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2021 皐月賞 || マラ男 21/4/18 19:06 　 人気はホープフルステークス馬ダノンザキッド（3.3）、共同通信杯馬エフフォーリア（3.7）、若葉ステークス馬アドマイヤハダル（8.8）、スプリングステークス馬ヴィクティファルス（10.1）と、その時の2着馬である12番人気のアサマノイタズラ（32.7）までが10倍支持。混戦模様。ファンの見方として「ダノン、エフ、ハダルの3強だが、そこに割って入る馬が複数いる」状況。 馬場は朝重馬場だったが、レース施行はやや重まで回復したものの土が飛ぶ。内馬場が荒れており、内枠共々不利と見られていたが。 タイム：2:00.6 ラップ：12.1 - 11.7 - 12.5 - 11.9 - 12.1 - 11.4 - 11.9 - 12.1 - 12.3 - 12.6 上がり3ハロン：37.0（勝ち馬：36.7） スタートから各馬積極的なレース、前々で運ぶ。先頭はワールドリバイバル、直後にタイトルホルダー、エフフォーリア、ダノンザキッドが内外3.4番手で並走するも外ダノンは折り合いを欠き、さらにアサマノイタズラとレッドベルオーブにも絡まれ苦しいレースを強いられる。その後方5番手でアドマイヤハダル。ラーゴム、グラティアス、ヴィクティファルス、ステラヴェローチェ、シュヴァリエローズ、ヨーホーレイク、ルーパステソーロ、 ディープモンスター、イルーシヴパンサー最後方。1000m通過タイムは60.4秒。イーブンペース。3.4コーナーでも激しい先行争いを演じる4.5番手集団だが、ダノンが直線入り口で激しく手綱を動かし手ごたえ悪し。直線入ると悪い内馬場突き抜けてタイトルホルダーとエフフォーリアが抜け出すも、残り200mでエフフォーリアが一瞬で突き抜けて悠々と3馬身差でゴールイン。2着タイトルホルダー、3着内ついたステラヴェローチェ、4着アドマイヤハダル。 共同通信杯と皐月賞におけるエフフォーリアのレースは持ち前のスピードと一瞬の差し脚で突き抜ける形。デビューから一貫して騎乗した横山武史のレース運びとレースそのものを教え込んだ厩舎側の努力の成果。我々ファンの間では「乗り替わり？」とさえ叫ばれていたが、管理する鹿戸調教師は「もちろん、武史でいきます」と力強いコメント。互いの信頼感なくしてこのコメントは生まれない。鹿戸調教師はもう一頭ランドオブリバティという馬がいたのだが、ホープフルステークス以後気性難で騎手交代やら悶着あった。 この結果でダービーの一番手は間違いなく、一連の相手関係からも皐月賞組以外のエフフォーリアと相まみえない馬が競合関係となりそうだ。 ダノンザキッドはパドック、レース振りとも精彩を欠いた15着。ホープフルステークスでは体重24キロ増で、そこから体重減少と。体調面で厩舎側からも疑問されたことがここにきて噴出。1番人気の大敗は2009年のロジユニヴァース（14着）以来。 騎手について ヨーホーレイクは武豊騎手負傷で、若手岩田望来騎手となったが、重賞レースにおけるレース運びに疑問あって、馬は人気あっても騎手は人気なし。直線の斜行についてはレースそのものへの事象は小さいと見ている。 アドマイヤハダルは当初岩田康誠騎手だったが、ルメール騎手騎乗予定であるオーソクレース戦線離脱で急遽陣営側からのブッキング。2007年に同じアドマイヤ近藤一家の武豊から岩田康へのブッキングを思い起こす出来事。また、今回悪い内馬場を避けたことで距離ロスと3着馬に進路を譲るというリーディングトップ騎手ルメール騎手らしからぬ安全騎乗が裏目に。直線外へ回したルメールの騎乗に対し、岩田康なら迷わず内付いた意見あって議論の的。 エフフォーリアの横山武史騎手は父・横山典弘セイウンスカイにおける親子制覇。また、関東馬騎手双方ワンツーは1997年のサニーブライアン（大西直弘）とシルクライトニング（安田富雄）以来となる。横山武史・田辺裕信・吉田隼人との関東所属ワンツースリーまで遡ると1989年のドクタースパート以来（的場均、郷原洋行、岡部幸雄）。ただ、吉田隼人は関東美浦に席を置くものの、事実上の関西栗東所属であることはファンも周知の通り。

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