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[ 2004/10/10 京都大賞典 (G2・京都・芝2400m) - レースデータ ]
日付 |
レース名 |
格 |
開催 |
距離 |
斤量 |
資格 |
馬場 |
1着賞金 (万円) |
2004/10/10 |
京都大賞典 |
G2 |
京都 |
芝2400 |
別 |
3上国 |
良 |
6400 |
着 順 |
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馬名 |
|
性別 |
馬齢 |
生年 |
毛色 |
産国 |
斤量 |
タイム |
偏差 値 |
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実績 Point |
距離 Point |
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1 |
|
ナリタセンチュリー |
| 牡
|
5
|
1999 |
鹿毛 |
日 |
57 |
2. 25. 2 |
60 |
----======= | 239 |
550 |
抹消 |
2 |
|
ゼンノロブロイ |
| 牡
|
4
|
2000 |
黒鹿 |
日 |
57 |
2. 25. 2 |
60 |
----====--- | 1071 |
1545 |
抹消 |
3 |
|
レニングラード |
| 牡
|
5
|
1999 |
栗毛 |
日 |
57 |
2. 25. 2 |
60 |
---=======- | 112 |
158 |
抹消 |
4 |
|
アドマイヤグルーヴ |
| 牝
|
4
|
2000 |
鹿毛 |
日 |
57 |
2. 25. 9 |
56 |
--====----- | 520 |
506 |
抹消 |
5 |
|
ダイタクバートラム |
| 牡
|
6
|
1998 |
鹿毛 |
日 |
57 |
2. 26. 1 |
55 |
---======== | 343 |
335 |
抹消 |
6 |
|
マーブルチーフ |
| 牡
|
4
|
2000 |
栗毛 |
日 |
57 |
2. 26. 2 |
55 |
----====--- | 178 |
559 |
抹消 |
7 |
|
トウカイオーザ |
| 牡
|
7
|
1997 |
黒鹿 |
日 |
57 |
2. 26. 3 |
54 |
----====--- | 174 |
464 |
抹消 |
8 |
|
ナムラサンクス |
| 牡
|
5
|
1999 |
黒鹿 |
日 |
57 |
2. 26. 3 |
54 |
---======== | 105 |
156 |
抹消 |
9 |
|
ファストタテヤマ |
| 牡
|
5
|
1999 |
鹿毛 |
日 |
57 |
2. 26. 4 |
54 |
----======= | 403 |
692 |
抹消 |
10 |
|
チャクラ |
| 牡
|
4
|
2000 |
栗毛 |
日 |
58 |
2. 26. 6 |
53 |
-----====== | 236 |
462 |
抹消 |
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2004 京都大賞典 |
|| hiro 04/10/10 16:48
前5走で逃げた馬がいない上、半分が秋初戦という予想困難なレース。
決め手勝負が予想されたが、後方差しを得意とするダイタクバートラムが頭に立つという意外な展開。
地力で圧倒的1番人気であった岡部と新コンビを組むゼンノロブロイ、直線前が壁になったのをようやく捌いてゴール前抜け出すが、京都のコースを知り尽くしているナリタセンチュリー&田島コンビが残り100mで強襲。見事差しきった。
3着は5歳になって本格化してきた上がり馬レニングラード。切れないが長い脚を使う。
牝馬ながらカンカン泣きしないアドマイヤグルーヴは位置取り、仕掛け所ともにツメが甘く4着。
逃げたダイタクバートラムはもともとは競って強い馬。慣れない戦型に5着に沈むが、やはり手堅く掲示板は外さない。
6位以下は差がないが、秋の古馬戦線の注目株であろうチャクラはシンガリ負けという大敗。
同世代が重賞レースで堅実に着を刻み「4歳強し」のイメージを濃くする中、一つ評価落とした感は否めない。
ナリタセンチュリーと2位以下の有力馬の差はここを狙って調整してきたか、G1へのステップと位置づけたかの差も大きいだろう。
しかしながら、京都の坂を見事に利用した差し切り劇。
不利があったとはいえ、同じく京都を得意とするゼンノロブロイを負かしたことで「ナリタセンチュリー&田島は京都巧者」のイメージを決定的にした。
ゼンノロブロイは不利を差し引くと完敗とは思えず、4歳にしてまだ底は見せていない。ただ、冬のG1戦線は外国人ジョッキーに任せた方がこの馬の末脚を引き出せると思われる。
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2004 京都大賞典 |
|| K 04/10/10 19:03
小牧騎手ダイタクバートラムが戦略的にハナへ行った時点で騎手同士の駆け引き戦の予感が迸った。始めから予期しない展開でどうなるかと思ったが、ここはセオリー通り、案の定戦前の予想通りペースは落ち着く。すると、道中後方から2番手からでは苦しいと思ったかアドマイヤグルーヴが3角手前からスパートをかければ、安藤騎手レニングラードも応じるように3角付近からロングスパート。それに対して、岡部騎手ゼンノロブロイは内でじっとしている。まさにこれこそ騎手による競馬。あの3〜4角、名手達の駆け引きに私は酔った。この時点で、まさかこの4人が今年これまで2勝しかあげていない騎手に出し抜けを喰らい、非常に興醒めしてしまうとは思ってもみなかったのであるが…。
ナリタセンチュリーのそれはまさに大駆けの典型例のようなものだろう。確かに京都巧者であることはわかっていたが、鞍上厩舎共に重賞未勝利の実績の無さに加え、何より馬自身このメンバーではまだ力不足と思っていただけに、どのような形であれこのメンバーを差しきるほどの力があったとは正直驚いた。天皇賞に出てくるのであれば父がトニービンだけに間違いなく条件は合うと思うが、距離短縮はプラスとはいえないだけに東で勝ったテレグノシスほどの期待は出来ないか。
ゼンノロブロイはおそらく岡部騎手もナリタセンチュリーは範疇外で乗ったのだろうしこの結果も仕方ない。元来スローの差し脚勝負向きではないだけにレニングラード以下をちぎっただけ合格だろう。相手なりに走るタイプで距離短縮も歓迎だけに天皇賞でも目が離せない。
レニングラードは典型的なスタミナタイプだけにヨーイドン競馬でのこの結果は致し方ないか。距離もコースも良いアルゼンチン共和国杯なら確勝レベルだろう。
アドマイヤグルーヴも太め残りながらよく頑張ったのではないか。牝馬限定戦なら大威張りしていい。
ダイタクバートラムは博打に出ての結果でこれは仕方ない。
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2004 京都大賞典 |
|| 淀まで15分 04/10/10 22:36
新興勢力台頭を強く印象づける末脚だった。大外一気のナリタセンチュリーが5歳秋にして重賞初制覇。
逃げ馬が不在で何とダイタクバートラムが逃げを打つ展開を、後方でジックリと待機。
直線で大外に持ち出すと、並びかかったアドマイヤグルーヴを一瞬のうちに置き去りにし、さらに内から抜け出したゼンノロブロイに襲いかかる。
最後は2頭の叩き合いになったが、内で食い下がる大本命馬をクビ差制して金星をゲットした。
特異なペースとなった今春の天皇賞で、後方から追い込んで掲示板に載ったのはナリタセンチュリーただ一頭。
その決め手は十分に認識されていたと思うが、休み明けなどの臨戦過程を考慮すれば「お見事!」の一語に尽きる。
「未完の大器」が決めた差しきり勝ち・・それはさながら99年の勝ち馬ツルマルツヨシの如し。ここをステップに一流馬への道を歩むか。
ゼンノロブロイは絶好位から競馬を進めるも、最後はマッチレースで遅れをとった。
3〜4角にかけてジッとしていたが、それは進路がなかったのか鞍上の判断なのか・・いずれにせよ、今回も詰めの甘さが出てしまった。
3角手前ごろから福永騎手が積極策に出たレニングラード。ここでも3着に食い込んできたが、最後は3馬身差。現時点ではこれまでか。
アドマイヤグルーヴは坂の上り下りがチグハグだった。恐らくレニングラードと共に上がっていった時点で馬がスパートの態勢に入ったのでは。
下りでもう一度抑えるような素振りが見られ、少しロスのある競馬をしてしまった印象。
ただ馬体が12キロ増えての初戦。エリザベス女王杯へ向けてはまずまずの内容だったのでは。
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