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天皇賞・秋 [ ☆レース回顧 ] || マラ男 20/11/2 04:41 　 アーモンドアイが史上初の芝GI'8勝目'を狙う。三冠馬すら成しえない難しいことだが、安田記念ではグランアレグリアに阻まれた。人気は1.4倍。クロノジェネシス（4.4）、ダノンキングリー（13.3）、キセキ（16.7）、フィエールマン（17.4）、ダノンプレミアム（21.6）、ブラストワンピース（32.3）と続く。 良馬場。戦前からスローペースが予想され、堅い馬場での一瞬の決め手勝負。この日の東京の上がりタイムは32秒台がポンポンでるほど。それがない馬は必然的に人気が下がる。キセキ以降はそれに当てはまるが。 タイム：1:57.6 ラップ：12.7 - 11.7 - 12.1 - 12.1 - 11.9 - 12.0 - 11.7 - 10.9 - 11.1 - 11.6 先頭はダノンプレミアムで、1000m通過60.5秒とスローペースを作る。ダイワキャグニー、キセキ、アーモンドアイ、ダノンキングリー、ウインブライト、ジナンボー、クロノジェネシス、フィエールマン。スカーレットカラー、カデナの順。直線にはいるとアーモンドアイが持ったまま後続を突き放し、大外からフィエールマンとクロノジェネシスが飛んでくる。これらを1/2差凌ぎ勝利。 平均上がり3ハロンは33.6秒。アーモンドアイが33.1、フィエールマンが32.7、クロノジェネシスが32.8。うち、アーモンド以外はスタートで不利や直線捌くのが苦労した。それを踏まえれば今回はギリギリでの勝利。スローペースでの決め手勝負では現役トップを証明した。芝GI8勝目にルメールは涙を零した。 アーモンドアイは引退戦を12月の香港国際競馬を予定しているが、もう一つがファンが切望している「デアリングタクト・コントレイルとの勝負」である。まだ香港開催されるか不透明。また、欧州では再びコロナウイルス感染が広がり出入国禁止処置。遠征や短期免許での来日が事実上不可能な状況。日本では毎年短期免許の外国人騎手を雇うが、遠征も含めて難しい（特に社台ファーム系の馬）ので、今年は日本でレースをやる方針を固めた馬主や調教師が多い。アーモンドアイやウインブライトは特に香港でレースをと切望しているが、方針転換して有馬記念も考えなくはない。一番の厄介なのは「直前で遠征取りやめ」であり、去年のアーモンドアイが熱発で遠征取りやめて有馬大敗の一因を作っただけに「直前の見極め」でなく、「早期の決断」が重要になる。

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