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2020 皐月賞 || マラ男 20/4/19 19:02 　 前日の大雨と中山最終週も重なり、荒馬場と不良馬場重なっての過酷なレースだった中山グランドジャンプはオジュウチョウサンの五連覇となったが、シングンマイケルが最終障害において見るに堪えない落命という、競馬ファンも時期が時期だけに心に気を留めた。 今日の皐月賞は晴天となり、11レースまではやや重まで回復したものの、内ラチ3.4頭分は荒馬場。先行も差しも効くが、内枠は不利。その内枠を引いたのが1番枠の1番人気であるコントレイル（2.7）と、7番枠のサリオス（3.8、直前では2人気）。前者がホープフルステークスの覇者で、後者が朝日杯フューチュリティステークスの覇者と、共に昨年3か月以上空けての皐月賞挑戦。3番人気は弥生賞（ディープインパクト記念）の勝者サトノフラッグ（3.6、直前では3人気）。その時の鞍上武豊騎手は先約でマイラプソディ（22.6 7人気）だが、共同通信杯のメンバーが弱い中での着差ある敗退で人気を落としていた。4番人気がヴェルトライゼンデ（13.0）で、3から4番人気までには差がある。 タイム：2：00.7 ラップ：12.2 - 11.3 - 12.1 - 11.8 - 12.4 - 12.9 - 12.2 - 11.9 - 11.8 - 12.1 スタート切られると激しい先行争いとなり、1番枠のコントレイルはサトノのルメールの壁にも阻まれ中団まで下がってしまう。先頭はキメラヴェリテ、離れてウインカーネリアン、ディープボンド、ビターエンダー、サリオス、ラインベック、テンピン、ヴェルトライゼンデ、サトノフラッグ、コルテジア、ガロアクリーク、マイラプソディ、コントレイル、ダーリントンホール、レクセランス、アメリカンシード、クリスタルブラック、ブラックホール最後方。縦長、1000m通過 59.8秒とハイペースで進む。ここでキメラが息を抜くと縦長から密集し、猛加速して消耗戦に突入（12.9 - 12.2 - 11.9）。3.4コーナーでコントレイルが内側から大外へ持ち出して一頭だけ脚色違う手ごたえ。そのすぐ横にサトノフラッグ。直線の叩き合いからサリオス、ウイン、コントレイルの3頭から、ウイン脱落して2頭。残り100mでマッチレースとなり、1/2馬身差でコントレイル先着。3着にはウインを差したガロアクリークで、3馬身差となった。 コントレイルはスタート直後に荒馬場と、内側に閉じ込められる二重の苦しみ。当初の先行するプランがなくなり、多くの人が「終わったのか？」と思わせたが、縦長ハイペースと途中で逃げ馬が息を抜いたが功を奏したか。中団待機で十分なほどのスタミナを温存し、息抜いたタイミングで外に馬群抜け出し進出し、残り800mから外に膨れながら追い込んだマイラプソディやサトノフラッグを置き去り。 一方でハイペースで先行5.6番手で待機したサリオスは外へ膨れて（右鞭利用して、外へ持ち出した）、ここからコントレイルとの叩き合い。前者（3F 34.9）は2100m分余計に走り、後者（3F 35.4）はハイペースでも苦にしなかったが、最後は失速気味。双方とも実力差はないものと考えている。上がり3ハロン（F）は1.2位である。3位ガロアクリーク（3F 35.7）も3位である（同じ3位タイがブラックホール）。 中々見ごたえあるレースで、ダービーもこの2頭が人気の中心だろう（今のところ）。 私は昨年の大阪杯、ホープフルステークス、来年今年の回顧展望にて「ディープインパクト産駒の二冠馬」を見てみたいと書いた。大阪杯の時点でディープインパクトの命の危険を感じており、現実に亡くなったわけで、余計見たくなった。それがコントレイルか、サトノフラッグの両頭に期待と実力を。コントレイルにてそのチャンスが高まった。予想は予想、期待は期待として分けてはいるが、本命できなかったことで後悔している。 （自分の予想は桜花賞と共に最下位という間抜けなオチがついたので、回顧に説得力がない…）

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