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有馬記念 [ ☆レース回顧 ] || マラ男 20/12/27 18:06 　 ジャパンカップにおけるアーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクト「世紀の一戦」あとだけに盛り上がりに欠けるのかな…と個人的思ったがそうでなく楽しみな一戦。（※1）ファン投票1.2位は僅かでクロノジェネシスとラッキーライラックの牝馬の2頭と初のケースで、牡馬フィエールマンも加えたサンデーレーシング＆ノーザンファームオーナーブリーダーの3頭が人気の中心。ここにカレンブーケドールも加え、人気順にクロノジェネシス（2.5）、フィエールマン（3.5）、カレンブーケドール（7.9）、ラッキーライラック（8.1）、ワールドプレミア（13.5）と続く。今年は既に引退したアーモンドアイや短距離界の女王グランアレグリアも含めて「牝馬の年」でもあった。 力いる馬場で、時計が掛かっている。そのため馬場適正でラッキーが人気を下げた（今年の宝塚記念同様に）。枠の差については調子のいい馬実力馬が中へ、ない馬が内と外に。 タイム：2:35.0 秒 ラップ：6.8 - 11.8 - 12.2 - 12.5 - 12.5 - 12.8 - 12.9 - 12.8 - 11.8 - 12.3 - 12.1 - 11.9 - 12.6 注文通り先手は1枠1番のバビット。2番手以下がブラストワンピース、オーソリティ、オセアグレイト、。外からフィエールマンが掛かって4.5番手まで上がる。そこからクレッシェンドラヴ、ワールドプレミア、カレンブーケドール、ペルシアンナイト、ラヴズオンリーユー、ラッキーライラック、クロノジェネシスと一団。その後方でサラキア、出遅れたキセキ(スタート直後ラッキーに寄られた)、モズベッロ、ユーキャンスマイルと離れている。1000m通過は62.2秒とスタンド前はスローペース。向正面でもペースは落ち着いて淡々とレースを進む。残り1000m切るとバビットがペースを上げていくが、他馬もこれに追従する。追従する馬でクロノジェネシスが勢いよく3.4番手まで進出し、キセキも真後ろにつける。直線入るとバビット、フィエールマン、カレンブーケドール、クロノジェネシスが横並び。残り200mでフィエールとクロノとの内外離れて叩き合いとなり、ゴール盤でクロノが半馬身差出ると、大外からサラキアが強烈な末脚で迫ってくるがこれをも抑え込み勝利。 なお、直線前で一昨年の有馬記念馬ブラストワンピースが競争中止した。 牝馬のワンツーは有馬記念史上初、クロノジェネシスは宝塚記念とともに春秋グランプリ制覇。人気薄11番人気のサラキアも突っ込んできて中波乱。 ノーザンファームは3年間に渡り古馬中長距離GI完全制覇達成。秋GIはコントレイルとデアリングタクト以外はノーザンの生産馬での勝利ある。 クロノジェネシス主戦は北村友一騎手はデビューから全レース騎乗。外国人騎手至上主義者かつ乗り替わり激しいサンデーレーシング・ノーザンファームの馬（傘下のキャロットファーム・シルクレーシングも）であるが、今年はコロナウイルス関連で用心棒外国人騎手来日は秋競馬には出てこれず。また、一時は香港国際カップへの参加も決めていたが、有馬へ切り替え。参加していれば北村友一騎手乗れなかったが、結果的に春秋グランプリ制覇への意欲が好結果を齎した。私も好意的に捉えているし、デビューから乗り続けている馬と騎手には愛着がある。なお、2着のサラキアも北村友一騎手の主戦馬であり、引退レースの手綱はデアリングタクト主戦の松山弘平騎手である。同じ引退するラッキーライラックも4着と、此方もコントレイル主戦の福永祐一騎手であり、劣勢の立場でよく頑張ってくれた。 牝馬の年に相応しい決着となった。しかし、最優秀4歳牝馬はどうなるのか。普通なら年度代表馬含めアーモンドアイ、短距離はグランアレグリアだろうが、クロノとラッキーはどうなるのか。両方に敢闘賞でも挙げたいところだが。 そういう理由は双方とも（※1）ファン投票1位 214,742票クロノジェネシス、2位 212,674票ラッキーライラック、3位 212,622票コントレイル、4位 205,291票フィエールマンとこの4頭で1990年のオグリキャップの1位 197,682票を超えて歴代有馬記念最多投票となったからだ。その背景は無敗の牡牝三冠馬コントレイルとデアリングタクトの相乗効果とアーモンドアイとのジャパンカップ「世紀の一戦」、コロナウイルスの影響で電子投票の割合が増えた（人気馬券購入も）ことも要因の一つ。 また、JRAと競馬関係者が賢明なコロナウイルス封じ込めにより開催中止を一度たりともなかったことも好意的に捉えていた。これにより「競馬の神様」のご褒美なのかも…と。 有馬記念 [ ☆レース回顧 ] || マラ男 20/12/27 18:24 　 おまけと来年の展望 *有馬記念におけるブラッシンググルーム系のGI制覇は今年死去した1996年のサクラローレル以来。 バゴ自身は現在20歳。 *去年書いたことで「ルメールの立ち位置をレーンが奪う」言ったが、全く見当違いでレーンの手腕が「ノーザンファームの馬ありき」ということが証明されてしまった。レースセンスは日本の中堅どころとなんら変わりない。また、回顧でも触れていたが私的に「ディープインパクトの二冠馬がみたい」が「父子無敗の三冠馬」までなってしまったのは嬉しい誤算だった。 *来年の展望と希望 「トウショウボーイ、サクラユタカオー、サイレンススズカのような中距離に強いスピードランナー」がそろそろ出てもおかしくない。これらの馬はレコードタイムを出し続けた。アーモンドアイやコントレイルなのかもしれないが、ちょっとタイプが違う。 騎手についてだが…思いつかないので。更なる若手の飛躍、今の50歳以上のベテランを蹴落とすぐらいのハングリー精神をもって挑んでほしい。 ボソっと今年の有馬は単勝三連複的中と投票者限定JRA2021年カレンダー当たりました ^^) 競馬の神様に感謝！ よいお年を〜

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