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[ 2004/12/26 有馬記念 (中山・芝2500m) - レースデータ ]

[レース]
▼回顧
日付 レース名 開催 距離 斤量 資格 馬場 1着賞金
(万円)
2004/12/26 有馬記念 中山 芝2500 G1 3上混  18000



馬名 性別 馬齢 生年 毛色 産国 斤量 タイム 偏差
1200
 〜
距離
実績
〜 
3200
実績
Point
距離
Point


ゼンノロブロイ

2000 黒鹿 57 2. 29. 5 69 ----====---1071 1202 抹消
(外) タップダンスシチー

1997 鹿毛 57 2. 29. 6 69 ----====---988 1268 抹消
シルクフェイマス

1999 鹿毛 57 2. 29. 8 68 ----=======371 423 抹消
ダイタクバートラム

1998 鹿毛 57 2. 30. 0 67 ---========343 400 抹消
デルタブルース

2001 鹿毛 55 2. 30. 0 66 ------=====327 801 抹消

ハイアーゲーム

2001 青鹿 55 2. 30. 4 64 ---=====---243 448 抹消

アドマイヤドン

1999 鹿毛 57 2. 30. 4 65 --====-----390 262 抹消
ツルマルボーイ

1998 鹿毛 57 2. 30. 5 65 --======---533 437 抹消

ハーツクライ

2001 鹿毛 55 2. 30. 5 64 ----====---530 679 抹消
10
ユキノサンロイヤル

1997 青鹿 57 2. 30. 5 65 --======---161 303 抹消
11 [地] コスモバルク

2001 鹿毛 55 2. 30. 5 64 ----====---440 963 抹消
12
ピサノクウカイ

2001 栗毛 55 2. 31. 0 61 ---=======-29 105 抹消
13
グレイトジャーニー

2001 黒鹿 55 2. 31. 0 61 --===------203 47 抹消
14 ヒシミラクル

1999 芦毛 57 2. 31. 3 61 ----=======418 237 抹消
15
コイントス

1998 黒鹿 57 2. 31. 5 60 ----====---288 729 抹消


[レース回顧] [ レースBoard ]
有馬記念 [ ☆レース回顧 ]
|| 富士山 04/12/27 01:26  
コスモバルクが中団で折り合う形となり、完調手前と噂されたタップダンスシチーの単騎逃げに。
1000m通過1.00.2、1500m通過1.30.2と、息を入れずにミドルラップを淡々と、そして延々に繰り返すタップダンスシチーの逃げは、まるでアイネスフウジンミホノブルボンのダービーを彷彿とさせる逃げ。
しかしゼンノロブロイの鞍上ペリエは、完全に相手をタップダンスシチー1頭に絞って競馬を進めていた。
向こう正面からジリジリと押し上げると、ヒシミラクル角田晃一の手が激しく動くのとは対照的に、ペリエの手綱はほとんど動かない。
直線。タップダンスシチーはこのラップで行きながら脚が上がらない。外からゼンノロブロイが捻じ伏せに掛かる。タップが抵抗する。しかし最後はマークした方が強かった。ゼンノロブロイが半馬身捉えてゴールに飛び込んだ。時計は2.29.5のスーパーレコード。馬場も最高に良かったが、これは決してフロックレコードではないだろう。ケタが違いすぎる。

ゼンノロブロイは馬も文句なしだったが、鞍上も文句なしだった。極限バトルは先行絶対有利。平成元年のジャパンカップなどと同じパターンである。後ろから行っても脚を使わされて届かないのだ。来年はキングジョージを目標にしたいとのことだが、ぜひ実行していただきたい。
タップダンスシチーは仕上がり70%などと言われていたが、感覚としては85%近くは仕上がっていた印象。とはいえ絶好調とは言えない状態でのこの内容は、やはり強いとしか言いようが無い。来年は再び金鯱賞からの始動とのこと。凱旋門賞に再度参戦のプランはあるのだろうか?
シルクフェイマスは天皇賞の惨敗で評価を落としていたが、ジャパンカップを回避して馬体を戻してきたことで気配が一変。具合が良ければ、元々春天3着・宝塚2着の実績馬。これくらい走ってもおかしくはなかったということ。しかし詰めの甘さは父によく似ている。
ダイタクバートラムはスローの追い込み馬だけにこの展開では苦しいはずだが、それでも上がり34.9で4着は地力の証。もはや若い時のひ弱さは感じない。本当に強くなった、充実を感じさせる内容だった。
デルタブルースはプラス18キロがいかんせん太すぎた。それでもダイタクバートラムとクビ差なら及第点。来年の春天の上位の一角は譲れない。
コスモバルクはポジションもそうだがデキも一息。陣営のコメント通り太めが残っていた印象。今年は大分使い込まれてきただけに、しばらくじっくり休んで英気を養って欲しい。立て直せばジャパンカップ2着馬、まだまだ活躍できるはずだ。
ちなみにメンバー中最速の上がりはハーツクライの34.2だったが、道中あんな位置では何の価値も無い。
有馬記念 [ ☆レース回顧 ]
|| 穴党専科 04/12/27 12:39  
タップダンスシチーが力の競馬に持ち込んだことによって生まれたスーパーレコード。直線のゼンノロブロイタップダンスシチーの攻防は、競馬史に語り継がれる名シーンの仲間入りをしたと思う。
ゼンノロブロイは終始タップダンスシチーをマークしていた。馬にも、ペリエにも脱帽だ。直線はタップダンスシチーを捕えるのに骨を折ったが、春の時点では捕まえられなかった相手をキッチリ差して秋の古馬中距離G1完全制覇。素晴らしい。
2着タップダンスシチーは12秒5以上のラップを一度も踏むことがない、凄いペースを踏んだ。それでいて、最後までゼンノロブロイに食い下がってみせた。
結果的にこの2頭の力が他より1枚上だった。シルクフェイマスは状態が戻っていて宝塚記念で見せたパフォーマンスを見せる事が出来た。ダイタクバートラムデルタブルースも、力は出し切っている。春の天皇賞の主役の座を担うことになるだろう。
コスモバルクは作戦云々以前に今回は明らかにデキ一歩。激戦の疲れが抜けきらなかったという事か。立て直して、来年こそ…。
だが、コスモバルクには差しに転じたり、そういう作戦変更をコロコロとして欲しくない。柏木氏がテレビで言っていたが、「主導権を握る事」と「逃げる事」は別物。タップダンスシチーが見せた競馬が、コスモバルクスタイルでもある。差しに転じたコスモバルクを見ても、ファンは納得しないだろう。
有馬記念 [ ☆レース回顧 ]
|| バーニング 04/12/27 22:42  
 最後の直線白熱するマッチレース、勝ったペリエの雄叫びとガッツポーズ、佐藤哲三も素直に負けたという感じのレース後のタッチ。出せる状態で全てを出し切ったというのは面白いものだ。逃げてレコードを作ったタップダンスシチーの粘りも凄かったがゼンノロブロイがやはり強かったという印象。タップダンスシチーが完調だったら分からないがそれはどうしようもないことで、ゼンノロブロイの最後の脚は一昨年のシンボリクリスエスをリフレインさせた。タップダンスシチーは追いかけても届かない印象が春にはあった、それを半馬身とはいえ差しきったのは強い。いつかの詰めの甘さがすっかり勝負強さになっているし、鞍上も頼もしい。来年も期待できる。タップダンスシチーにおいても、年齢を感じさせないだけに頑張って欲しい。
 シルクフェイマスは中山が初めてだったと言うことと前走の惨敗で人気こそしていなかったが叩き2戦目でジャパンカップを使わず直接乗り込んだというのが好結果に結びついた様子。あとは位置取りがこの馬に関してはよかった。内からすんなり伸びて来たが前2頭との壁は厚い。
 ダイタクバートラムはよく届いたという印象。デルタブルースは秋は大分走っていたにしてはタフな馬だ。力の関係であくまでもこの着順が精一杯だが決して弱くない。ダイタクバートラムにしてもデルタブルースにしても春天では面白い存在だろうな。
 3歳勢は結果的にデルタブルースの5着が精一杯だった。ハイアーゲームが6着に入ったが前で残ったという感じ。コスモバルクは状態が悪かったようで直線も瞬発力がなかった。何と言っても持ち味は逃げて最後で粘れるスタミナとその二の脚であるわけで果敢に前に行って欲しかったという印象は拭えない。気性がこなせればどう化けてもおかしくない馬なのでまだこれからだというのもある。
有馬記念 [ ☆レース回顧 ]
|| Novel 04/12/27 23:29  
馬も調教師も凄いですが、なんといってもペリエに脱帽です。

ライバル不在と見た場合は、前2走のような王道競馬。
そして今回はタップダンスシチーをライバルと認め、徹底マークの競馬。

一流のジョッキーは、他馬の能力や状態を見極める能力もずば抜けているのですね。
状態不安のタップがガンガン飛ばしていくのに対し、最有力馬の身分でそれを追いかけていける日本人騎手がいるのかどうか…

そして、この脅威の有馬記念を制したゼンノロブロイ自身にも、穴が無くなった印象です。
しいて言えば、従順なその性格。
ジョッキーの手腕に素直に応えるため、その性能を生かしきれる鞍上を確保出来るのかに尽きると思います。
願うはペリエを背に世界へ。
有馬記念 [ ☆レース回顧 ]
|| はまぐり 04/12/28 15:25  
最初からタップダンスシチーがスルスルと上がっていき、単騎逃げに・・・。
ゼンノロブロイは2番手でタップダンスシチーをマーク。
コスモバルクは中団で。
最終コーナーを曲がって、タップダンスシチーが内に入る。そこでゼンノロブロイが少し遅れた。
しかしゼンノロブロイが差し返す。タップダンスシチーも懸命に粘るが、あとはゼンノロブロイの餌食。
ただ、11着のコスモバルクまでがレコードを破っていることもあり、「ゼンノロブロイが強かった」という競馬内容になったのではないだろうか

[0.09]

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