 淀まで15分 04/2/22 17:24  
アドマイヤドンがまさに「ねじ伏せた」格好で中央のダートG1初制覇。これでドバイに向かって胸を張って行けることだろう。
スタートはそれほど良くなく苦しい展開だった。それでも3角手前あたりから外を回って進出する強さ。文句なしだ。
2着サイレントディールは直線、狭いところを突いて差してきた。やはりマイルが合うということか。
折り合いに不安はあるものの、馬群を苦にしない精神力は頼もしい。

逆に、揉まれ込んで早々と馬群に沈んだユートピア(8着)。好スタートを切ったもののインに閉じ込められてしまった。
先行勢で見せ場なく敗れたのはこの馬とハタノアドニスくらい。内枠がネックだったということだろう。
あと、追い込み馬には気の毒な展開になってしまった。これまでHペースのフェブラリーSで健闘していたノボトゥルーあたりも惨敗(9着)だった。

※ご指摘ありがとうございました。「中央ダートG1初制覇」ですね。編集しておきました。
フェブラリーS [ ☆レース回顧 ]
|| 穴があったら入りたい 04/2/22 17:50  
いやぁ〜それにしてもスローだったなぁ。このコースはデータ的に言うと先行不利なんだけど、今日はそーでもなかったカナ。
 スタートでブイロッキーシャドウスケイプが出遅れる。その他はそろったスタート。まずハタノアドニスミツアキタービンが並んで先頭。その後ろに外からスターリングローズ、そして内にユートピアアドマイヤドンは中団の外で手応え充分。ノボトゥルーストロングブラッドシャドウスケイプあたりは後方待機の末脚勝負。
 3〜4コーナーを迎える。アドマイヤドンは無理せず動かずといったかんじか。イーグルカフェタイムパラドックスがジワジワ進出。そしてハタノアドニスが先頭で直線へ向く。すぐに内からミツアキタービンが出る。それにつれてスターリングローズも来る。直線半ばあたりでアドマイヤドンが追い出し外から迫る。大外からはブルーコンコルドが良い伸びを見せる。しかし届かない。ミツアキタービンスターリングローズの外アドマイヤドンが先頭。馬群をぬってサイレントディールがそれに迫ってきたがすでに遅く、スターリングローズをかわすのがやっと。アドマイヤドン堂々1着。2着サイレントディール。3着と4着はよく粘ったスターリングローズミツアキタービン。5着は追い込んできたブルーコンコルド

 アドマイヤドンはアンカツが馬を一頭にさせまいと最後まで仕掛けを我慢したのが功を奏した。やっぱり強い、国内には敵ナシ。着差以上に強かった。
 2着だったサイレントディール。もーちょい仕掛け早くしてもよかったかなぁ?ってかんじもするけれど、今日は出られなかったのかな。コノ2着は大きい。
 スターリングローズミツアキタービンは長い直線よく頑張った。ペースも味方したかもしれないが。
 5着、ブルーコンコルドも終いよく斬れたがもーちょっと前からでもよかったのではないだろうか。でも前走が実力負けでないことは証明した。
 ノボトゥルーシャドウスケイプは展開が向かず、ユートピアは内で揉まれて力を出し切れなかった。タイムパラドックスはワンパンチ足りない感アリ。
フェブラリーS [ ☆レース回顧 ]
|| インチキ血統博士 04/2/22 18:10  
ラップ 12.7 - 11.2 - 11.9 - 12.4 - 12.6 - 12.5 - 11.7 - 11.8
5F通過タイム 60.8 上がり3F 36.0
ハタノアドニスがすんなりと逃げ、団子状態となりずいぶん落ち着いた流れとなった。5F通過タイムはG1昇格後で最も遅い。

アドマイヤドン ティンバーカントリー×トニービン
スタート〜向う上面ではやや掛かりぎみで中団に付ける。4コーナーから除々に前に進出し、直線では外目から好手ごたえで進み、残り200mムチを入れて一気にスパートし、残り100mぐらいで先頭を交すとそのままゴールへ。着差は僅かだったが、断然の1番人気に答えるような強い競馬でした。ミスタープロスペクター系の勝ち馬は02年のアグネスデジタル以来2頭目。
サイレントディール サンデーサイレンス×ヌレイエフ
不利もあったのもあるが予想に反し内側の中団からレースを進める。直線からは前が詰まりスムーズに進出できず、残り200m開いたところから豪脚を見せるが2着までが精一杯。スムーズにレースできなかったことが返ってよかったかもしれない。偉大な姉のトゥザヴィクトリーもこのレースに出走したが着順では上回った。
スターリングローズ アフリート×ダンチヒ
スタートからじっくりと先行しそのままレースを進め、残り200mで一旦先頭に立つが最後に2頭に交され僅差の3着。展開に恵まれたが最後までしっかり伸びていたので評価してもよい。
ミツアキタービン  ライブリマウント×スイフトスワロー
こちらも先行してレースを進め、最後までしぶとく粘って大健闘の4着。このメンバーで力は見せた。この先、順調にいけば期待できる馬になりそう。
ブルーコンコルド フサイチコンコルド×ブライアンズタイム
スタート後、一旦は先行集団に付けるがずるずると下がり後方からレースを進め、直線ではほぼ最後方から一気に伸びるが最後に脚が止まる。展開を考えれば結構強い競馬をした。期待できる1頭。

タイムパラドックス 4番人気6着
アドマイヤドンより少し前目でレースを進め、直線ではジリジリとしか伸びなかった。平安S勝ち馬はこのレースと相性がよくないですね。
ユートピア 2番人気8着
人気のない先行した馬、スターリングローズミツアキタービンが健闘してるので、同じく先行したユートピアにとって決して厳しい展開ではなかった。混合G1でいい成績を収めていないのでまだまだ力不足かな。
フェブラリーS [ ☆レース回顧 ]
|| リンカン 04/2/23 21:35  
スローの上がり勝負で、直線中ほどまでどの馬にも手応えが残っている、位置取りと瞬発力が問われるレースとなった。

1着アドマイヤドン 
スピード能力の違いを見せ付けた着差以上の余裕の勝ちっぷり。ハミすらまともに噛まない状態でのあのパフォーマンスは秀逸。いざドバイへ。
今の東京や盛岡と同じようなナドアルシバの軽いダートは安勝のコメント通りで向いている。ただし敵はプレザントリーパーフェクト他、相当手強い。
また、馬体減りするひ弱さも依然として残っていることから輸送も不安。
ただドバイに向けてのレース振りを疑問視する声もあるが、サイレントディールの不利の賜物で、疲労が残らない調教代わりのようなレースで通過できたことはこの馬にとっては非常に価値がある。

2着サイレントディール 
行き場を失い2度立ち上がるほどの不利を受けながら、足を余して最後半馬身差まで詰め寄ったレース振りは強いの一言。外に出せていたら、完全に2頭のマッチレースとなっていただろう。それにしてもぺリエはどうしたのだろう。2日間精彩を欠いていたように見えた。
+12kgでもダービー当時と同じ体重で、パドックから見る限りでは仕上がりは万全だった。ユートピアの出否にもよるが、是非DWCに選出してもらい、ドンとの再戦を見てみたい。

5着ブルーコンコルド
出走メンバー中最速の上がり35.4は注目に値する。千六での目途も立った今後にとって貴重な一戦ではなかろうか。

8着ユートピア
サイレントディールとは逆に△10kg、本調子にないようにも見えた。揉まれたことが原因なのか、スローの中なぜか消極的にレースを運んでしまったことが原因なのか、分からない。
フェブラリーS [ ☆レース回顧 ]
|| 寒さが厳しく… 04/2/25 10:56  
アドマイヤドンの圧倒的1番人気、主役は疑う余地もなく彼だった。死角らしい死角もさほど見当たらなく、ほとんどの競馬ファンは完全勝利を信じていた。

1着アドマイヤドン
パドックから落ち着き払い、元気がないようにも見えた。実際にスタート直後は行きっぷりが悪く、最後方にいた。距離ロスがあるも、外目外目からスピードを行かして前方集団へ。直線では小柄な馬体ながらも力強くジリジリと伸びて、ゴール手前でサイレントディールに迫られるも、力でねじ伏せる勝利だった。ひさびさの出走で7,8割の調子だったこともあるだろうが、それ以上にこの勝利は調子云々を言わさず馬の特徴を完璧に把握して乗りこなした安藤勝騎手にまたしてもアンカツマジックを見せられた一戦だった。他の騎手だったら、勝てたかどうかも怪しいレースだった。スローペースに落ち着いてしまい、前から行った馬が残ってしまう展開で勝ったのだから、まさしく着差以上に強かったといえよう。ドバイでは厳しいとはいえ、世界の強豪相手に何とか善戦してもらいたいところだ。

2着サイレントディール
名手ペリエが何度も同じミスをするわけがない。レース前の陣営のコメント通り、能力の高さをしっかりと見せた2着だった。折り合いが難しいながらも、道中内のほうでよく我慢して、スローペースの中を差し切ろうと伸びてきたのだから、普通の展開になっていたら、一体どうなったのか…と考えてしまう。折り合い面の難しさを考えると、距離の融通が利く血統ながらも、現状ではマイルが適距離だろう。勝ち馬とはやはりレベル差を感じてしまうが、これからの成長が充分に見込める血統と貫録ある雰囲気の良い馬体をしているので、成長次第では今後のダート路線の主役となれる逸材であろう。目下のところは折り合いを何とかすることができれば、相当強いことが分かった今回だった。

3着スターリングローズ
適距離より1ハロン長いことは確かだが、メンバー中1番の実績の持ち主としてはあまりに失礼な人気だったように思われる。近走不振は酷斤量と展開の不利があってのことであり、馬自体にそこまでの年齢的な衰えは伺えなかった。レース中の位置取りはまさしくダートレースでは理想的な直線3、4番手をキープし、好位置と展開の有利を活かしての3着の粘りこみだった。1ハロン長いからといって、下手に抑えずに潔く前から競馬をした福永騎手の大胆さが好結果をもたらした。現状としては、展開に恵まれた感じがあった今回なので、引退をせずにもう一度ダート短距離でレースを見てみたいものだ。

前前から競馬をして、スタミナを活かした粘りこみで4着に入ったミツアキタービン。長い直線で終いが切れてごぼう抜きをした5着ブルーコンコルド。この2頭も展開の有利はあったとはいえ、能力の高いレースをしていたように思われる。今後が楽しみだ。

まとめとしては、あの展開でよく勝てたアドマイヤドンの強さと鞍上の好騎乗が際立った04年最初のG1であった。

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