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[ 2004/9/19 ローズS (G2・阪神・芝2000m) - レースデータ ]

[レース]
▼回顧
日付 レース名 開催 距離 斤量 資格 馬場 1着賞金
(万円)
2004/ 9/19 ローズS G2 阪神 芝2000 3歳混牝 5200



馬名 性別 馬齢 生年 毛色 産国 斤量 タイム 偏差
1200
 〜
距離
実績
〜 
3200
実績
Point
距離
Point


レクレドール

2001 黒鹿 54 1. 59. 0 62 --====-----167 539 抹消

グローリアスデイズ

2001 栗毛 54 1. 59. 0 62 ---==------47 198 抹消

スイープトウショウ

2001 鹿毛 54 1. 59. 1 61 --=====----712 897 抹消

ヒカルドウキセイ

2001 鹿毛 54 1. 59. 2 61 ---===-----8 131 抹消

アズマサンダース

2001 鹿毛 54 1. 59. 4 59 ===--------142 197 抹消

マルカフローリアン

2001 鹿毛 54 1. 59. 5 59 ---====----3 213 抹消

ダイワエルシエーロ

2001 鹿毛 54 1. 59. 7 58 --=====----242 206 抹消

ミスパスカリ

2001 芦毛 54 2. 00. 1 56 --===------16 190 抹消
メイショウオスカル

2001 黒鹿 54 2. 00. 3 54 --===------172 300 抹消
10
フミノバラード

2001 鹿毛 54 2. 00. 4 54 =====------0 21 抹消
11 セクシーココナッツ

2001 栗毛 54 2. 00. 5 53 --===------0 29 抹消
12
マダムチェロキー

2001 鹿毛 54 2. 00. 9 51 ====-------0 81 抹消


[レース回顧] [ レースBoard ]
2004 ローズS
|| 穴党専科 04/9/19 18:03  
レクレドールが素晴らしい切れ味を見せて快勝。東とは対照的に、こちらは新星誕生となった。タイムも優秀で、本番にも期待が持てる。
3コーナーから追い通しだったグローリアスデイズが2着入線。追い切りの動きが春から一変していたのはやはり本格化の兆しか。スイープトウショウは前の2頭に完全に競り負ける形で3着。5着アズマサンダースも、オークス馬ダイワエルシエーロも春の実績馬としては物足りない内容。ここにきて、この路線は混迷の度合いを深めている。
2004 ローズS
|| DAVIDBOWIE 04/9/19 18:56  
ステイゴールドの妹、リンカーンの妹!!

3歳秋の牝馬戦線は、えてして「血統馬」があっと言わせる場面が見られるが、このローズSもまさにそんな結果となった。

武豊・メイショウオスカルのペースは1,000メートル58秒台と緩みのないペース。これをダイワエルシエーロアズマサンダースが追いかける。

普段より若干前の位置で折り合ったスイープトウショウが3角すぎから動き、その一歩前の位置から外に持ち出したグローリアスデイズをも交わし、直線で一気に先頭に踊り出る勢い。さすがの瞬発力を見せたがこの地点(1,800メートル地点)が何と1.46.3。

結果的に「1,800の競馬」をしてしまったスイープトウショウの脚がにぶるところ、内からしぶとく差し返すグローリアスデイズ、そして4コーナーまで最後方で脚をためきり、大外から追込む安藤勝のレクレドールの3頭が最終ハロン12.7の我慢比べとなり、勢いの差でレクレドールが1着でゴールイン。

勝ったレクレドールはあのステイゴールドの妹。春は初勝利に数戦を要し、1勝にとどまったが、夏に札幌の500万下戦を豪快に差しきっていた。正直展開が嵌った感は否めないが、兄ステイゴールドの現役時代を彷彿とさせる豪脚を披露した。秋華賞で同じように展開が嵌らないとも限らないが、現時点では「有力な穴馬」と評価しておく。

2着に突っ込んだグローリアスデイズは、リンカーンの妹。春時点でもかなり期待されており、オークスTR2着で優先出走権を獲得し、オークスにまで駒を進めた。その春の段階ではまだまだひ弱さが抜けきれず、今回もそのイメージを持っていたが、上位3頭では最も前の位置取りから、粘りに粘って、最後はスイープトウショウを差し返してしまった。ある程度前につける脚も見せたし、状態面の反動さえなければ秋華賞でも圏内と見る。

3着に敗れたスイープトウショウだが、上記の通り1,800の競馬としては最高級の内容。結果はや仕掛けとなり末をなくしたが、休み明けの1戦としては上々だろう。池添騎手には、本番での思いきった騎乗を期待したい。あとは京都内回りでフルゲートの馬群をさばけるかどうか。

実績馬アズマサンダースダイワエルシエーロが揃って凡走してしまった。展開面で厳しいところがあったのも確かだが、それにしても直線では抵抗する場面すら見せられなかった。消長の激しい牝馬は一旦凡走するとなかなか立ち直れないケースをも多く、本番でも大きな期待は禁物だろう。
2004 ローズS
|| 淀まで15分 04/9/19 21:06  
大方の予想に反した速いペースが、3連単92,840円の大波乱を呼んだと言っていいだろう。
逃げ馬不在、ならば武豊メイショウオスカルが様子をうかがいながらマイペースでハナに立つ、ここまでは予想通り。
だが、元来の先行馬アズマサンダースに加えオークス馬ダイワエルシエーロまでがその直後につける展開。
もちろんオークスを逃げて勝ったのだから当然と言えば当然だが、今日はじっくり構えると思っていただけに個人的にはこれは意外だった。

前半1000mが12.7 - 11.1 - 11.8 - 11.7 - 11.6→58.9秒。馬場を考えても速い。メイショウオスカルは直線入り口で捕まると大きく後退した。
ダイワエルシエーロも道中がいくらか掛かり気味だったこともあり伸びを欠く。アズマサンダースも反応が悪い。
ならば4角大外進出のスイープトウショウで決まりかと思いきや、残り200mで脚勢が衰える。
代わって伸びてきたのが最後までスパートを我慢していたレクレドールと、有力馬の直後で待機していたグローリアスデイズ
レクレドールは札幌で500万勝ち後の重賞初挑戦。血統的魅力にはあふれながらも実績不足が懸念され単勝5番人気だった。
きょうは差しが決まる展開が味方したこともあるが、見事な勝利。これで胸を張って秋華賞へ向かえる。
2着グローリアスデイズの成長ぶりには驚かされるばかり。春の戦いを見る限りでは一線級とはまだ力差があると感じていたが・・
馬場の真ん中から鋭く伸び接戦を演じた。鞍上柴原騎手は今年3度目の重賞2着。そろそろタイトルを取ってほしい。

一番人気に応えられなかったダイワエルシエーロは7着。G1馬の大敗は残念だがきょうは仕方ないかもしれない。
12キロの馬体増も本番ではいくらか絞ってくるはず。昨年のスティルインラブもここは0.5秒差5着だったことを忘れるべからず。
スイープトウショウは結果論だが早めの進出が裏目に出た形。
上がり3Fが36.1秒もかかる展開で最後が我慢比べになってしまったのは辛い。この馬が後ろから差されるとは。
5着に終わったアズマサンダース。馬体は回復していたが直線半ばで脱落。差し決着で踏ん張りきれなかった。

結論を言えば「例年らしくなかった」今年のローズS。勝ち時計1:59.0も近年になく優秀だった。
ダンスインザムードという強力な先行馬がいる本番、速い流れで結果を残した1、2着馬は要注目の存在になること必至。
2004 ローズS
|| タカハシ 04/9/20 01:43  
1着 レクレドール

マイナス14キロの馬体重。パドックでは腹がやや巻き上がり加減にさえ見えた。道中は馬群後方で死んだフリをして、4コーナー手前から進出、前を一気に差し切る内容。距離適性は抜群の印象で、血統もいい。だがさすがに今日は展開が嵌っただけだろう。何より嫌なのは大幅馬体減で、次への上積みが見込み辛い。(秋華賞はハイペースになってものすごい追い込みが決まる事もある。それを頭の片隅に置いた上で)血統が手伝って人気するようなら本番はバッサリ切り捨てたらいいと思う。

2着 グローリアスデイズ

春も2000mで活躍していた。今日は内々からレースを進め、前を見ながら絶好の位置取りであった。4コーナー手前から激しく鞍上の手が動き始めたが、そこからしぶとく伸び、ゴール前では一旦交わされたスイープトウショウを差し返す根性も見せた。オークス以来の大幅プラス体重の体は見栄えがし、本番への上積みも期待できそうだ。柴原騎手が腹を決めて騎乗すれば、展開次第で秋華賞くらいなら手が届くかも。

3着 スイープトウショウ

昨秋の新馬・ファンタジーS、今春の紅梅Sと同じような仕掛け方をした。マクリ加減に上がっていき、直線で一旦は先頭に立った。違っていたのはここが阪神競馬場の2000mであったところ。坂ぐらいから脚が鈍り、2頭に先着を許してしまった。2000がこたえたのか、ハイペースがこたえたのか、坂がこたえたのか。確信できるのはこの馬には坂で勢いをつけられて直線平坦の京都が合うということだが、秋華賞は内回りであり、2000mであり、ハイペースになりやすいのである。非常に悩ましい。

アズマサンダース

馬体は回復していたし、大きく見えた。4コーナーまでほぼ引っ張りきりの手ごたえだったのに伸びを欠いた点、に疑問がある。答え1、この馬はマイラー。答え2、ハイペースが響いた。答え3、休み明けで反応が鈍かった。どれだろう。私は答え1の可能性を非常に疑っています。プラス体重だったから本番に向けて変わる余地はあるが、速い上がりが使えないのでどうかな、とも思う。少し厳しくなった。

ダイワエルシエーロ

馬体は増えていたものの、大きく成長したという感じはない442キロ。小柄な牝馬は3歳秋以降は苦しくなる。加えて母も早熟だった。ハイペース追走とは言え負け過ぎの感もあり、激変は望み薄。かなり厳しくなった。さらに心配なのは、この馬に2週連続攻め馬で遅れ、春は無茶使いされていたキングカメハメハの成長度。 
2004 ローズS
|| バーニング 04/9/25 12:03  
 ステイゴールドの妹レクレドールが持ち味の切れる末脚で直線一気差しきり勝ち。4角で手応えがよかっただけにこれはもしや、と思うとこれも手応えがよかったスイープトウショウがスタミナ切れで最後リタイア。前で粘るグローリアスデイズを際どく差しきった。ハイペースで差しの向く展開とはいえ大きな勝ち星と言える。
 グローリアスデイズはよく粘った。後続を断ち切れるかと思ったらあわや負けてしまったが春よりは大分強くなった印象。スイープトウショウはこの距離が駄目な訳じゃ意図思うし最初ペースが速かったのが少々悔やまれる。仕掛けもやや早かった。
 アズマサンダースダイワエルシエーロメイショウオスカルら春の実績馬の秋緒戦だったわけだが微妙な印象。しかしながらまだここから。メイショウオスカルのペースが速かったので本番また変わってきそう。だが勝った馬は強い。ダンスインザムードもアメリカンオークスから直行で参戦の為本番がますます分からないと言えばそのまま。

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